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ハリー・ポッターと秘密の部屋

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「したーに、下に、まっこと邪悪な魔法使い、スリザリンの継承者様のお通りだ…」
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#ハリー・ポッターと秘密の部屋

第18章 ドビーのごほうび 1

ハリー、ロン、ジニー、ロックハートが、泥まみれのネトネトで(ハリーはその上血まみれで)戸…

たろ
10か月前

第17章 スリザリンの継承者 1

ハリーは細長く奥へと延びる、薄明りの部屋の端に立っていた。またしてもヘビが絡み合う彫刻を…

たろ
10か月前

第16章 秘密の部屋 1

「僕たち、あのトイレに何度も入ってたんだぜ。その間、マートルはたった小部屋三つしか離れて…

たろ
10か月前

第15章 アラゴグ 1

夏は知らぬ間に城の周りに広がっていた。空も湖も、抜けるような明るいブルーに変わり、キャベ…

たろ
10か月前

第13章 重大秘密の日記 1

ハーマイオニーは数週間医務室に泊った。クリスマス休暇を終えて戻ってきた生徒たちは、当然、…

たろ
10か月前
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第12章 ポリジュース薬 1

二人は石の螺旋階段の一番上で降り、マクゴナガル先生が扉を叩いた。音もなく扉が開き、二人は…

たろ
10か月前
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第1章 決闘クラブ 1

日曜の朝、ハリーが目を覚ますと、医務室の中は冬の陽射しで輝いていた。腕の骨は再生していたが、まだこわばったままだった。ハリーは急いで起き上がり、コリンのベッドの方を見た。昨日ハリーが着替えをしたときと同じように、コリンのベッドも周りを丈長のカーテンで囲ってあり、外からは見えないようになっていた。ハリーが起き出したのに気づいたマダム・ポンフリーが、朝食をお盆に載せて慌しくやってきて、ハリーの腕や指の曲げ伸ばしを始めた。 「すべて順調」 オートミールを左手でぎこちなく口に運んでい

第10章 狂ったブラッジャー 1

ピクシー小妖精の悲惨な事件以来、ロックハート先生は教室に生物を持ってこなくなった。そのか…

たろ
10か月前
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第9章 壁に掛かれた文字 1

「なんだ、なんだ?何事だ?」 マルフォイの大声に引き寄せられたに違いない。アーガス・フィ…

たろ
10か月前
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第8章 絶命日パーティ 1

十月がやってきた__校庭や城の中に湿った冷たい空気を撒き散らしながら。 校医のマダム・ポ…

たろ
11か月前

第6章 ギルデロイ・ロックハート 1

翌日、ハリーは一度もニコリともできなかった。大広間での朝食から始まって、状況は悪くなる一…

たろ
11か月前
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第5章 暴れ柳 1

夏休みはあまりにもあっけなく終わった。ハリーはたしかにホグワーツに戻る日を楽しみにしては…

たろ
11か月前
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第2章 ドビーの警告 1

ハリーは危うく叫び声をあげるところだったが、やっとのことでこらえた。ベッドの上にはコウモ…

たろ
11か月前

ハリー・ポッターと秘密の部屋

第1章 最悪の誕生日 1プリベット通り4番地。朝食の席で今朝もまたいざこざが始まった。バーノン・ダーズリー氏は、甥のハリーの部屋から聞こえるホーホーという大きな鳴き声で、早々と起こされてしまったのだ。 「今週に入って三回目だぞ!」テーブル越しにおじさんの怒鳴り声が飛んできた。「あのふくろうめを黙らせられないなら、始末してしまえ!」 「うんざりしてるんだよ。いつも外を飛び回っていたんだもの」ハリーはまた同じ言い訳を繰り返した。「夜にちょっとでも外に放してあげられたらいいん