サッカーが上達したければ、まず身体の使い方を学ぶべき

私が11年指導して分かったこと、それは基本的な身体の使い方を練習するということです。
多くの指導者は、運ぶ、蹴る、止める、観るという基本的な要素を取り入れた練習を行っています。それら練習の基礎となるのは、身体の使い方(身体能力)です。
私は、基礎練習を疎かにして子供たちがあまり上達しなかった、という経験をしました。そのことに気づき、基礎練習をしっかりと取り組んだ結果、練習の効率が良くなるとともに、練習したことが試合で生かされる場面が多くなったのです。
私が指導してきて感じた基礎練習についてまとめました。

1.姿勢とバランスの改善
正しい姿勢とバランスを維持することは、身体能力を高めるための基本です。まず、背筋を伸ばし、肩を引き、頭を真っすぐに保ちましょう。また、両足を広げて膝を軽く曲げ、重心を安定させることも重要です。バランスボードやヨガのポーズを取り入れて、バランスと姿勢を改善しましょう。

2.筋力トレーニング
筋力は身体能力向上の基盤となる重要な要素です。全身の筋肉を均等に鍛えることが重要ですが、特に脚や核(コア)の筋肉を重点的にトレーニングすることをおすすめします。スクワット、デッドリフト、プランク、腹筋運動など、幅広い筋肉グループをトレーニングするエクササイズを取り入れましょう。なお、身体が出来ていない年代は過度な練習にはご注意ください。

3.柔軟性と可動域の向上
柔軟性と可動域を高めることで、身体のパフォーマンスが向上します。ストレッチやヨガのポーズを取り入れ、筋肉と関節の柔軟性を向上させましょう。特に、お尻、背中、肩、下半身の柔軟性を重視しましょう。柔軟性トレーニングを行うことで、怪我の予防やパフォーマンスの向上が期待できます。

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