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C’est sympa ! 小粋なレストラン  #3

◆ひとり旅は感性のままに

パリでの初めての記念すべき一人ごはん、どんな店にしようか?今回の旅は気ままにその日その日の気分で動きたく、下調べはあまりしていませんでした。感性が赴くままに、いい!と思ったところへ。

もう夕方の6時を過ぎていたので、極力ホテルの近くで。カフェのメニューをキョロキョロキョロキョロみたり、入り具合をチェックしたり、途中のアクセサリー屋さんに立ち止まってみたり。まずは周辺の散策です。

何往復かして値段もそこそこ、人の入り具合もそこそこ、メニューも魅力的なモンジュ通りのHUGO & COという店に入ることに。

◆お一人さまはカウンターが心地よい!

金曜日の夜とあって予約でいっぱいなのか、予約がないというとカウンターに通されました。

メニューはだいたい一皿10-20ユーロです。前菜とメインの2皿とワインを注文。

狙ったわけじゃなかったけれどもカウンターはお一人様には最適!厨房の動きも見られるし、初日のチョイスとしては最高!と我ながら。

ワイン赤ワインが注がれまずはテイスティング。C’est bon !!とムッシュに合図。やはりフランスのワインは何かが違う!

◆アーティチョークは止まらない!


前菜は大好きな、アーティチョークを。初めてアーティチョークを食べたのは大学生のころサンフランシスコで。一枚ずつ葉っぱをもぎ取り根元の部分を歯でこそげながら食べる、ということもその時に初めて知りました。豆のようなブロッコリーのような、その不思議な食感と味に手が止まらない。

このレストランのアーティチョークは芯の部分が切り分けられ、葉の部分は綺麗に盛り付けられてました。上にスパイスやハーブがかかっていて、ソースにつけて頂きます。

◆想像できないレシピ

そしてメインはサーモンのお料理!

ほとんどレアなサーモンに揚げ餃子のようなラビオリのようなものが乗っています。もう、何が入っていてどんな味付けなのか?ソースはなにかなんて、凡人にはわからない、真似なんかできない、説明もできないような味なのです。

自分で料理するのは好きなのでレストランに行って美味しいものに出会うと真似して見よう!と思うことが多いのですが、フランスではそれがない。

ひたすらに美味しいじゃないか!なんだこれ?なんなんだろう、そんな感じで無心に食べるだけ。

◆好きこそものの上手なれ

厨房にはアジア系の方が数名働いていました。アジアの人が活躍しているのはとても親近感が湧きます。そして活気にあふれ、みなとても仕事が好きなのだと伝わってくる。

そりゃーこんな美味しいものを生み出しているのだもの。

私はここ半年ずっと仕事に楽しさや喜びを見出せなくなって、道に迷い始めていただけに、生き生き働く彼らを目の当たりにして、やっぱり好きなことを仕事にしたい!と自分の道標を見つけた気がしたのでした。

さて、気分が乗ってしまいこんなレストランの作るデザートを味わうことなく帰るなんてできなくなり、、、。洋梨のデザートを注文。

これも説明ができないぐらい複雑で、、、シロップに浸したスポンジの上にマスカルポーネと何かのジュレ?そして洋梨が。

最後にお会計をしていたら、クールなムッシュが厨房のあの彼女は日本人なんだよ。と教えてくれました。カウンター越しに笑顔で挨拶を。日本人頑張ってるんだ!嬉しいな。私も心から好きな仕事を見つけたい、絶対見つけよう!

気づけばお店は満席!こんなときでもさりげなくムッシュは絶妙なタイミングで、どお?楽しんでる?と声をかけてくれる。スマートでクールな、そして小粋なレストランに初日から出会えたこと、この先の旅が素晴らしいものになる予感がしました。

初めての夜、満たされた気持ちで、、、おやすみなさい💤😴

『好き』を仕事にするために、始動し始めました。まだまだ卵にもなりかけてない構想ですが、徐々にnoteでも公開して行きます!