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東京都下で気をつけるべき道路・交差点

はじめに

免許を取って1年半が過ぎ、都内を色々走っていて気をつけるべき道が多いなと日々感じています。
それはやはり元々の道が狭すぎるから。旧街道の幅は車で走るには不向きなので、拡幅工事やバイパスを通したり色々整備してきてはいるものの、まだまだ不十分なんだなと感じます。

このテキストでは、気をつけるべき道と対応策についてまとめてみました。

罠パターン1:急に狭くなる道

走ってて一番罠だと感じる道は、途中まで整備して広い道なのだが、整備区間から先は旧道のままなので、急に道幅が狭くなり運転困難な道路。
だったら多少狭くても安全に走行できる道を選択した方が良い、まである。

この章ではそういう道と回避策についてまとめていきます。

富士街道

新青梅街道の富士町交差点から、目白通りの谷原交差点を斜めに結ぶ富士街道。関越の入り口に行く際に利用される方も多いと思います。
この道の特徴は都心に向かって北東にまっすぐ伸びている点。そちらの方角に私の家があるので、都下に向かう際によく使う道です。

便利な道なのですが、一部区間センターラインがなくなるほど幅が狭くなっている区間があります。池袋線の高架下〜石神井警察署を越えたあたりまで。(下の図の赤い線の部分)
この道、普通サイズの路線バスが頻繁に行き交うバス通りになっているのでバスが対向車線を走ってくる際には、電柱に気をつけつつ歩道に車を寄せながら走ることになります。

富士街道バイパスルート

石神井公園駅手前の交差点を左折して、石神井公園入り口に向かう新道が最近整備されました。こちらを通って新青梅街道にでてしまうルートを選択しましょう。
こっちのルートも一部区間センターラインがない区間があり(下図の赤線の区間)、普通サイズのバスが通ることがありますが、富士街道ほど頻繁には走ってない裏道なので、多少安全対策になります。

したみち通り

こちらは急に細くなるというか、細すぎてしんどい道です。

目白通り(下図の右側の青線部分)で大泉学園まできて、そこから保谷に抜けて伏見通り(下図の左側の青線部分)に行きたいと思ったときに、現状大きな道がつながっていません。
目白通りをそのまま延伸してつなげる予定で工事が進んでいるのですが、まだ開通するめどが立っていないのが現状です。

そんなとき代用として使う道がこちらのしたみち通り(下図の赤線の部分)なのですが、本当に狭い道で、交通事故も発生しているような道なので、なるべく通らないほうがよい道です。


したみち通り回避ルート

目白通り(放射7号線)が延伸すれば解決するのですが、現状はこちらのルートを通るしかないです。

北園交差点を左折して、大泉学園北口で右折して道なりに行く感じのルート。こっちのルートも一部センターラインがない部分があるのですが(下図の赤線部分)、したみち通りよりは道幅が広いので安全にとおることができます。
緑線の部分はセンターラインはあるのですが、保谷駅前で歩道が狭くやや危険性が高いエリアです。

あと、北園交差点を左折した後、富士街道までまっすぐ行くルートもありますが、途中横幅狭くバス通りにもなっているので、やや危険性が高いです。


罠パターン2:自分がいる車線がいつの間にか左折専用or右折専用になってまっすぐ走れなくなる交差点

五日市街道から伏見通りに抜ける区間

通常の交差点は左折専用レーンがある場合、通常の路線から左に分岐して、左折専用信号or左折標識でいつでも左折できるようになっていますし、右折レーンの場合も通常路線から分岐して、右折レーンが交差点の前だけ設置されるケースが多いです。

以下の図は五日市街道の柳橋交差点から武蔵野大学前交差点の区間です。
柳橋交差点はちゃんと交差点前に左折レーン(下図のオレンジ線)と右折レーン(下図の紫線)が追加され、通常レーンと追い越し車線がある親切な交差点なのですが、そのまま追い越し車線を通っていると、その車線が次の武蔵野大学前交差点では右折レーンになってしまうんですね
通常の交差点なら追い越し車線の右側に右折レーンを追加すると思いますが、ここではそうなっていません。
この罠にはまってしまうと、まっすぐ進めずに右折を強いられることになります。

この交差点が醜悪だなと思うのは、前もってレーンの行き先表示の看板が設置されてない点と、武蔵野大学前交差点からまっすぐ少し行ったところで、追い越し車線(下図の緑の線)がまた復活する点です。走ればわかると思いますが、まっすぐ行けると錯覚してしまうような構造になっているので、改修工事を行ってほしいと強く願います。


罠パターン3:自分のいる車線の幅が徐々に減少し、隣の車線に合流するパターン

こういう道って結構ありますよね。車が少なければスムーズに車線変更すればいいですけど、車が詰まってるとき、合流しないといけない車線側にいると結構ストレスたまると思います。(大体こういう構造は拡幅工事中の道とか延伸工事中の道とかでよく見られます)

だったらはじめから合流される側の車線走ってればよかったと思ったことある人多いと思います。

ここではそんな箇所の一例として川越街道のバイパスである和光富士見バイパスと青梅街道についてご紹介します。

和光富士見バイパス

この道なのですが、富士見川越バイパスとつながる予定で現在工事中の道なんですね、なのでこういう構造になってるのだと思います。
赤線が追い越し車線なのですが、途中から道幅が縮小し、合流を余儀なくされますので、早めの車線変更を心がけつつ走らないといけない道になっています。


青梅街道駅周辺の青梅街道

青梅街道って区間ごとに車線が増えたり減ったりが激しい道だと思うのですが、そのうちの一つがここの区間になります。

上り側は赤線の部分だけ追い越し区間になっています。自分はこの区間は追い越し車線行きません。なぜかというと、途中の交差点で右折レーンがないので、追い越し車線の方が右折車のせいで詰まってしまうことがあるからです。

なお、下り線側はもうちょい追い越し区間が長いのですが、そのまま追い越し区間を走っていると、小川の交差点で追い越し車線がそのまま右折レーンになってしまうという罠パターン2と同じ構造になっているので、気をつけましょう。


罠パターン4:右折レーンor左折レーンが2重になってる交差点

右折レーンや左折レーンが二重になってる交差点というのがあります。
普通の交差点は二重にはなっていないので、右折左折した後の道で、通常車線か追い越し車線好きな方のレーンを選ぶことができますが、二重になっているとそれをするのが困難な点に注意が必要です。

右折の場合、右側のレーンに入ると右折後そのまま追い越し車線に行くことになり、左側のレーンだと通常車線に行くことになります。
なので、右折してからすぐ左折したい場合は左側のレーンを選択しなければいけません。

板橋本町交差点の手前の富士見街道入り口交差点

ここの交差点は左折レーンが2重になってる珍しい交差点です。大体2重化してるのは右折レーンじゃないですか。

ちなみにこの交差点で左折レーン右側を選択してしまうと、環七のオーバパスの方に行くことになります。混んでるときは曲がった後左レーンに車線変更するのが困難だったりするので、一旦オーバーパスしてからどうしようと悩むことになってしまいますね。。そっち方向に行くのが目的ならOKですけど。

左折レーン左側を選択すると板橋本町交差点に行くことができます。右折をすると板橋区役所方面、左折すると志村坂上方面に行けます。


谷原交差点

谷原交差点は右折レーンが2重になってる、まあよくある交差点です。(真ん中のレーンはまっすぐ進むこともできます)

気をつけないといけないのが赤い線の真ん中のレーン(右折レーンの左側)にはいらないと、右折したあとすぐに左折して進入できる富士街道の入り口にいけない点です。

関越道に行く場合は右折レーン右側、富士街道に行くときは右折レーン左側という感じで普段は使い分けをしています。


罠パターン5:大通りなのに道幅が狭い

甲州街道

古い国道は道が狭い区間が未だ多い道も多く、レーンの横幅に余り余裕ない道が多いです。

特に以下の区間は道幅が狭く、車体感覚が未熟な新人ドライバーにとっては鬼門です。
以下の区間の国立府中インターに行く交差点から西側は国道から都道に格下げになってしまったほどです。バイパスの方が国道20号になってしまいました。

素早く車体感覚をつかむには、サイドミラーで自分の車とセンターラインとの間隔を頻繁に確認することをお勧めします。


罠パターン6:信号のない横断歩道

これは教習でも結構注意されるのでみなさん大丈夫だと思いますが、結構お巡りさんがそういう横断歩道を監視してたりするので、渡ろうとしてる人がいたら必ず待つようにしましょうね。

特に注意が必要なのは、富士街道の石神井公園のガードを南側に越えてすぐの信号なし横断歩道ですね。かなりの確率でおまわりさんがチェックしています。


罠パターン7:一時停止標識のある交差点

これも教習で散々やりますが、おまわりさんが張っていることが多いポイントになります。私の車は一時停止の標識があるポイントに近づくと音声で教えてくれるので、先ず見過ごすことはないですが。。


罠パターン8:右折禁止の交差点

右折禁止の交差点は結構多いです。右折するつもりでルートを考えていると、右折できず、大回りを強いられることになります。

東八道路と環八が交差する中の橋交差点

東八道路から環8に左折で進入することはできるんですが、環8から東八道路に右折で進入することができないので、環8から東京都下方面に下って行くには甲州街道の交差点まで行かないとだめです。(裏道はあると思いますが)


吉祥寺駅手前の五日市街道の八幡宮前交差点

ここも罠なんですが、五日市街道から上っていく方向だと、右折して吉祥寺駅方面に行けないんですよね。
下り方面であれば左折して吉祥寺駅方向に行くことができます。

上り方面の場合は、この信号の次の信号は右折レーンもあり右折できるので、そっちを使うしかないです。


罠パターン9:追い越し車線レーンはあるが、右折レーンがない交差点

このパターンはほんと多いので、特に場所の地図は貼りません。
新青梅街道の東村山あたりとか、東八道路の三鷹・府中の一部区間とか。言い出したらきりがないです。

追い越し車線なのに車が詰まってるケースはこれが原因なので、いち早く察知し、左側車線に車線変更を行うようにするしかないですね。
それに気づけないと自分は右折車の後ろで詰まっちゃうけど、その後ろから察知した後続車が左レーンに車線変更するので抜け出せなくなるやつです。

渋滞の元になるので、右折禁止にするか、右折レーンを設置してほしいと思います。

罠パターン10:時差式信号での右折

最近の信号は車と人を分離したり、時差式の信号が増えています。
でも時差式の信号で困るパターンがあります。それは右折したい場合です。

対向車線側がずっと赤信号という時差式信号なら問題ないんですが、うちの目の前の信号みたいに、一定時間経つと対向車線側の信号が青になる時差式信号みたいなのもあって、右折のタイミングが難しい、ということが起きます。

これはひとえに、「対向車側の信号の状況がわからない」から生じる難しさだと思っており、対向車側の信号が青になるまで減るゲージみたいなのを信号機の横とかに表示してほしいと思う。


終わりに

日々都内ではいろんな箇所で道路工事が行われていますが、車を運転するようになってまだ全然整備できてないなと思うようになりました。
東西のラインは主要幹線が渋滞していても回避できる道路が多いですが、南北のラインが貧弱です。

例えば立川立体のガード下の渋滞、いつになればなくなるんだろうマジで。あそこに車が集中するのは、中央線はさんで南北に行く道路が少ないからないんですよね、ほんと南北の道路が貧弱。

東京は土地が高いし仕方ない部分も多いですが、居住者の方と交渉して円滑に道路整備が進むようなスキームができてほしいなと思います。

狭い道は交通事故の危険性を高めますし、救急車や消防車が先行して走れるスペースがなかったりするので。

排ガス規制やハイブリッド車やEV車が増えてきており大気汚染は減ってきていると思うし、最近の道路は歩道の幅も広く設計されており、住環境にとってプラスの要素が多いと思うんですよね。
武蔵境通り・伏見通りの住空間とか理想型かなと思います。

また、道路だけの問題ではなく電車のせいも多いです。京王線、西武新宿線、東武東上線は街を分断してると思います。こないだも代田橋の踏切で20分以上待たされました。
ただ、京王線と新宿線は連続立体工事しているので10年後ぐらいには解消してると思いますが、東上線は本当に早期にどうにかしてほしいです、大山駅だけじゃなくて。

自分が生きてる間にこれらの問題が解消してほしいなあ。外環道は自分が生きてる間に東名高速につながるんだろうか。。


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