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【お題企画】人生を変えた1冊

 『この本に出会って、行動が変わった。価値観が変わった。人生が変わった』
 ということを尋ねられたら、この本について語るしかない。「黒田製作所物語」、福島県郡山市に実在する企業とその創業者家族をモチーフとして描かれた物語。
 工場の入口に「日本一キレイなステンレス専用工場」と大きな文字が掲げられていることに興味を惹かれて、企業のウェブサイトを閲覧し、それでも満足できず、令和3年1月下旬に会社を訪問し、社長にお話をお聞きした。
 それから約1ケ月で、この物語を書き上げたが「実在の企業をモデル」にしているので、フィクションとはいえ「迷惑をかけるわけにはいかない」と考えて、公表する前に社長に原稿を送付し「書籍化の可否」について確認した。

 「書籍化や公表は駄目」と言われたら、全て廃棄するつもりでいたが、「誰にも読まれないまま廃棄されるのは不憫過ぎる」と、noteで交流のある方数人に原稿を送りつけた。
 そして、当初は「電子書籍」の発行しか考えていなかったが、
「社長の承諾を得ることができたら紙書籍も発刊しよう」
という気持ちが生まれていた。電子書籍であれば、初期コストが少なく済むが、紙書籍なら「贈る」ことができるというメリットがあるので、
「この物語を書きあげるうえで、お世話になった方々に本を贈りたい。そのために紙書籍を発刊しよう」
と考えた。
「売れない本を発刊することに、意味はあるのか。本を贈呈することは、そのまま赤字を拡大することになるが、それで良いのか」
 という葛藤について不退転とするためnoteに「紙書籍を発刊する」決意を投稿した。
「赤字でも良い、あの企業の精神を刻んだ本を世に送り出したい。紙書籍を発行する」

 その後、原稿を送付した方の一人である「スウィングマンさん」から
「手作りの限定品になりますが、我社で紙本を製作しますよ」
という提案をいただき、モデル企業さんから
「書籍化OK」
の回答をいただいたのが3月6日のこと。
 それから「あとがき募集」の企画を挟み、令和3年3月28日「株式会社スウィングマン創業20周年」の日に、「黒田製作所物語」が誕生した。

 そして、スウィングマンさんに製作していただいたデータを基に、amazonで「紙・電子書籍」の販売を開始した。もちろん、noteで募集した15人のあとがきも掲載している。

 無名のオッサンが書いた書籍なので、販売当初は売れない日々が続いたが、口コミで販売数が増加したことにより、商業出版の声がかかり作家としてデビューすることができた。

 という、最後の数行は「願望」です。何でもありのnoteですから「夢物語」も許してくれるでしょう。お題では「今の自分につながる本」とありますので、過去からつながるだけではなく「今の自分につながる未来」も有りということに解釈します。
 できれば、最後の数行を「夢物語」ではなく「未来日記」としたいので、皆様の応援をお願いします。

 自分で言うのも何ですが、電子書籍の価格「250円」の価値は十分にあります。kindle unlimitedに加入している方なら金銭的な負担はありません。
 パソコンからは「紙書籍」の「試し読み」で「あとがき」を読むことができます。
 note界の精鋭に書いていただいた、あとがきだけでもお読みいただきますようお願いします。



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サポート、kindleのロイヤリティは、地元のNPO法人「しんぐるぺあれんつふぉーらむ福島」さんに寄付しています。 また2023年3月からは、大阪のNPO法人「ハッピーマム」さんへのサポート費用としています。  皆さまからの善意は、子どもたちの未来に託します、感謝します。