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山本太郎は都知事選に立候補すべきか?①

都知事立候補前に書いた記事です

1.都知事選「現職は二期目の選挙で100%勝つ」

これが歴史的事実。

戦後全ての都知事選(20回)において
現職の二期目選挙が5回。
47年安井  70万➡143万
59 東  182万➡229万
71 美濃部220万➡361万
83 鈴木 190万➡235万
03 石原 166万➡308万。

◉全員が2期目当選
◉全員が得票数大幅増

◉戦後の歴史の中で、現職が二期目の選挙で負けたのはただの一度もない。

これが「標準」としておさえるべき歴史的事実ね。

もちろん
だから無理というのではない。
「非常に厳しい戦い」だと。

だからこそ
勝つためには
冷静に分析、歴史からの学びが勝利には必須だと。

2.小池百合子の基礎票は280万票!?

◉前回2016年の都知事選で小池百合子は291万票を獲得。
 ・背景は「舛添要一が自らの公私混同問題での批判を受け辞任」。
 ・構図は「舛添や自民党会派の体質批判」「対自民!」
 つまり、立憲結党時と同じく”一人で正義に立ち向かう勇者”への同情票

◉翌年、都民ファが圧倒的な強さで都議49議席を獲得。
 ・これ「ガチで革命的な結果」をもたらした。
 ・「初の都議会選挙」で「49勝1敗」「ほぼ1位当選」
 ・推薦(公明・ネット)含め79議席、いきなり過半数獲得!

これらを背景に「基礎票」を算出する。
*基礎票=①プロセスと②結果の両方の存在を前提
 ①プロセス
 ・日常的な政治活動(議員や予定候補者)が行われ
 ・直接的な人間関係ができている(=投票依頼可能な名簿数)。
 ②過去の投票での獲得票数

都知事選挙における小池百合子の基礎票とは
◉都民ファ&公明党をベースにしてみると
 合計 約280万票 となる。
 ・都民ファ=185万票
 ・公明党 = 94万票

*生活者ネット=本来生活者視点・レフトであり、立憲結党後は都民ファ・希望の党系列よりも立憲系との親和性が高いと判断したため。 都議会は1議員だけでメインは区議会議員ですね。

3.宇都宮けんじさんの基礎票は約200万票!?

・2012年96万票(共産・社民・緑・新社会・未来・生活ネット)
・2014年98万票(共産・社民・緑・新社会)
 これが過去実績で

今回は立憲・共産・社民が支援
 昨年参院比例代表得票数から
基礎票は196万票 となる。
・立憲118万、共産70万、社民8万

4.桜井、立花、小野、堀江、七海予定候補者など

小野泰輔(日本維新の会)は52万票(2019比例代表)
立花孝志(NHKから国民を守る党)は13万票(2019比例代表)
桜井誠さんは11万票(2016都知事)
七海ひろ子さん(幸福実現党)は3万票(2019比例代表)

◉これらの合計が80万票です。

あと、堀江貴文さんね、これは未知数ですね。

5.小池百合子の獲得票数が減るか?増えるか?

過去データから冷静に判断》すると
小池百合子は現職二期目で
◉票を少なくても40万票伸ばす可能性が高い
(歴史上、40万以上伸びず/二期目で落選の都知事は存在しない)

一方で
個別状況を丁寧に見る》と
◉小池百合子は票を落とす可能性も否定できない
基礎票(前回都議選)は「加計学園問題勃発」「豊田由美子パワハラ音声」「“共謀罪”(テロ等準備罪)の採決」などによって”消極的な安倍支持層が一気にお灸をすえる”という特殊な状況下での結果だったと思われるからである。 *こちらがとても参考になる*

とは言いつつ
現状の私たちはコロナ禍という大きな不安の中にいる。
そのような場合には「依存しやすく」「安心できる、聞きざわりの良い話だけ受け止める」「批判や反省などが共感されくい」心理状況とも言える...。

つまるところ
◉両方の可能性があり、予測不可能
 とは言いつつ
『最低240万票はないとまともな勝負にならない』
 というのがひとつの結論ではないか?

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小池百合子・都民ファの支持率などに関する参考記事
・「小池支持率急上昇 2020.5.」yahoo news/JX通信社
・「小池支持と都民ファ支持の違い 2019.1.」鈴木邦和
・「都民ファの考察」Economic Laboratory




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