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足を骨折して入院して退院するまでのnote①

2週間半まえ。
足を骨折した。詳しくは言っちゃいけないことが多いので言えないけれど、簡単にいうと「勤務中の事故」
そう、前回11月に2回しか書かなかった休職日記から、実は12月にリハビリ復帰をして、年明けには無事に復帰を果たしていました。復帰しても相変わらずの激務で2週間以上休みなしというきつい条件だったけど、それでも時間を作ってもらったりして職場の人たちに助けられながらなんとか仕事にくらいついていた。

事故〜救急車

そんな日曜日の夜中23時。
帰宅を前に軽くなっている私の「足」に大きなナニカ(ぼかします)が倒れてきた。一瞬、なにがなんだかわからなくて、気がついたら左足に激痛が走っていた。床にうつぶせに倒れながら、隣にいた先輩に気を使う余裕もなく「いった〜〜〜〜〜いたっいいたい、え〜〜〜〜うそ、?いた〜〜〜いたいいいたい!!!!!」とアホみたいに繰り返してたし、痛すぎて呼吸も苦しかった。人間は痛いと本当に「いたい」と繰り返すんだと実感したし、祖母の隣人の孫ちゃんで、悲しいときに「かなしい」といいながら泣く可愛い女の子を思い出した。走馬灯か?
倒れてきたナニカは、幸いにも左足に乗りかかってはおらず、床と足が衝突した反応で左足はそのまま抜けたみたいだった。
先輩が落ち着いてすぐに対応してくれて、メンタル面の緊急事態ではあんなに呼ぶのを嫌がっていた救急車も「お願いしますっっ!!!」とすぐさま頼んだ。メンタルのしんどさもあるけど、やっぱり命に関わる系の緊急事態とは比にならない。これで多少、心が強くなってくれるといいんだけど。

待ってる間に警備員さんと後輩も駆けつけてくれて職場の偉い人にもすぐ連絡が言った模様。床に倒れてハフハフしながら「出産はこれより痛いのかどうなのか」を考えていたら、新たな問題が発生した。
むっっっちゃ寒い。
その日は特に冷え込んだ2月の上旬で、しかもコンクリートの地面に這いつくばって7分が経過。ガタガタ震えながらその後2〜3分ほど救急車を待っている状態だった。(体感は20分くらい)

痛さと寒さのなか「お願いだから今はパニック障害でるなよ、お願いだよ?!」と心の中で祈りながら、ようやく救急隊員さんが駆けつけてくれた。
サイレンの音が聞こえ始めると安心したのか、アドレナリンがようやくで始めたのか、急激にその場にいる先輩と後輩に申し訳なさを感じ「大丈夫っす!帰ってください!まじで大丈夫、ひとりでいけるんで!!!あざます!」と言う感じでなぞのテンションになってしまった。ストレッチャーに乗せられながら、救急車に乗り込もうとしてくれた後輩を帰らせようとぐいぐい押してしまった。(結局、心配なのでって付いてきてくれた。おそらく23時半を回っていたと思う。申し訳ない)

救急

救急車に乗ってからは、救急隊員の方々の怒涛の対応が始まる。
・靴を脱いで左足の状況を確認
・おそらく骨折で手術が必要な場合があるから家族に連絡を入れる(母親に電話した。母も焦りすぎて「みなさんによろしくお伝えください!」と言っていた)

そして、「室内+助けてくれる人がいる安心+なんか状況が掴めてきて足がめっちゃ痛い+寒すぎてガタガタ震える=パニック症状による過呼吸と手の痺れ」が出てくる。やっぱり、前述したように命の安心が確保できる場所だからこそ、症状はでるのかなあと思いながら(個人的見解)、ひどくならないように呼吸をコントロールしていました。後輩はずっと右足をさすってくれた。本当に申し訳ない。ありがとうございます。

日曜日の夜だったこともあり、何件か受け入れを断られたが近くの病院に搬送が決まる。救急車が動き出したときに、有能な隊員さんが私の足の裏がぱっくり割れて大量出血していることに気がつく。ビビってまた過呼吸。息をする・息をする。

神による地獄の応急処置、そして入院

病院に搬送されてから、救急隊員から情報を引き継ぎお医者さんにバトンタッチ。いつも思うけど、救急隊員さんってお礼を言われるタイミングがない職業だと思う。本当に存在してくれてありがとうございます、と本人とご家族にお伝えしたい。

そこからは、当直のお医者さんと看護師さんたちによる華麗な連携プレーであれよあれよと言うまに血液検査、止血、点滴(傷口から多分感染症を防ぐためのものだと思う。そしてレントゲンとCTスキャン。相変わらず寒さとビビりでガタガタと震えがとまらない。
その時は整形外科の先生がいなかったけど、たぶんめちゃくちゃ折れてますね〜ということでした。後日、結果は開放骨折。折れている部分が見える骨折、まるみえ骨折です。
神様のようなお医者さんや看護師さんのおかげで心も落ち着き、めちゃくちゃ毛布もかけていただき震えも落ち着き始め、そりゃあ痛いわけだ〜明日からどうしようかな〜と思っているうちに、「めちゃめちゃ血が出てるから、消毒で洗ったあとに、縫っていきます。」と神からのお告げがありました。
だいたいの痛みは経験したつもりでいたけど、これが痛みの最大ピークでした。うつぶせにされ全く見えないけど、なんかじゃぶじゃぶ黄色そうな(完全イメージ)液体で足を洗われた。大変申し訳ないけれど、思わず「いたいあああああ」と声が出る。かなり我慢強い方だと思うけれど、やっぱり痛いと声が出るんだなぁと思う。そしてそのあとに、仮の縫合。部分麻酔?的なものをしてもらってはいるものの、その範囲外を出た時は「いたあい!」と叫んでしまう。叫んでから、麻酔を足してもらうというサイクルらしい。ここら辺までくると、痛いという概念について考え始める。痛いとは神経の反応にすぎないから、反応によって感情を左右されることはナンセンスだな…とかなんとか考えていてもやっぱり最後まで痛いのは痛いままでした。

そして、とりあえずの処置が終わり、後輩には帰ってもらい(本当にあいりがとうございます)、そのまま入院となり病室へと運ばれました、とさ。ずっと点滴。

思ったより長くなったから、もうあんまこれからは単調だけど、別の記事に書きます。さいなら

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