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「利休さんよりヤバい茶人になりたい」

「利休さんよりヤバイ茶人になりたい」

茶道、茶の湯を20年くらいやってます。
ほんまに、まだ何も見えません。
けど、
茶の湯、めっちゃおもしろい。
ほんまに。

珠光も紹鴎も織部も細川も
鈍翁も耳庵も一三も根津も
そして、利休も、
みんな大好き。

利休さんよりヤバイ茶人になりたい。
茶を嗜むなら、骨の髄まで。
「挑戦を口にすることすら、おこがましい」
そんなことは、わかってる。

けど、ほんとに
お茶に取り憑かれた人ならわかるはず。
何処かで、利休の見たものを、愛したものを、
その本質を、その世界を、
その露地を、
その心を
みたいはず。

ならば、ちゃんと挑戦したい。
「無理に決まってる。無理な挑戦なんてダサい」
そんなことも、もう聞き飽きた。

「挑戦しない方が、1000倍だせえ」

僕が利休だったら、
自分の目指したものに
形が与えられ、それを学ぶものが
本当に、たくさん現れて
あることないこと
たくさんあるかもしれないけど、
それでも、茶を志す人が増えたこと
流派がたくさん増えたこと

それ自体は、本当に嬉しいと思ってると思う
けど、心のどこかに寂しさがあると思う
身分も立場も、生まれも育ちも
全部殴り捨てて、向かってこいよ
そういう泥臭い、汗臭い挑戦する奴のことも

鼻で笑いながら、足掻く姿を見て、
楽しんでくれるとくれると思う。

だから挑戦したい。

お茶を教えてくれた母親には、本当に感謝しています。
お茶の楽しみ方を教えてくれた社中の皆様、ほんまにありがとうございます。
お茶会に来てくれて、「いつも楽しみしてるよ」って声をかけてくれるお茶の先輩たち、大好きです。
そして、20年やってきたお茶に、
鮮やかな色彩を与えてくれた、
老師様を初め男性茶人の先輩たち、
めちゃくそにかっこいいです。

最後に、僕のお茶に「たて糸」を与えてくれた宗匠、
おめっさらイケてて、超絶にカッコイイです。

それ踏まえて、
やっぱり、お茶やるなら、ちゃんと挑戦したい。
「利休よりヤバイ茶人になりたい」
お茶っていう世界に入った時点で、なんかもう利休ワールド一色だから、
勝てる気なんかまじでしないんだけど、
冷や汗でるし、手も震えるし、
足もガタガタだけど、でも、腕だけはおろさない。

この目標掲げた時点で、勝てないよって言われるかもしれないけど、
僕は、命をかけて挑戦します。



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