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今一度「勉強することの大切さ」を考える。

人生において、学び続けることは、自己実現と成長の鍵です。
より豊かな人生を歩むために、勉強をすることは大切なものです。
しかし、日々の忙しさや悩みに縛られ、勉強する意義やモチベーションを失ってしまっている人も多いのではないかと思います。
そのような中で、本記事が「勉強をなぜするのか」を今一度考えるためのきっかけとなれば幸いです。


1. 勉強が大切な理由

1 - 1. 知的好奇心を満たし、新たな可能性を切り拓く

勉強を通じて新しい知識を身につけることは、知的好奇心を満たすだけでなく、新たな興味や関心の扉を開くきっかけにもなります。世界は日々変化していて、新しい発見や革新的なアイデアが次々と生まれています。常に新しい知見に触れることで、物事の本質をより深く理解し、より適切な意思決定ができるようになります。
さらに、既存の常識にとらわれずに物事を見つめ直す機会にもつながります。新しい視点から物事を捉えることで、私たちはこれまでにない可能性に気づき、創造性を発揮することができるのです。

1 - 2. 思考力と判断力を鍛え上げる

勉強を通じて、さまざまな意見や考え方に触れることができます。議論を通して物事の本質を捉え、様々な角度から検討することで、論理的思考力や批判的思考力が養われていきます。単なる知識の暗記を超えて、理解の深さが得られるようになります。
そして、その理解の深さから、合理的な判断力が身につきます。つまり、勉強は思考力と判断力の基盤を作り上げてくれるのです。

1 - 3. 多様な価値観に触れ、人格を形成する

勉強を通じて、さまざまな文化、考え方、価値観に触れることができます。自分の常識や固定概念にとらわれずに、異なる視点に目を向けることで、柔軟で偏りのない広い視野を持つことができます。
それにより、寛容性が育まれ、他者の個性を尊重できるようになります。多様性を受け入れることは、自分自身の可能性を広げることにもつながります。私は、異なる価値観に触れ、新しい発見をし、自らの内面を振り返ることで、より豊かな人格形成が促されると考えています。

1 - 4. 生涯を通じた成長と自己実現

これまでに述べた3つの要素は、相互に関連し合い、勉強を通じて調和のとれた形で育まれていきます。知識、思考力、人格は一体となり、私たち一人ひとりの成長を後押ししてくれます。この成長の循環は、生涯を通じて続きいていきます。社会は常に変化し続けるため、新たな知識や価値観に触れる機会は絶えずあり、学ぶ機会に恵まれています。
つまり、勉強とは一過性の営みではなく、生涯にわたる自己啓発の旅ということができます。この旅を自覚的に歩み続けることで、私たちはより実りの多い人生を手に入れることができるのではないでしょうか。

2. 勉強を続けていくために必要なこと

2 - 1. 自己効力感の高さ(セルフ・エフィカシー)

自己効力感とは、特定の課題を成し遂げられるという自信のことです。バンデューラの社会的学習理論によると、自己効力感が高い人ほど目標への熱意が強く、困難にも粘り強く取り組めるとされています。勉強を続けるには、「自分にもできる」と信じる自己効力感が重要です。

2 - 2. 内発的動機づけ

動機づけには内発的動機づけと外発的動機づけがあり、内発的動機づけの方が持続性が高いことがわかっています。関心や好奇心から生まれる内発的動機づけを持つと、勉強その自体に意義を見出せるので続けやすくなります。

2 - 3. メタ認知能力の獲得

メタ認知とは、自分自身の認知プロセスを理解し、制御する能力のことです。勉強方法を自己調整できるメタ認知能力が高い学習者ほど、成績が良いことが示されています。
世の中には様々な勉強法がありますが、自分自身にとっての効果的な勉強法を見定め、身につけ実行していくことが大切です。

2 - 4. 達成目標とマスターへの志向

目標のタイプにより持続性が変わります。マスター目標(課題を極めること)を持つ方が、遂行目標(良い成績を取ること)よりも継続できるためです。

2 - 5. 肯定的フィードバック

努力を適切に評価するフィードバックは動機づけを高め、持続を促します。しかし、過剰な賞賛は逆効果になることがあるので注意しましょう。

科学的に、これらのようなプロセスを意識し実行していく事で、持続的な学習を可能にすると考えられています。

おわりに

私自身、この記事を書く中で、勉強していく事の大切さを再認識できた気がします。学びに終わりはありません。共に頑張っていきましょう!

参考文献
・Bandura, A. (1977). 「Self-efficacy」
・Ryan, R.M., & Deci, E.L. (2009). 「Promoting self-motivated school engagement」
内発的動機づけとは|具体例と共に行動力の高め方を理解しよう
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