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~総括⑩ありえる?【最後の戦略。】

最後に紹介するのが「最も本質的」つまり「長期で目指すべき」戦略。
これが達成できれば「勝つのが簡単」になるが、「その状況を達成するのが難しい、短期ではできない」ものだと思う。

<野党の奇跡:野党支持率28%を達成>

要は「9・6・3」だの「9・7・2」だの書いてきたが、つまるところ「野党支持者が増え、野党の支持率が高ければいい」のが結論。

要は自民党は「自分たちの支持者が多い」。
だからこそ「自分たちの支持者だけを固める」戦略で選挙に勝てる。それを「ステルス戦略」と責める人がいるけれど、「自分がその立場なら当然そうする」筈で、そうしなかったら逆に責められる。

短期の勝負では「自分の支持者たちを最優先にコミュニケーション」するんだから。いたって真っ当。 その自党支持者が少なくなると「公明党にも協力依頼」したり「無党派が関心あるテーマにも配慮」したり...せざるを得なくなるわけですね。 

では、どのくらいの無党派層が野党支持者に変わったら、具体的に野党が選挙に勝ちやすくなるのか?考えた。 
下記が「無党派かられいわ新選組に、3%ずつ支持が移ったケース」
*その結果、立憲野党の支持が12.3%から27.3%に。
*注意:自民党の支持率は減ることなく維持し続ける、という前提。

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上記の支持率変化を踏まえて、「自民候補vs野党統一候補(+α)」となった場合の得票シュミレーションをすると...下記の通り。

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まぁギリギリ勝てると。

●れいわ新選組は支持率15%超を目指す
野党第一党として主導的立場になる
 その場合、選挙で勝つ(小選挙区で1vs1対決)のに必要な条件は
◉野党陣営9割
自民支持者2割弱(18%)
無党派で「野党支持55%vs自民支持38%」

どうでしょう??
えっ あんまり今までと変わらないって??

戦略2(石垣のりこ)では「無党派6割超を獲得し」かつ「自民党は無党派から3割以下」でダブルスコアが必須でした。
 これが実は難しいと思う。 この部分が圧倒的に違うんです!!

 これは「無党派層は意外と保守的!」「若者こそが保守的」という理解をすると、「6超vs3未満」「6弱vs4弱」の違い、その重みが分かるはず。

また、「無党派層から55%支持」取れるのであれば「自民層から2割弱は自動で/結果的にとれる」とも思います。

ーー

詳細補足1:立憲野党リーダーの立憲は、れいわに敵対心もあり野党統一候補がれいわから出たとしても6割しか投票しないという前提。 ただし、れいわが12%超支持率(立憲の2倍で圧倒的な野党リーダー)になって以降は、9割が賛同してくれるように。

詳細補足2:自民党支持層は基本的に1割しか野党統一候補に投票しない。ただし、立憲野党の支持率が25%超-つまり、普通に4人に1人は野党支持-となってからは18%を野党統一候補、76%を自民候補に入れる、と想定。

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