【攻略】キッザニア福岡 3才児ver.
noteのログインパスワードが分からなくて一瞬焦った。
そして開いていないときに限って投げ銭をいくらかいただいていた。
タイムラグがありすぎて恐縮だが、見ていただいた皆様に感謝を。
さて本題。
2022年7月にららぽーと福岡内に爆誕した全国3か所目となるキッザニア、キッザニア福岡に3才児を連れて行ってきた。
キッザニア経験者に3才を連れてキッザニアデビューすることを告げると周りのリアクションはただひとつ「「「3才にできるかな」」」。
3才にも入場料金1人5,800円(※ホリデーシーズン価格)をしっかり徴収して、それなのに楽しめないなんていうことあるのか!?なんて思いつつ。
(参考までに、アンパンマンこどもミュージアム福岡の «年間パスポート» 料金が1人6,000円)
でも行ってみて感じたのは「保護者がどのくらい心構え&予習していくか」で当日の満足度がかなり左右されるということ。価格もさることながら、アンパンマンミュージアムに行く感覚でふらりと遊びに行くと楽しめない。
ま、それもそのはず「アミューズメント施設」ではあるもののあくまで子ども目線で「お仕事」をする施設なので、アンパンマンミュージアムとは大本のコンセプトが違う。単純比較も良くはない。(自戒もこめて)
「キッザニア 攻略」で調べるととてもたくさんのオンライン記事や個人サイトがヒットするほど、キッザニアは「攻略」してなんぼだということは身をもって知ったが、それでもやはり3才児になにができそうかという記事は少なかった。加えて、キッザニア福岡に関してはオープンから半年しか経っていないこともあり情報も少ない。テレビで取り上げられても消防士が消火訓練しているところやパイロット訓練をしているところなど、«画になるところ»を見せるだけでディズニーランドのように当日の「攻略法」を解説している情報番組はないように感じた。
ということで、「キッザニア福岡」で、3歳の視線に特化したキッザニア福岡の攻略を私の備忘録もかねてまとめておこうと思う。
①キッザニア公式アプリは絶対絶対入れておく
これに関しては公式は「入場者全員ダウンロード必須!」くらい強めに言ってくれ……というお気持ち。アプリで何ができるかというと、場内モニターに表示されるpassを入れると、その時間からスグにできるお仕事がアプリ上で一目瞭然。
むしろこれが無いと仕事ブースひとつひとつ回って開始時間を確認してということになる……それでもいいやって思ったパパ・ママは心して聞いてくれ、お仕事ブースは60個以上ある。(暗黒微笑)
もちろん現地でアプリDLしたって問題はない。
だが入場するなりほぼ全員が小走りで目当てのブースに向かうため、場の雰囲気で超焦る。イメージとしてはオープン直後のディズニーランド。走ることはなくとも皆目的がすでに固まっていて目当てのブースに迷いなく直進していくため、入り口でもらったマップを広げて «さぁどこから行ってみる?» みたいなことになっていると嫌でも焦りを感じてしまうと思う。
というわけで、当日モニターの前であたふたとアプリを入れている保護者をたくさん見たため、絶対事前にダウンロード。できることならログインまでしておくのが吉。
②予約機能をうまく使う
先程のアプリのスクショを見ていただけたらおわかりだろうが仕事は5分おきに次々とスタートする。仕事も1コマ30分のものもあれば長いもので1コマ50分のものがあるため、これはつまり体験したい時間を逃すと次回は30〜50分後の参加となる。さらに、待機時間内にきちんとハマる仕事を探さないと、高額な入場料金を払っておきながらあまりにも長い自由時間を過ごすことになってしまう。(安心してほしい、ここでも公式アプリが超お役立ち!アプリで気になる仕事・今すぐにいける仕事を探せば良い。皆そうやって小走りでブース間を移動する)
キッザニアのスケジュール管理に慣れるまではなかなか容易ではないが、皆通る道だから気持ちを強く持ってほしい。
さて、ここで「予約」を有効活用できるかがキッザニアでのスケジューリングを大きく左右する。ディズニーでファストパスの使い方が上手な人はきっと得意分野だろう。
キッザニア福岡では現状(2023年1月)ピザーラが一番人気だと感じた。正直私がサイトを眺めていたときには「ピザーラが一番人気?」と思ってしまったが(失礼)、理由を聞けば納得。
作れる&食べられる&持ってかえれる仕事が多くはないこと、そして幼稚園児から中学生まで全員が楽しむことができるお仕事となるため納得の高倍率となるわけだ。
あえて予約機能の項目でピザーラ人気を解説したわけは、場内で3才の目を引くのは圧倒的に消防士なのである。
サイレン鳴らしてお友達を乗せた消防車が走っていくのを見たら3歳はとにかくママあれ乗りたい~〜~~ってなる。私でも心躍った。
だがしかし先にピザーラの体験予約だけでもしておかないと、一日分の予約が一瞬で満席…..なぜなら開場と同時にピザーラの予約をとりに直行する大人&子供が多いためだ。先程のアプリを見ても、ピザーラは予約でいっぱいなので空き状況一覧にあがってくることはない。
※注※
安心してほしい、
消防士はたしかに人気ではあるが小学校高学年以上(ひょっとしたら中学年以上)のお友達は、気恥ずかしさが勝ってあまり乗りたがらないので、倍率は圧倒的にライバル全年齢対象のピザーラ。
ということで、慣れないうちはひとまずピザーラを予約してから、ピザーラの時間まで気になるお仕事で時間を過ごすと非常にスムーズ。
ちなみに、予約機能の落とし穴だが、消防士させてる間に保護者がピザーラに先回りして予約すればいい!と名案を思いついてしまいそうになるが、あくまで主役が「こども」ということもあって、子どもが居ないと予約をすることができない。つまり、子どものお仕事中に大人にできることといえば、アプリで次の仕事の目星をつける、下の子がいればおむつ替えなどを済ませることくらい。あとは体験中のわが子が可愛いのでガラス越しに親バカと化してみたり、同じように子ども待ちの保護者と「お仕事なにしましたか~」みたいな情報共有をしていると30分は意外とあっという間に終わる。
話をもどすが、消防士が終わって子どもとピザーラに走り、予約状況に肩を落とす保護者がけっこういた、初心者はくれぐれも注意してほしい。
ただ、ひとつ安心してほしいのは、もしピザーラの受付が終了して体験できなかったとしても、ピザーラに関しては場内に現金で購入できる普通のピザーラの店舗が入っている。
場内飲食スペースではピザーラの体験を終えたお友達ができたてホカホカのピザを食べている様子が散見されるが、体験できなければ買えば良いのだ(暴論)
このことが、体験できなかったときの心の保険として心強かった。
それから娘に「ぴざをつくろうね」と話してしまうと、もし予約がとれなかったときガッカリさせそうな気がしたので、私は「ぴざをたべようね」と声をかけていた。
…ここまで気持ちの保険をもっておきながら、幸いピザーラで体験できた我が家。娘からすると「ぴざたべるっていうのは、ぴざをつくるところからするの?」という顔をしていたことがなんとも可笑しい光景ではあった。3才かわいい。
ピザーラ後にこうしてピザを広げる光景があちこちで見られるので、視覚で影響を受けやすい3才は「ピザやる!」となることも多いかと。予約、おすすめ。(何度でもいう)
③子どもを怒らない、叱らない
これを書くと「高いお金払ってまで3才を連れて行かない!」となってしまう保護者も多いのではないかと思ってまとめることをためらったが、次回の自分への戒めとしても書いておこうと思う。
どの仕事でも共通するのは「保護者がイライラしがち」のような印象だった。イライラしてしまう要因はいくつか…。
○お目当ての仕事ができるかどうかが気になる
高いお金出しているからこその親心かもしれない。加えて自分でやりたいものを選べるようになる4~5才になってくると、「できなかった」と告げるのも親のストレスかもしれない。«この仕事が終わったら○○にダッシュ…»と計画を綿密に練っている保護者のピリつきはけっこうあった。あと、兄弟児のスケジュール管理を旦那さんにお任せしたところ「違うよ予約はこっちをとらないといけなかったの、どーすんのこれ!」みたいな夫婦喧嘩もあちこちで…。予約機能をうまくつかったり、もしだめならこうしよう(ピザーラ体験がだめならピザを普通に買おう)など気持ちの保険をたくさん持っておくほうが良い。
○せっかく予約が取れたのに…
「いやだ!もっかい警察官する~~~!」「いやだお着替えしない~~~!!!!」、ほかにも小学校低学年くらいまでは親の想像を超える理由で「いや!」があちこちで飛び交い、保護者も保護者で前述するとおり控えめにいってめちゃめちゃ頑張って予約をとったがゆえに「いいから行ってきなさい!」「どうして?やりたいっていったからマ予約をとったのに」「帰るの?しばらくは来ないよ!?」など、まぁまぁな親子喧嘩をあちこちで見た。これに関しては3才の場合だと自我がキッザニアのそれに追いつかないので、親のイエスマンで動いてくれたかもしれない。
あとは仕事が1回につき4人~8人単位のものが多いので、幼稚園児さんばかりの回もあれば中学生ばかりの回もある。どんなお友達と一緒になるかというキッザニアガチャ要素もあると思った。(警察官をしようとしたが幼稚園児の中に混じってやるのは嫌だああああとか言う小学生も居た)
○«ちゃんと»しなさい!と声をかけられないもどかしさ
我が家の場合は圧倒的にこれだった、私が。ほとんどの仕事が保護者はガラス越しに «見ているだけ» となる。写真やムービーはOKだが「呼び止めての撮影は禁止」「声をかけて干渉するのはNG」とスタッフから結構な頻度でアナウンスされる。あくまで «こどもの力で達成すること» がポリシーになっているからだろう。そのポリシー通り、子どもは思ったよりも真剣に大人の話を聞くし、大人も子どもを「サン」付けで呼び、目線の高さを合わせた上で終始敬語で対等に話す。子どもたちが受け取りなれている「~~しましょうね」のような幼児語は出て来ない。
…そんな環境で娘が集中している間は良いのだが、ひとたび集中力がきれると自由奔放になってしまうのも事実で。というより3才ならきっとそれが普通なわけで。皆が場所を移動しているときにひとり窓の外のナニかに夢中になってぼ~~~っとつったっていても親が声掛けをできないのは死ぬほどもどかしかった(もちろんスタッフさんは認識していて、自発的に気づいてついてくるのを待っている)。いつも私がたった1,2秒も待たずに「ほらみんなといっしょに行きなさい」と娘に声をかけていたんだなということも思い知った。ほかにも着けなれないマスクを外して机に直で置いてみたり、土足のまま椅子にあがろうとしてみたり。娘が可愛い一方で、ガラス越しに相当のため息もついていた気がする。幼稚園が保護者同伴じゃなくて良かった、知らぬが仏ってやつがあるな、なんて思いつつ。口出ししない、という難しさを私は知った。
番外編・おすすめの持ち物
キッザニア東京常連の友人から聞いたおすすめの持ち物がわりと本当に役に立ったので、ここまで読んでくださっている方向けに私からも引き継がせていただく。
○サブバッグ(エコバッグ)
作ったものを入れる袋が意外とない。
畳んでいくタイプのエコバッグ3つ持っていって、我が家は2つがいっぱいになった。選ぶ仕事によってはもっと必要かもしれないし、全くいらないかもしれない。もちろん、おみやげコーナーで買っても良いが、子ども5,000円近く払ってさらに1,000円オーバーでエコバッグお買い求めに(略)
○クリアファイル
紙系の成果物もまぁまぁ貰って帰ってくる。たとえば病院だと使用したカルテとか、クロネコヤマトだとリアルな伝票とか。仕事と仕事の合間は時間がないことが多いので、仕事を終えた子どもから受け取る、ファイルにいれる、次に向かう!じゃないとカバンの中でクッシャクシャになりそう。
○子ども用のお財布
これは本当に盲点だった。友人から言われるがままに半信半疑でポーチを持っていったけど、もし次回があるなら子ども用に財布(長財布or2つ折り財布)を用意する。
というのもお仕事終わりに必ず手渡しで給与・キッゾ(通貨)をもらうのだが、このお金を入れておくものがない。もちろん、おみやげコーナーで財布を買ってもいいのだが金額がゴニョゴニョ
ということで持参したポーチに入れてみたが、ポーチも結局中でお金がゴシャゴシャになって結局私が持っていた。せっかく本人が稼いだお金なので(たとえ稼いだという自覚がなくとも)財布を持たせてみたいと思った。
ということで長文になったがこれから出かける誰かの参考になれば嬉しい。大変そうな点ばかり先述したが、3才でも «よくわからないなりに とても楽しそう»だった。事実、翌日幼稚園での第一声が「せんせーい!おしごとしてきたの、あかちゃんのおせわをして、しょうぼうしゃにのったの!」と意気揚々と報告している娘の姿があった。
月齢3才2か月にしてのキッザニアデビュー、次回行くとしたらいつになるか予定は未定だが、親側も気持ちを寛容に持って行きたい。
Good Luck!
2023.1.29. こさい たろ
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