密室の種類
ミステリーに登場する密室はいくつかの種類が存在します。今回はそれらを紹介していきたいと思います。
1 真の密室
自殺や事故死によって現場が密室になること。大抵の人間は部屋の鍵を閉めるので、自殺や事故死をすると現場が密室になることが多い。この場合、死亡した人間は無意識的に現場を密室にしてしまっている。
2 意図的な密室
何者かが目的を持って現場を密室にしたもの。この場合、自殺や事故死よりも他殺の可能性が高い。
3 完全な密室
密室現場が完全に閉じられた閉鎖系になっているもの。例えばすべての扉、窓に鍵がかかっている部屋など。
4 不完全な密室
密室現場が完全に閉じられていないもの。例えば、鉄格子が付いた窓は空いている(犯人はこの窓からは出入りできない)、扉の鍵は開くが周りの雪に犯人の足跡がどこにもない(雪に足跡を残さずに現場から立ち去れない)、など。一見すると密室ではないように思われるが、調べると現場が密室であることが分かる展開が多い。
5 人為的密室
人間の手によって作られた密室。
6 自然的密室
自然によって作られた密室。足跡系が多い(前日に雪または雨が降ったが、現場周辺に足跡が存在しないなど)。
7 偶然的密室
犯人も意図せず偶然現場が密室になるパターン。例えば、他殺に見せかけた自殺をしたが現場周辺に雪が降り、あたかも密室殺人に見えるパターンなど。
8 必然的密室
現場が必然的に密室になるパターン。意図的な密室とほぼ同じ。
9 建築物による密室
窓、扉、鍵などの建築物によってできる密室。
10 自然物による密室
雪、雨、土砂崩れなどの自然現象によってできる密室。
11 監視による密室
人間による監視、監視カメラによってできる密室。衆人環視の密室
12 その他の密室
その他
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