#58 記憶と理解の関係ー認知科学より
コミュニケーションについて書かれた本、『「何回説明しても伝わらない」はなぜ起こるのか』を読みました。そこで、「学んだことを少しシェアさせていただきます。
頭のいい人ってどんな人?
皆さんは、「頭のいい人」と聞いて、どんな人を思い浮かべますか?
本著では、「頭のいい人」=「記憶力のいい人」として考えられているのではないかと書かれています。
日本には、暗記偏重があり、ペーパーテストなどは記憶力を問う問題が多かったと思われます。近年は、少しずつ思考力や想像力を問う問題が増えていると思いますが。
理解と記憶の関係
記憶を重視してきた日本は悪いのか。著書の今井むつみ氏は、記憶と理解の関係について、
人間は、全く理解できていないことを記憶することが困難です。そもそも、日本語を理解していない人が日本語を覚えることが難しいように。
その言葉の意味を理解しながら覚えることが、記憶の定着につながると感じました。子どもたちに覚えさせるときも、「なぜそうなるのか」「どんな意味があるのか」などを考えさせ、理解させて行きたいと思います。
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