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初心。

今の私にとって、出会いの季節は7月です。

というのも、私の勤める企業の場合は、4月に入社した新入社員のみなさんが、3ヶ月の研修を終えて現場に出てくるのが7月です。


先日、新人研修を終えた新入社員の方が1名、私の常駐先に来てくれました。


私も7月から現場が変わり、新天地での仕事をしているわけですが、フレッシュさが完全になくなったなー。

と、感じました。


もちろん、そんな自分が嫌なわけでもなく、3年前とは大きく成長したなと、ポジティブに捉えています。


ただ、自分の姿勢によって、なんとなく知識や技術の吸収量が減ってしまうのだという感覚を覚えました。

新たな業務の担当領域は、これまで培ってきたものとは全く別で、専門用語を使うと基盤系の開発に携わることになりました。

これまでは、クライアント側の処理や業務処理の領域を担当していて、少し勝手が違うわけです。

感覚的には、乳牛を育ててきた人が、羊を育てるような感覚です(かね?)。


けど、乳牛を育ててきたから、なんとなく分かるんですよね。どうやって育てていけば良いかが。


このように、全く新しい領域だろうが、基礎的な流れは変わらないことから、そういった感覚になるのは至極当たり前の話です。


また、言うなれば同じITシステムの話なので、私がこれから担当する基盤系の部分も多少は知識があるんですよね。


そんなこんなで、ある程度習得している分、知識の吸収量が減ってしまうわけです。


あと、何より手慣れてる感が出ちゃうんですよね。

質問する時の語尾が、「〜ですか?」ではなく「〜ってことですかね?」という形で、知らないことを聞くのではなく、持ってるイメージを具体化してそれを確認するという感覚です。

なんとなく、自分の知識をひけらかしているのでは?という印象を感じられてないか心配になったりもします。

これって、その確認した内容が正しければ、自分の中に新たな知識は生まれないんですよね。(まあ、そこまでの深い知識はないので、大抵は学びになりますけれども。)



人間、毎日同じことをしていれば、当然慣れます。これは人間自体に備えられた性質であり、人間が生きてくるために必要な機能です。

ただ、それだけでは、これからの時代を生き抜いていくのは不可能です。IT業界なんてのは、まさにそういう世界です。


まだ右も左も分からなかった、入社したてのように、キラキラした目で何事にも取り組んでいた頃を思い出した。

そんな下半期のスタートでした。

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