NRIのエンジニア採用面接で評価されるマインドとコツ
今回の記事は、私自身が中途採用でNRIの面接に通過した時のお話を新卒版に置き換えてしようと思います。一応言っておくとこれは他の企業でも使える話ではあるので、私の主観も結構入っているという気持ちで読んでみるとよいと思います。
前提を話すと、私は新卒で某銀行グループのシステム開発を行っている会社に入社しそこから1年ちょっと(内5か月は研修)しか業務経験を積んでいません。
そんな経歴でもなんとかNRIの中途採用の内定を勝ち取ることができました。(人が足りていないというラッキーな側面もあったかもしれません)
中途採用では基本的に内定を取るとオファー面談というのがあり、そこではそれまでの面接を通じて評価されたポイントを教えてもらえます。
今回はその時の話を基に、これは新卒でも同様なことが言えそうだなという観点でお話をしたいと思います。
それでは参りましょう。
FBを踏まえた面接で評価されるポイント
FBでもらった事実および私なりに色々な情報を加味して考えたポイントは全部で5つあります。
1.エピソードトークの中に主体性があるか
1つ目のポイントは「エピソードトークの中に主体性があるか」です。
これは面接中のことというよりも面接を受けるにあたってのトーク内容作りで取り入れておくとよいポイントになります。
私の話をさせてもらうと、私は現場に配属されてからメインの大きな案件1個にアサインされたわけですが、どうにも案件が大きいが故に工程の進みが遅くて物足りなさを感じていました。
そこで所属部でちょうど人を募集していた短期間の開発案件に自分から参加させてくれと頼んで参加させてもらっていました。また、その案件はUiPathというRPAをつくるツールを用いた開発案件で、私はそのUiPathの使い方を知らない状態でした。キックオフを兼ねた勉強会はあったものの私はそれよりも先に本を購入して自分で勉強してから案件に臨むように工夫をしていました。
結果としては、あらかじめ設定されていた納期までに成果物を問題ない状態で納品することができたというエピソードになります。
上記のような具合でエピソードを作り、面接で話したら、自分で考えて自分から行動したことを評価されました。
これは新卒でも同じように置き換えることができると思います。
私の場合は仕事の中での話でしたが、新卒であればこれまで頑張ってきたこと(学チカや自己PRなど)の話に置き換わると思います。そしてその中に主体性を発揮した行動を盛り込むと評価されやすい(NRIの求める人物像にマッチしやすくなる)のではないかと感じました。
よって、ポイントの1つ目は「エピソードトークの中に主体性があるか」だと思いました。
2.結論ファーストで構造化して話す
2つ目のポイントは「結論ファーストで構造化して話す」です。
皆さんはNRIと聞くとおそらく「論理的で頭のいい人が多い」というようなイメージを持たれると思います。確かにそのイメージ通りのところもあって、面接でも「なぜ」の部分は結構聞かれた記憶があります。
これの対策をするために「構造化して分かりやすく伝える」というのを意識するとよいと思います。
皆さんもここまで読んでもらって気づいた人もいるかもしれませんが、この記事自体も構造化して分かりやすくなるような書き方を心掛けています。
具体的な話し方としていくつか例を挙げたいと思います。
このように相手に対して自分の話を分かりやすく構造化して伝えるテクニックはいくつかあります。
さらにもう一歩踏み込んだアドバイスをしておくと、すべてを構造化して話す必要はないということです。
よく面接は会話のようにすると良いと言われるように、何でもかんでも構造化してそれっぽく話す奴はかえってウザいですからね。
しっかり構造化してロジカルに行くべき部分と短く回答して会話を楽しむべきポイントは見極めましょう。
あくまでも面接の中でロジカルさをアピールする一つの手段として「結論ファーストで構造化して話す」ということを意識するとよいでしょう。
以上、2つ目のポイントは「結論ファーストで構造化して話す」でした。
3.熱量
3つ目のポイントは「熱量」です。
ここまでの2つに比べて抽象的な説明になってしまうかもしれませんがご了承ください。
これはNRIに限らずどこもそうなのかもしれませんが、面接において「その企業にどうしても行きたいんだ」という熱量を相手に伝えるのはとても大事です。
その熱量というのは主に3つあると考えています。
①面接までの行動量
OB訪問やインターンシップなどに参加して情報をたくさん集めること
②面接中の表情
暗そうな表情はNGで明るくはきはきと、そして時には真剣な表情で
③面接中の話し方
怒っているような話し方はNGですが、言葉に力を込めて説得力のあるような熱っぽい話し方で
④常にカメラを見て自分の言葉で話す
オンライン面接でもカンペは用意しない。暗記している感を出さずに、カメラを凝視して素直に自分の気持ちを言葉としてぶつける
特に②と③は評価にそのまま直結する部分なのでとても重要なポイントだと思っています。
やはり自分のその企業に対する思いというのは最後は面接でしか伝えることができませんし、新卒は特にその企業への志望度も重要視されているので、このあたりはしっかり練習して身に着けてほしいところになります。
私が新卒の時に最終面接でたくさん落ちたのはこのあたりがイマイチで、どうしても思いを伝えきれていなかったなと感じた部分にもなります。
逆に今回の記事の題材になっているNRIの中途面接では、新卒時代の反省を踏まえ、「本当にNRIに行きたいんだ」という気持ちを前面に伝えられた結果オファーをもらえたと思っています。
皆さんも面接では熱っぽく話すことも意識してみてください。
以上、3つ目のポイントは「熱量」でした。
4.根性・スタミナがありそうな人感を出す
4つ目のポイントは「根性・スタミナがありそうな人感を出す」です。
決してふざけているわけではなく、これも評価される大事なポイントだと思っています。
今回の主役であるNRIはおそらく業界の中でもかなりハードワークの部類に入ると思います。その企業を目指すにあたって「まったり」を志望している人が目指すとおそらくミスマッチが生まれてしまうと思います。
そういう面を加味してNRIを目指す際は、「根性・スタミナ」があることを示せると相手にも喜ばれると感じました。
ザ・昭和の根性論的な話は好きではありませんが、どこの企業に行くにしても根性・スタミナがある人は重宝されますし、人よりもたくさん労働して学べるものも増えるかもしれないので自信がある人は押し出してみましょう。(決してブラック企業を肯定しているわけではありません)
もちろんNRIは体育会や研究室出身者ばかりというわけではありませんので、自分の属性に自信がなかったとしても心配する必要はありません。
逆に私のような研究室で徹夜で実験経験がある院生や小さいころからバリバリ体育会系でやってきた人はその属性を活かしてみましょう。
以上、4つ目のポイントは「根性・スタミナがありそうな人感を出す」でした。
5.若さ
最後5つ目のポイントは「若さ」です。
初めて就活していると感じないかもしれませんが、日本の就活や転職で一番評価されるのは「若さ」もっと言うと「新卒である」ことだと思っています。
私自身も一応まだ新卒2年目ということで若い部類には入りますが、ひとたび社会人になってしまうと特に難易度の高い企業などは応募要件にすら満たせていないなんてこともザラにありました。
その点、新卒であるというだけで基本的にはすべての企業を受けることが可能ですし、応募要件も全年代で一番緩いです。(もはや4大卒でOKくらい)
NRIはIT・コンサル系なのでまだ中途にもチャンスはありますが、商社やデべといった難関日系企業はおそらく新卒の時に入れなかったらそれ以降チャンスはほぼないと考えていいと思っています。
つまり「若さ」、「新卒である」というのは企業に最も評価されるポイントであり、最強の武器なので無駄にしないでください。
新卒時代は「迷ったらとりあえず気になる企業は全部受けろ」が大事です。
以上、5つ目のポイントは「若さ」でした。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回はNRIを題材にして面接で評価されるマインドやコツについて解説してきました。
真面目なものから少し砕けたものものまで5つほど列挙してきましたが、どれも再現可能でそこまで難しいものではないので、面接の時は是非意識してみましょう。
皆さんが後悔なく就活が終えられるよう応援しております。
より具体的な面接の回答法や選考の突破法はこちら(500円するけど結構使えるので是非、、、)
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