見出し画像

『逆説のスタートアップ思考』はスタートアップしなくても役に立つ良書です。

一部の界隈で話題になっていた『逆説のスタートアップ思考』(馬田隆明、中公新書ラクレ)という本が評判通り素晴らしい本だったのですごく簡単にご紹介(というかほぼ自分用のメモ)。

「スタートアップは半直感的である」ということが全体メッセージですが、それより具体的各論が非常にためになるので最初から最後まで精読をお勧めします。特に�プロダクトに関する章はインターネットサービスに携わっている人すべてに役立つので、我が社でも課題図書にしたいところです。

【以下、個人的メモ】

アイデア:不合理な方が合理的

・難しい課題のほうが簡単(仲間が集まり、敵が少ない)
・めんどくさいことは避けられない
・アイデアは「考え出す」のではなく、「気付く」
・いいアイデアは説明しにくい

戦略:小さい市場を独占する

・狙うべきは「小さいけど急成長する市場」
・競争しないで独占する
 - 独占のためには「素早さ」が大事(だけどファーストムーバーである必要はなし)
 - 独占したあと、それを維持することが大事

プロダクト:人が欲しがるものをつくる

・プロダクト=「仮説の集合」
 - シンプルなものを早く作って出すことが大事
 - 継続率で顧客の愛をはかる「だからこそ、まずは何かを始めてみましょう。特に、何かを作り始めることをお勧めします。」


全体的にためになることばかり書いてある本ですが、一番いいことを言ってたのは、終盤の「情熱は行動から生まれる」というくだりの中で出てきたこの一言だと思います。

だからこそ、まずは何かを始めてみましょう。特に、何かを作り始めることをお勧めします。



お読み頂いただけでも十分嬉しいですが、サポートして頂けたらさらに読者の皆様に返せるように頑張ります。