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奇跡的な出会い

 ある創作物語の一場面を引用します。

 「私は元宮市役所の職員ですが、心は五友グループの一員として、今回の事業成功に向けて取り組みたいと考えています」
 続けて「五友グループが大好き」と公言している背景にある話を披露する。
「心は五友グループと申し上げましたが、実は心だけではなく、体も五友グループに参加したことがあるのです。御承知かと思いますが、五友グループ では、年に1回「全五友武道大会」を開催しています。
 私はその武道大会に何度か出場したことがあるのです。そういう意味では 、既に五友グループの一員なのです」
「え、そんな大会があるのですか。知りませんでした」
「日本武道館を貸し切りにして開催されるのですが、全国にあるグループ企業の剣道、柔道、空手、合気道などの武道サークルが一同に会し、試合や演舞 を行うのです(略)」

福島 太郎. 元宮ワイナリー黎明奇譚 (Kindle の位置No.239-246). Kindle 版

 元ネタはこちらの物語です。「公務員ファンタジー」と称しているフィクションです。

 この書籍はフィクションですが、けど、まぁ、似たような出来事があったのです。

 ある企業グループを大好きな人物が、仕事でグループを代表する商社と仕事をするようになり、
「何で、そこまでするの。損するよ」
と周囲から心配されるくらい、粉骨砕身・不惜身命・誠心誠意・無我夢中・嘘八百で仕事に取組み、奇跡のようなミッションを成功させる一助となったのです。
 関係者の言葉を借りれば、

「その年の春、郡山市と話をした際、担当の方から、『自分だったらこうしてみたい』という提案や地元にはこんな農家や酒蔵があるのだと教えてくれ、その熱意にどんどん引き込まれていきました」
勝俣さんは、郡山市にワイナリーをつくることができたのは、そうした人たちとの縁だったといいます。

百年ふくしま:ふくしま逢瀬ワイナリー

 このインタビュー記事からの引用です。

 このインタビュー記事を拝読した私は、ずっと確かめたいことがありました。この記事に登場する「担当の方」というのは「大沼」のことなのだろうか。ということです。偶然にも先日、勝俣さんとお会いする機会があり、確かめてきました。
「もちろん、大沼さんのことです」
と、教えていただきました。
 元宮市役所職員 大沼にとりましても、商社の方にとりましても、奇跡的な出会いがあり、あり得ないような事業展開でワイナリーが誕生したことになります。

 さて、ここまでは創作物語の話ですが、これがリアルの世界にも影響を与えます。このワイナリーの方と懇談していた際に、
「で、太郎さんは何ができるのですか」
と問われ、答えに窮したことがありました。
 そのことについて答えは出ていないのですが、2019年11月に不整脈の発作で救急搬送・入院した際に、「このまま死ぬかも」と、思いつつ
自分は何ができるのか、何をしなければならないのか
と考えた末の、一つの解が「公タマ伝」です。

 という経過もありましたので、この商社の方々との出会いが「奇跡のワイナリー」を誕生させ、「福島太郎」というKindle作家と、その後の物語を生み出したことになります。
 まぁ「福島太郎」については、ビジネスというには赤字ばかりです。

 けど、いつか
「あの出会いがあったから、物書きとしてのビジネスになりました」
 そう語る日を夢見ています。
 この出会いは「元宮ワイナリー黎明奇譚」だけでなく、「会津ワイン黎明綺譚」にも大きな影響を与えました。
 主人公である「桃ちゃん」のキャラクターは、勝俣さんオマージュとのことです。

 そして、「スプラウト」にも関係しています。

 ここまでお読みいただき、ありがとうございます。いつも以上に虚実入り乱れており、わかりにくいかと思います。

 まぁ、纏めますと
「あの出会のおかげで、ワイナリーとkindle作家が生まれた」
ということにして、著作の宣伝をしたかったのです。
#何を書いても最後は宣伝

 なお、この「元宮ワイナリー黎明奇譚」は、電子書籍と紙書籍で表紙が異なります。なので、文学フリマに参加した際に、基本的には電子書籍をお勧めしますが、この本だけは紙書籍を抵抗せず販売します。
 って、売れると思うのは、考えが甘いんじゃないの!とツッコミつつ、作り込みが甘い話も、再度、最後に宣伝しておきます。

#ビジネスの出会い

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