絵本たんじょう物語
みなさま、この度は『ラニーちゃんとたんじょうびやさん』発売カウントダウンにお付き合いいただきありがとうございます!そして、たくさんの方に絵本を読んでいただき、感想を投稿いただいたり送ってくださり、感謝の気持ちでいっぱいです泣。
発売日当日は、あちこちの本屋さんにコッソリ確認の旅に出ておりました笑。まったく置いていない本屋さんに愕然としたり、平積みにして置いてくださっている本屋さんに心臓バクバクしたり、という感じでした。
率直に言えば発売日くらいはドーンと本屋さんに置かれているものだろう、と思っていた自分が恥ずかしいですが笑、本屋さんの事情、絵本業界の事情を聞き考えれば、新人作家の絵本を本屋さんに置いていただいているだけで大変ありがたく、平積みなんかまさに奇跡だと、本屋さんをめぐりながら思いました。
そんな奇跡的に生まれた絵本、生まれるきっかけから奇跡の連続でした。
「絵本を作るって何からどうするの?」そんな状態からのスタート。まずは絵本業界の人に話を聞いてもらいたい!それに応えてくださったのが絵本ナビ ( https://www.ehonnavi.net ) CEO金柿秀幸さんです。たくさんの出版社の絵本を紹介する絵本ナビなので、中立にこれまで出版社の紹介を断ってきたそうですが、なんと、初めて出版社を紹介していただいたのです!本当に奇跡!
こうして金柿さんが紹介してくださったのが講談社さん( http://ehon.kodansha.co.jp )でした。ここで二度目の奇跡、担当についてくれた編集者が、講談社数十年ぶりに新卒から絵本に携わることになったニッキーです。古き良きな絵本業界にいながらにして新しい感性とバイタリティ、私が1000回読み込んで提出した原稿を、常に100万回読み込んだかのごとくフィードバックをくれ、泣きそうなこともありましたが笑、本当に信頼して議論を交わすことができました。私の無骨な想いをいかに絵本業界に受け入れてもらえるか、最後の最後の最後まで真剣に考えて取り組んでくれました。
そして、こうしたタロアウトの絵本道の道筋を作りゴールまで伴走してくれたのがマネージャーの渡部さんです。スケジュールを切らないと後回しにしたり、常にシングルタスクでないと作業が進まない私の性格を理解し、絵本を作るという夢を、無事に完成まで運んでくれました。
こんなに奇跡の連続、有り難いことの連続で、ありがとうと何百万回言っても足りませんが、この場を借りて、本当に皆様ありがとうございます!
そんな機会は何度もくるものではないとは思いつつも、願わくは、この奇跡をただの記念花火で終わらせること無く、タロアウトの絵本道、これがゴールでなくスタートでありますよう!
ありがとうございます
『ラニーちゃんとたんじょうびやさん』(講談社 / 1,400円(税別))