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Nissyと拳を交わした思い出

みなさまお元気でしょうか🙋‍♂️🙋‍♂️🙋‍♂️
本日はたろちゃんの人生のエピソードを少々🙏
芸人活動にも少し関わってくるお話なので
ちょいと長めですがあしからず。

誰しも、自分の人生に影響を及ぼした人物
というのがいると思います。

ぼく自身も何人かいますが、
まずはこの人を紹介しようかなと思います。

それは、
人気グループAAAのメンバーであり、
ドラマや映画など幅広く活躍されている
稀代のエンターティナー〝Nissy〟こと
西島隆弘さん。
端正なルックスと圧倒的歌唱力で
〝トリコ〟になった女性ファンも多いのでは
ないでしょうか。
(たろちゃん個人的にはMUSIC FAIRで
スキマスイッチの「奏」を披露した際の
抜きんでた歌唱力は鳥肌ものでした♨️
それは各自YouTubeで見ていただきましょう。)

まず初めにAAAとの出逢いは、
妹のウォークマンでした。
【兄弟】てのは不思議なもので、
年も近く、環境も同じだと、影響を受けるものも
似てきます。だから、例えちょっと
世代じゃなくとも姉ちゃんが観てたから
「おジャ魔女どれみ」知ってるよ!
といった現象が世代を超えて起こるわけです。
そうしていくうちに感性が相互作用して
嗜好、つまり好きなものが兄でも妹でも
似てくるんだと思います。

例によって、このたろちゃんも
妹のウォークマンから垂れ流されるAAAを
毎朝毎朝歯磨きしながら、
まるでスピードラーニングのように
耳で覚えさせられ、気づけば
どの曲も口ずさめるように成長していました。
それほど日々の生活に溶け込んでいたので
気づけばマインドコントロールされたかのように
ぼくもAAAを、特に妹と一緒に
にっしーを応援していました。

そうしてAAAにハマった18の頃から
少し月日は流れ、大学2年生に時は進みます🕰

その頃のたろちゃんはというと、
天下のオシャレ大学、青山学院という学び舎で
死ぬほどイキり散らかしていました。

どれほどかと申しますと
青学生達の溜まり場である食堂に行けば
〝海を割った〟と言われるモーセの十戒の如く、
黄色い歓声と共に道が開き、
その真ん中をタレント気取りの
たろちゃんが颯爽と歩くという有様でした。
(これ実は冗談ではなく、たろちゃん大学時代、
スクールカーストの頂点に君臨するほどの
超人気者でした🤤なぜぼくがこうなったかは
当時の恥ずかし痛いエピソードと共に
別の機会に書かせていただきます。😇)

そして事件は2014年11月1日、
学園祭で起こります。
やはり東京の有名私立校ともなると
学園祭のゲストもすごい方ばかりで
阿部寛さんや佐藤健くんが来られたり、
LIVEではかつてaiko、ラルク、
ゴールデンボンバーなどなど時代をときめく
アーティストが毎年来てくださりました。

そして、その年は青山祭スペシャルライブに
AAAが来ることに!!!
ライブのチケットは抽選。
当時の青学生達にとってこの青祭ライブに当選し
サークルのみんなで行くことが
サークル界隈でのステータスになっていました
(今考えればアホらしい🙇‍♂️)

なので上記のように超人気者のたろちゃんは、
サークルのみんなを引き連れてAAAのライブに。
しかも学園1の目立ちたがりは、
タダではライブに行かない。
そう、たろちゃんは〝ルフィのコスプレ〟を
戦闘服に選び、ライブに参加したのだった。

ーライブ当日ー
青学の大体育館から外まで響くリハの声。
うぉおお!にっしーの声だ!!
たろルフィは今から出航だ!と言わんばかりに
興奮していた。

そしてライブが始まる...!
妹の影響で高校時代からハマり
憧れのメンバーがいま眼前で
パフォーマンスをしている!
おれは興奮していた。

何曲か歌った後、中MCに入る。
「いや〜若いな〜w」
「いいなぁ〜マジで!大学生!!」
さきほどまでの圧倒的に格好良い
パフォーマンスからは考えられないほど
可愛らしいトーク。

「そう言えば昨日ハロウィンだったけど
みんなハロウィンとかした〜!?」

「したぁああああ!!!!」


まるで夏の大会、すべてを出し切り燃え尽きた
球児のように突然飛び跳ねて大声を出すたろちゃん。

「ちょ待ってwww

ルフィいんじゃん!!www」


そう言いながらあの、にっしーが
たろルフィを見つけて笑顔で指を差す。
青学の大体育館中央、
ポジション的に申し分ないくらい目立ちまくりだ。

「うぉ〜ルフィ 〜!!!!!!!」
「ルフィじゃんwww」

高校時代憧れたアーティストが
ぼくに釘付けだ。こんなに嬉しいことはない。

「ルフィはなんのサークル入ってるのー!?」
「オールラウンドサークルでぇええす!!!」
「オールラウンド?なにそれ!」
「全部やるサークルだぁあああ!!!」
「ルフィチャレぇぞ!!www」

どっ!!!!

会場中がにっしーとたろちゃんの
コールアンドレスポンスで沸く。

嬉しくて拳を突き上げる俺。

「いやお前の腕は伸びないから!!笑」

すかさずにっしーがツッコミを入れる。

会場中AAAとたろルフィに夢中だ。

「いやぁ笑 ルフィ待って!笑
他の生徒とも話したいから!笑」

「他の子にも聞こう!」

他の子がさされる。
「君はなんのサークル?あ、ルフィとは違うサークルなんだね」
また良いパスがにっしーから飛んでくる。

「みんなおれの仲間だぁああ!!!!」

ドン!!!

初めてこんなに大勢の爆笑を取った。
しかも憧れのAAAにっしーと。
こんなに気持ち良い時間はない。
興奮しすぎて身体中が震えた。

その後もAAAさんはルフィをイジりながら
泳がせながらMCをしてまた歌に戻る。
懐かしい曲や新曲、レコード大賞にもなった
名曲「恋空と雨音」で会場中がしっとりとなったあと
突然、にっしーが笑顔でおれを指差し
こう叫ぶ。

「アゲてくぞぉおお!!!!!!!」

その瞬間!流れた曲がなんと、当時AAAが
主題歌を担当していたONE PIECEのOP曲
「Wake up!」ー!!!

イントロが流れた瞬間、
たろルフィは興奮が最高潮に達し、
飛び跳ねて喜んだ。
あまりの興奮にたぶん3メートルは
飛べてたんじゃないかと思う。

「自由だけが羅針盤さー」
にっしーが歌い出した後、笑顔で拳を
おれに向かって差し出す
おれも拳をかえす
会場が盛り上がる。

なんだこの感覚、、なんだこの時間、、
こんなに楽しいのか、、エンターティメントって。

おれはこの歌の最中、日本新が
出るんじゃないかくらい高く、高く飛び続けた。

Wake up!を歌い終わると、またMCでにっしーが
「いやルフィすんげぇ喜んでるじゃん!w」

「ありがどぉおお!!!!😭😭😭」

「いや、お前の為に歌ったわけじゃないから!!!笑」

どっ!!!!!!!!

今日1番の笑いが生まれた。
気持ち良い...。

そうしてあっという間にAAAのライブは終わった。
にっしーがハケるとき、
こっちを見て笑顔だったのが
一生忘れられない。

ライブが終わるとこれまたびっくり、
会場に来ていたAAAのファンの方々や
話したことのない生徒たちから実行委員の方まで
写真一緒に撮ってくださいー!
ルフィ最高に面白かったです!
なんて言われて、おれは本当はルフィでもないし
AAAのメンバーではないのに
色んな方が一緒に写真を撮ってくださった。

すべてはAAAさんのおかげだけれども、
こんなに人を笑わせて楽しませるのって
幸せなんだなって全身で痛感した。

ぼくは小さい頃からなんとなく芸人に
興味があったけど、この日ほど

「人々を楽しませたい...!」

と思った日はない。ある意味この日もまた
芸人になるきっかけだったと思う。

この日からにっしーこと
西島隆弘さんはおれにとっての
シャンクスになりました。

いつか何かの番組で共演出来た際は
感謝の印にこの〝思い出〟という麦わら帽子を
にっしーシャンクスに返したいと思います。

ぼくの人生の大切な思い出なので
かなり長くなっちゃいましたね🙇‍♂️
読んでくれてありがとうございます!

そしてありがとう。〝たろルフィ 〟

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たろちゃん組
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