見出し画像

住宅ローンの変動金利、今後どうなる?

こんにちは。占い師FPのtarosuです。
今回はFPとしてお話を書きます。

最近、私の周りでも住宅ローンの繰り上げ返済をしようとする人が増えています。理由は、金利が上がりそうだから。

実際に金利が上がると、変動金利にしている方は月々の返済額が増える形となります。

そもそもの根拠として、日銀がマイナス金利政策をやめたのがきっかけ。
住宅ローンの金利は、「短期プライムレート」と言うのに連動しています。

短期プライムレートと言うのは、銀行が企業に対して融資を行う際の優遇金利のこと。この「短期プライムレート」の金利が上がるので、住宅ローンの金利も上がっていくと言う事になっているのです。

実際に、10年固定金利は上昇傾向にあります。
具体的には、2年前に比べて、1%近く上昇しているのです。

ですので、住宅ローンは今見直すべきなのです。

今回は、住宅ローンの繰り上げ返済のタイミングについていくつか書いてみます。


1.変動金利の人は、繰り上げ返済のラストチャンス?

現状が「ほぼゼロ」の金利なので、今後は金利が上がるトレンドです。
今が一番下なので、下がることはまずありません。
ですので、今のうちに繰り上げ返済をするのが得策です。
本当にラストチャンスかと言うぐらいに。

もちろん、収入が今後どんどん増えるなら気にすることもありませんが、そのような方は少ないかと思います。
つみたてNISAの増額を検討される方も多いと思いますが、今一度住宅ローンの返済も今がチャンスだと見直して「今」検討しましょう。

ちなみに私は6月に繰り上げ返済をします。
こんな事を言い切るFPさんも珍しいですが、私はそんなスタンスですので書きました。

2.変動金利から固定金利に切り替える?

変動金利の方が、固定金利に変えた方が良いのでは?
そう考える方もいらっしゃいます。

これは、ローンの残高と返済の残り期間から判断する形です。
例えば残りの支払期間が5年以内なら、これはもう変える必要はありません。
例えば、契約したばかりの方も、様子見で良いと思います。

契約したばかりでやはり不安と言うのであれば、長期の固定金利にするのも方法ですが、支払額は確実に上がりますし、手数料も掛かります。
手数料と相談しながら、どれぐらい効果があるかを確認してから実行するようにしましょう。

3.今が固定金利の人も、実は検討する必要がある?

「ここまで固定金利の話、何も出てないじゃないか!」の方。
本当に、この先もずっと固定金利でしょうか?
念のため、ご自身の契約を確認しておいてください。

例えば「10年固定」となっている方は、契約して10年後に金利の見直しが発生します。ですので、金利のニュースは固定の方でも常にチェックしておく必要があります。

例えば金利の見直し後が5年後の場合、5年後にあらためてその時の利率が適用されます。
もしも金利が上がると言うのであれば、5年後ではなく今見直す。
こう言うのも検討した方が良いと思います。

ちなみに、いわゆる長期固定の住宅ローンを組まれている方。
フラット35であったり、「次の見直しが20年後で、その時はもう完済間近」と言う方は、そのまま静観するでも大丈夫です。

4.これから購入予定の方は変動金利?固定金利?

これもよく聴かれるのですが、正解はありません。
物件の価格と自己資金、自分の年齢を踏まえて人それぞれの住宅ローンの最適解を出す形になります。

ですので、一概に「必ず固定金利を選ぼう」ではないのですよ。
住宅ローンを組む際には、いくつか判断の基準はありますので、FPさんに相談されるのがよろしいかと思います。

まとめ

このように、住宅ローンを変動金利で借りていても、固定金利で借りている場合でも、金利が上がりそうな局面であれば、繰り上げ返済のタイミングを早めたり、支払方法の見直しを検討するタイミングとなります。

この記事を書いている2024年の5月末、「金利が上がりそう」なのは事実ですので、それを踏まえた行動が大切だと私は考えています。

今一度住宅ローンについても見つめ直す機会になるかと思いますので、今回書いてみました。

最後まで読んで下さり、ありがとうございます! スキやフォロー、サポートをして下さると嬉しいです。 毎日更新の励みになります!