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妊娠カレンダー/小川洋子 ググると読書の楽しみが少し減る

最近、ラランドのニシダっていう人のYouTubeをラジオ感覚で聞いています。
この、ニシダという方は他人と時間の進み方がまるで違うように感じさせるような喋り方をする人で、好きです。お笑い芸人さんらしいんですが、自分はテレビを見ないので子供たちに取られてしまったので、本当にお笑い芸人であるかどうか疑ってます笑  

どこかの対談か、一問一答形式のインタビューかなんかで、生まれ変わったら何になりたいか?という質問に「今回で終わりでいいです。」って答えていた所もすごくいいです。

このお話もすごく良かった。結論は出てないんですけど、なんだか、すごく納得できました。

年間100冊読破するという彼が、読書にハマるきっかけになったというのが、この、小川洋子さんの妊娠カレンダーという本だって言うんだから、読みましたよ、と。

小川洋子さん。名前は知ってる気がしたし、妊娠カレンダーって言葉もなんか知ってました。芥川賞取った時に話題になったんでしょう、多分。
妊娠カレンダー。読む前に、他にはどんな本書いてるんだろとか考えて、小川洋子さんの事を検索しました。これが良くなかった。

頭の中で物語を展開していくんですが、神様視点のところに小川洋子さんの笑顔がチラついてしまって集中できず。いや、集中できたんですけど、このセリフをどんな気持ちで書いたんだろう?とか、この辺のテンポが早いからお腹を空かした状態で書いたに違いないとか、物語を違う角度で味わってしまった感じで、ものすごい勿体ない感じがしてしまいました。
その楽しみ方は、2週目以降でやりたいんですよね。

純粋に、この本面白いよ!からの読書だったら、今とは違う感想を持てたに違いないと思うんです。

没入出来なかったのかというと、そういう訳ではないんですけど、物語は物語として、その世界観に入り込みたいので、予備知識を変に入れ込んでしまうと、本の味が変わっちゃう気がします。


とはいえ、⬆の動画で、結末とあらすじを知っていても楽しめました。1行目から、ドキドキして、例のジャムが出てきたら、おゲロ吐いちゃうんじゃないかと思いながら読んでいたので、検索云々ごちゃごちゃ書きましたけど、すごい良かったです。

小川洋子さんの笑顔が自分の記憶から消えた頃また読んでみようと思いました。



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