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キンタマの細胞を分析した結果「2度と精子は作れない」ことが確定しました【無精子症】

私の好きな永井先生という配信者の放送で、視聴者が先生に睾丸の露出を要求する「てんてー、たまたま見せてー(てんたま)」という謎構文が流行したことがありました。先日、マジ医者の先生に「ではズボン下ろしてください」と言われながら、「逆てんたまやんこの状況」ということを思いました。こんばんは、種無しです。

これまでの経緯はマガジンにまとまっています

キンタマにメスを入れて顕微鏡で精子を探す手術をしたのが先週のこと。今週はキンタマの抜糸と、細胞検査の結果を聞きに行ってきました。


抜糸は一瞬で終わる

術後のキンタマの状態まとめ。ズキズキとした痛みはあるものの股を開き気味にして寝てればなんとかなる感じ。徐々に痛みは引いていくが、こすれたり触れたりすると痛い。痣みたいな感じなんですが、場所が場所だけに怖い感じです。キンタマが全体的に赤黒くなるので見た目的にも痣。このへんの色は徐々に治っていくそうです。

抜糸は1分かかるかかかんないかで終わりました。キンタマ出して寝て先生がパチパチって何回か切って終わり。縫合部はまだ出血も少しあり(はがれやすいかさぶたって感じでシャワー浴びたりすると血がにじむ)、糸引っ張られたりすると「キュン」って感じで痛い。ピリピリしましたが、まあキンタマに注射打たれるよりはだいぶマシでした。

細胞検査の結果「2度と精子は作れるようにならない」ことが判明

詳しい検査の結果も教えてもらったんですが、基本的には術中に聞いた話と同じでした。一言で言うと「多分大病した影響で無精子症になり、不可逆な変化なのでもう精子が作れるようにはならない」ということです。

酒飲みすぎ定期

もちろん確定したことは言えない中でお医者さんの経験と推察によるものなんですが、細胞の癒着が起こっており炎症や投薬治療による後天的なものに見える、というのが原因の部分。こうした場合は一部にちょっとだけ精子を作る機能が残っていることがあり、僕のキンタマ状態だとその可能性は結構あると期待していたんですが、中を開けてみたら全然精子なくてまいった、という感じだったそうです。

採取した細胞は術後に詳しく分析もしてくれました。具体的なことで言うと、精細管の肥厚が厚めになっている、精細胞がなくセルトリ細胞しかなくなっている、といったことを言われました。なるほどですね。

こうなりました(LINEスタンプより)

妻によるわかりやすい例えを借りると、「人間には精子を作る木があるんだけど、幹が枯れて倒れてしまってどうやっても花が咲かないし種も取れない状態」ということになります。

希望はあるのか、という話。「iPS細胞の研究が進んだら何十年後かには精子がなくても遺伝子情報から子どもが作れるかも」と言っていました。ちなみにiPS細胞は今生きている人の分野(病気を治すとか)から優先して研究されているので、無精子とか子を作るとかに関しては一番後回しになるそうです。まあそうだろうなあと思うし、妻の年齢や人生の残り時間のことを考えても、そこまでして自分の遺伝子を残そうとかはあんまり考えてません。

というわけで「精子を探す」という意味での僕の無精子症治療はいったんここで終わりです。対戦ありがとうございました。

第2部「精子提供」編開始のお知らせ

一応まだ術後の後遺症(男性ホルモンが減るなど)のチェックなどもあり、来月またクリニックには行きます。精子提供を受けて子どもを作る際にも、男性不妊が理由ということがはっきりしないとできないことなどもあり、紹介状を書いてもらう必要があるとのこと。

子どもは妻の悲願であり、今後は「精子提供」を受けようということで具体的な話をしています。ここ数カ月でいろいろなことが起こり、まだ気持ちや考えの整理がついていない部分もありますが、これからより大変な道に進む妻を支えるためにも早くしっかりしなければと思っております。

今回の件に関しては文章化できていない感情も多く、手前の配信などでもしゃべりました。また、先日のnoteで妻宛てのマシュマロが届くなどして、妻から「心配をおかけしてしまっているので、一度挨拶程度にでも1人でラジオをやってみようかな?」と相談があり、ぜひやってほしいと伝えたことから、妻本人の口から話す配信もしてくれました。僕が話すよりも女性側の気持ちなどを正確に伝えてくれているので、よろしければそちらも聞いてみていただければと思います。

手術後、たろちん1人によるご報告

妻・いみちんによる初ラジオ。僕からも第2回以降もやってほしいと頼んでおきました

相棒イボーン(3児の父)との定例ラジオ

結構重い話になったのでこんなこともあったよ、という一例として、「術前に自分でパイパンにした話」も書いときます。

はじめてパイパンにした話

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