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【タイトル、特に無し】

久しぶりにnoteを書こうと思う。
明日から、社会人になってもう5ヶ月目に突入しようとしているが、ここに書くようなことは何もない。
面白い事もなければ、配属されたところには新入社員は僕一人だけで、特に仲の良い上司ができた訳でもない。

毎日が苦痛の日々で、重い重い足取りで7時過ぎに家を出て、19時過ぎに帰ってくるという退屈な日々を繰り返しているのだが、仕事が終わり職場を出た瞬間にAirPodsをしてカネコアヤノさんの歌声を聴いたり、家に帰ってNetflixのドラマを毎日ちょびちょび観たり、土日に映画館に行ったりお気に入りの純喫茶に行ったりする事もできているので、今すぐにでも辞めて楽になりたいと言う訳でもない。ほんとにキツくて辛い人は、自分の好きなことをしてる時でも楽しくないだらうから。僕はつまらない仕事以外の少なく限られた時間を楽しむことができているから、それだけでも幸せなのかもしれない。遠く離れたところで待ってくれている人もいる訳だし。

だけど、上司との飲み会はやはり予想通りきつかった。ハイボールを飲みながら延々と経済の話をしてくる人、典型的な「俺みたいになるなよ」的な人、しょうもない女遊びの話ばかりする人、これらの話を聞くのは本当に苦痛だ。しかもいちいちそれらを褒めたり煽てたりしないと、「お前、今日全然喋らないな」とか言われちゃう。
好きなものを聞かれて海外サッカーと答えると外国為替の話にもってかれるし、映画は詳しいですというと「ふーん、普通だな」みたいな事も言われた。多分こいつらは普通の映画しか見てないんだ。まぁ普通の映画なんて無くてどんな映画にも絶対面白いところはあるもんで、仕事に取り憑かれた彼らの感性こそが映画の素晴らしい魅力を普通たらしめている所以であり、彼らこそが「普通の人間」に成り下がってしまっているのではないかと思う。



でも僕も何年後、何十年後には「今どき映画館なんて行くんだ」とか「小説なんて読まずに自己啓発の本読みなよ」とか言ってる大人になってる可能性も無い訳ではないので、そういう人達とも程よく付き合って、どれだけ忙しくても自分の好きなことは貫き、つつましくも恋しい日々を生きていきたいと思う。

そうして明日も落書きだらけの夢を見るのさ、日なたの窓に憧れて。

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