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レコード収集の何をどう楽しんでいるのか?

多少反応があったので続けます。

まず最初に言っておくと、僕が生まれて初めてレコードを買ったのは小学生の時です。中学に入ってからCDプレイヤーを所有したので、高校生になるまでレコードはあまり買わなかったけど、大学時代にはむしろ積極的にレコードを買うようになります。

でも、当時は収集という感じではなかった。とにかく新品のレコードがCDよりも安かったので、新譜が出たら買う。中古でなんとなく欲しいものがあれば買う。そんな感じです。まぁ好きなバンドのレコードを必死に探して買うなんてこともやったりはしてたけど、今やってる収集とは全然違う、良く言うとピュアに音楽を探求し、悪く言うと無計画かつ無尽蔵にお金を浪費していた。

'00年代後半くらいにはさすがにレコードを全然買わなくなったけど、転機は思い立ってDiscogsに所有する大量のレコードを登録し始めた数年前。気づいたことがいくつかあった。

適当に買っていたレコードのほとんどが再発、もしくは非正規盤

当時、新譜で購入したものを除き、オリジナル盤は本当にごくわずか。

リアルタイムで購入していたアルバムのレコード盤が異常な高騰

ほとんどCDで購入していたことに絶望するも、一部運良くレコードで購入しているとニンマリ。

特に、最も音楽を深く追求していた90年代のレコードが高い...

もはや手遅れ...。

そんな感じで淡々と登録を進めていたある日、某フリマサイトで大量に90年代のオリジナル盤レコードを運良く安値で入手できた。その時、届いたレコードを並べて撮った写真がこれ。

全てオリジナル盤。しかも、ほとんどが今となっては5,000円を超える青春のアルバム。で、この頃とある事実に気づいた。

オリジナル盤はめちゃくちゃ音がいい!!

正直、レアなだけで言ったら近年発売されてる豪華装丁再発カラー重量盤なんかも一部レアで高くなったりしてるが、はっきり言って大して音が良くない。しかし、オリジナル盤はどうだ。薄っぺらい盤で、スリーヴも簡素だったりするのに異常に音が良い!なおかつレアで所有欲も満たされる!特に90年代初頭はCDの音が良くなかったというのもあり、これまで良さがいまいちわからなかったアルバムもオリジナル盤のレコードで聴くと、めちゃくちゃ良い!

はい、この先は知ってのとおり沼です。詳しくはここ数年のインスタアカウントを見てもらえればわかるかと思うが、当時CDで買っていたものをオリジナル盤のレコードで書い直す日々の始まりです。 https://www.instagram.com/tarosa/

さて、ここで問題となるのが資金。そして、レコードを置くスペースがもうないと言う事実。

前述したとおり子どもが生まれたばかりで、妻も育休。小遣い制ではないが、使えるお金は限られる。子どもの荷物がどんどん増え、レコードを置くスペースをこれ以上広げるわけにもいかない。そうなると、どうするか。

売るしかない

はい、売りまくりました。詳しくは言えませんが、相当売りました。で、なんとかスペースはギリギリながらも確保。しかし、資金はやはり限りがある。そういう時、どうするか?

欲しいレコードと一緒に、「資金繰り」のためのレコードも同時に買う

これです。ここはかなり面白いことがいっぱい書けるんだけど、色々と不都合かつゲスいので割愛。いつか、多少のノウハウは有料記事かなんかで書いてもいいかな笑。とにかく、今は欲しいレコードを買うために「資金繰り」も同時にやる日々。

これが、幼い子どもをてんやわんやで育てながら在宅で楽しめる、いま現在僕が最もハマっている趣味です。ゲスくてすいません。でも、単にレアなものを集めているわけではなく、音が良いオリジナル盤を集めているので、収集する動機の妥当性はあると思う。いや、ある。

「おれが集めているのレコードではなく、株である。」これは妻に向けた半ば冗談ではあるけれど、良いものに投資するという意味では、真理も含まれている。そう信じたい。

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