サピエンス全史(上)(下) 感想
元々本読むのがめんどーでめんどーで仕方ないのですが、知識を得るため無理やり読むため周りのみんなに「趣味は読書!」と自分を追い詰めていたのですが
やはりめんどくさい
偉い人が言ってたました
「知識はインプットしたらアウトプットすると定着化する」
とのお話、定着できたら復習しなくてもいいので効率いいじゃんとのことで、効率大好きな僕はレビュー書くことにしました。
サピエンス全史 (上)(下)
この本はこんな人にオススメ
・無神論者
・ダーウィンの進化論を信じてる人
・歴史が好きな人
・自分の常識が多数派と信じて疑わず、「普通こうだよ?」って言う人
この本はこんな人にはオススメしない
・神から人間は生まれたと思っている人
・ジャイアン教
この本を読むとこんなことが学べる(個人的感想)
・歴史の本には無い人類の歴史
・資本主義、宗教、貨幣の持つ意味
・ダーウィンの進化論って正しい、神なんてやはりいない
この本は難しいので僕も読んでいる時眉間にシワが寄りながら読んでいました。しかし考えを改めさせられるタイミングがすごく多く新幹線で難しい顔して読んでいてボソッと「うおーまじかー」と呟いたら横に座ってるおっさんからびっくりされてました。(ここまで登場人物おっさん二人)
この本はまず現代の人、ホモ・サピエンスがなぜ体格、脳の大きさで勝っているホモ・ネアンデルタールなどを押しのけヒト属の頂点になれたのかを記しています
サピエンスは何で勝ったの?
顔を合わせたことのある人間関係で人が管理できる人数はおおよそ150人と言われています
しかしその中「共にネアンデルタールと戦うぞ!」など命かけて集団行動ができるのは多くて50人とかになると思います
通常だと
ネアンデルタール50人 VS サピエンス50人
となりますが、さっき記したようにネアンデルタールのが体が大きいしかも両方とも同じレベルの武器なので
ネアンデルタールWIN!!!
となりますが、実際は違いました
ネアンデルタール50人 VS サピエンス300人
サピエンスWIN!!!
となりました、いくらサピエンスのが体格が小さいとなってもここまで人数に差があると勝ちます
サピエンス多くね?って話にはなるのですがサピエンスは50人以上の人間で協力することができていました
それはみんな同じ神さまを信じていたからでした
例えば同じ宗教だと見ず知らずのひと同士が仲良くなります
例えば海外旅行に行った時現地で会う日本人にすごい親近感を覚えたりするのも同じで日本人というくくりを作るとみんな協力します
これは家族や親近者でしかまとまることのできないネアンデルタールには出来ないことでした、著書の中ではこのことを虚構による協力と言っています
わかりやすいため宗教を例にします
虚構とは作り上げられたもので実在はしないですがそれを信じたり語ることがサピエンスには出来ました、つまり
親近者が集まったネアンデルタールの会(50人) VS どっかの神さまを信じるサピエンス軍団(300人)
のような戦いになりました
サピエンス側は信者が増えればますます人数が増えていくので戦いを優位に展開できることが考えられます
目の前に存在しないものを考えて協力者を増やす、人間の想像力はすごいとはよくいいますけど、こんな昔から利用されていたとは驚きです
これは認知革命というかなりの序盤のお話になりますが、私はこの話で心掴まれました、今まで宗教などにはどちらかというとネガティブな感情を持っていたのですがこの本を読んでその妥当性がわかりました
そのほかに農業革命、科学革命、宗教革命、などがなぜ発展してなぜ人間が選択したのかすごく論理的に解説してくれています
機会があればあればまとめようかなと思っています
ちなみにサピエンスって賢いって意味らしいです、
つまり
ホモ=人
サピエンス=賢い
自分で自分のこと賢いとかちょっと痛いやつやな
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