オリビアを聴きながら、3つの誤解
オリビアを聴きながら。
ご存じの方は多いかも知れない。
お気に入りの歌・・・
と言う印象的なフレーズで始まる名曲だ。
具体的には、オリビア・ニュートン・ジョンの曲を聴きながら想いを綴る女性の歌である。
実はこの名曲について、多くの方が誤解をしている。
私はそれに気づいたのだ。
しかも、誤解は一つではない。
三つもあるのだ。
今回はこの名曲を知る上で、皆様がもっと知っておいた方が良い正しい知識をまとめてみました。
よろしければお付き合い下さい。
1.作詞作曲は杏里ではない
いきなりびっくりした方も居るかも知れない。
「オリビアを聴きながら」の歌手と言えば、最初に挙がるのは杏里さん。
そしてこの曲は杏里さんのデビュー曲なのですが、実は杏里さんが作詞作曲をした訳ではないんですよね。
そうです。
作詞作曲をしたのは尾崎亜美さんです!
実は私、尾崎亜美さんのコンサートに何度か足を運んだぐらいのファン。
繊細なタッチから奏でられるピアノの音色。
時に暖かく、時に儚く切なく聴かせる声。
心をじわりと震わせてくれるシンガーソングライターであります。
実際に大阪心斎橋のライブハウスで、オリビアを聴きながらを弾き語りしているのを前から二列目で見て聴いて、鳥肌が立ったのを今でも覚えています。
杏里さんの代表曲の一つなんだけど、尾崎亜美さんの存在なくしてこの曲は語れないので、その事は是非覚えておいて欲しいと思い書きました。
2.MAKING A GOOD THING BETTERは曲ではない
サビの歌詞の部分で出てくる横文字。
MAKING A GOOD THING BETTER。
カラオケでもそれっぽく歌う方も多いフレーズです。
このフレーズは突然出てきて唐突に感じる方も多いが、この曲は最初に書いたようにオリビア・ニュートン・ジョンの曲を聴きながら書いたもの。
じゃあ、オリビア・ニュートン・ジョンのこの曲を探してみようと思ったら、それが罠なのです。
このフレーズは、実はアルバムのタイトル。
直訳すると、「良い事をもっとより良く」
このアルバムにはたくさんの明るい曲が入っていて、愛をもっと前向きにしようとする歌詞もあるのです。
ところが、そういった愛に前向きなフレーズだらけのアルバムに対して
「いいえ済んだこと」、「愛は消えたのよ」
と言う強烈なフレーズで明るさを打ち消しているのです。
印象的なフレーズから、逆説的にインパクトのあるフレーズで歌詞を引き立たせると言うのが、歌の世界を広げているのだと感じる部分です。
3.ジャスミンティーは、眠りを誘わない
♪ジャスミンティーは、眠り誘う薬
これも印象的なフレーズです。
ジャスミンティーを日本でメジャーにしたのはきっとこの曲。
それぐらい、お茶会社に貢献している曲。
そんなジャスミンティーを、眠り誘う薬と言って広めた尾崎亜美さん。
「ジャスミンティーを飲めば眠くなるのね」
と、この歌詞で感じた世代の方も多いだろう。
そんなジャスミンティー。
実はカフェインがたくさん入っているのをご存知だろうか?
天下のお茶メーカー、伊藤園様が解説しているので読めばいい。
私はすっかり、ジャスミンティーを飲めば寝やすくなるのだと高校生ぐらいの時は思っていた。
ところがどっこい、眠りが浅くなってしまうのだ。
そんな訳で、寝る前にカフェインの入った飲み物はやめておきましょう。
少し歌の話からずれてしまったが、この3つの話は話のネタにもなるので、書いてみました。
最後に
オリビアを聴きながらは日本のスタンダードナンバーの一つで、多くの歌手からも愛されてカバーされています。
何となく聴いていた方も多いと思いますが、こう言った形で掘り下げてアプローチをしてみると、曲への造詣も深くなるのかなと考えて今回まとめてみました。
音楽をたくさん聴いてリラックスする事はとても良いことなので、好きな曲は少し掘り下げてみるのも良いことかなって私は考えています。
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