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より高い目標を、まずやろうと決める。決めないと到達はできない。

#コンヒラ #朝礼 #兵庫県中小企業家同友会 #パール社労士 #生産性

今朝の朝礼は、昨晩「兵庫県中小企業家同友会」の勉強会で講演された「パール社労士オフィス/藤本佳子労務士」氏の講演からの気付きを話しました。

講演の中で、藤本氏は日本企業の平均寿命は23.7年 (東京商工リサーチ 平成31年)と短いが、本来経営者は安心して社員が働ける会社にする責任があるため、キチンと生産性を上げてキチンと社員へ還元する経営をする覚悟と意志が必要ですと話されていました。

藤本氏がスライドで教えていただいた「企業規模別の一人当たり労働生産性(中小企業白書)」をみせていただき、自社と比較をしてみたくなりネットで「企業規模別の労働分配率」を調べてみました。

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そこから分かるデータは以下でした。

大企業の労働生産性・・・1200万/人年
大企業の労働分配率=50%
大企業の平均年収=1200万×50%=600万/人年

中小企業の労働生産性・・・・535万
中小企業の労働分配率=80%
中小企業の平均年収=535万×80%=428万/人年

労働生産性を高めていくことで、全社員の平均年収を上げていくサイクルを続けることが大事。これができない会社は倒産していく(寿命平均23.7年)と私は理解しました。
更にここから掘り下げて朝礼で話しました。

◆なぜ、大手は労働生産性が上がり続けているか?
⇒上げようと考えたから。
なぜ、大手は労働生産性を上げようと考えたのか?
⇒上場している会社は競馬のウマと同じ立場。財務内容を市場に開示し、株主の圧力で収益性を上げ続けるよう「考えざるを得ない」
⇒この「上げようと上げようと考え、行動する」ことで労働生産性が上がり、平均年収も上げていける(あわせて、内部留保も厚くでき会社も倒産しにくい安定した体質になる)

◆なぜ、中小は労働生産性が上がらないのか?
⇒上げようと考えていないから。
なぜ、中小は上げようと考えないのか?
⇒財務も、給与も、すべて経営者が隠したいし、外から圧力も低い。儲かれば経営者だけが経費で落として使えばよいし、会社経費で遊んで節税すればよいと考えているから
⇒結果、内部留保も低く、生産性も低いので不況に耐えられない。

◆上記から読み解ける、コンヒラがするべきことは以下です。
労働生産性を上げようと考える。
そのために、会社の財務内容をガラス張りにし、全員で生産性アップの数値目標を設定するよう「考えると決める」
そして、儲かれば、社員にもキチンと還元し、社員の幸福と待遇アップをすると「経営理念で決めきめ」そして「実施する」

◆さらに発展して人事の話もしました。
人事評価制度で「目標設定」をしてもらう。それは全社員が「自分の人生をバージョンアップするためにこうする」と自ら決めてもらうため。そうしないと、中小企業のグラフのように、横ばいの人生になり、会社が倒産した時に年齢だけ上がり、自分と家族が大変な状況になってしまう。自分と家族の人生を豊かに高め続けるためにも、ぜひ「より高い目標を目指すと決めてください」と話しました。

◆ちなみに、コンヒラの労働生産性と、平均年収は毎月社内に開示しています。そのため、コンヒラが大手、中小の平均値と比較し、どこにいるかも全社員は知っています。
数字は秘密です。

より高い目標を、まずやろうと決める。決めないと到達はできない。byコンヒラsince1973


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