読書

私の趣味である読書について。

現在、私は月に7, 8冊くらいのペースで本を読んでいます。ジャンルは様々で、ビジネス、自己啓発、社会、心理学、哲学などなど。直近で読み終えたのは、『1兆ドルコーチ』という本。定期的に読んでいるものだと、『一億三千万人のための『論語』教室』、『1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365』です。自分の興味、関心ごとにかかわらず、広い知見を身に付けるために様々な本を読んでいます。

本格的に読書を始めたのは、3ヶ月前くらい。それまでは、本に対する苦手意識やめんどくさいという印象があり、参考書や教科書くらいしか読んでいませんでした。「なぜそんな自分が読書を始め、月に何冊も読むようになり、読書が続いたのか?」について書いていきたいと思います。

読書を始めたきっかけ

私が読書を始めるきっかけは、オリエンタルラジオの中田敦彦さんのYoutubeチャンネル「中田敦彦のYoutube大学」。中田さんが本の内容を紹介している動画を見て、勉強が楽しいものであると感じたからだ。

中田さんのYoutubeに出会うまでは、授業を受けてテストで点をとって単位をとるための勉強。正直言って楽しくない。良い成績をとって友人にすごいと言われることは確かに嬉しい。しかし、自分の中ではそれでは特に満足していなかった。それなのに、「どうして大学に行ったのか?」と問われたら答えは一つ。大学に行ったほうが就職先も広がるし、年収も上がるといった世間一般論があったからだった。最近まで私は、世間が作り出した常識に囚われた選択を繰り返してきた。当時は深く考えていなかった。その中で、情報を学ぶという目的を生み出して大学に行くことを決めた。これが以前までの私の意識だ。

中田さんのYoutubeに出会い、まず最初の印象は楽しかった。動画の内容は、テクノロジーや偉人、歴史など様々な分野のことに対して、中田さんが本で勉強したことを紹介するといったものだ。中田さんのユーモアあふれる例え話で、皆にわかりやすい形で伝えるようなコンテンツ。私はこれらのコンテンツを見て、詳しく知りたいと思い、紹介していた書籍を購入して読んだ。この時の学びは「詳しく知りたい」という思いがあった。その本を読み終えた私は、満足感で満たされていた。それはなぜか? 本を読む(学ぶ)ことに詳しく知りたいという「明確な目的」があったからだ。そこから私の読書に対する意識が大きく変わった。明確な目標を持って読書をすることが楽しいと感じるようになった。そして私の中の読書が「楽しいこと」に変わった。

以上が読書を始めたきっかけである。


本の選び方

私の本えらびの基準は3ステップある。見るポイントは「タイトル」、「帯」、「目次」である。本の読み方、読書術のような本に書いてあることと同じような内容であるかもしれないが紹介したいと思う。

まずは1つ目の「タイトル」。タイトルを見て全く惹かれないものは、選択肢から除外する。タイトルは本の顔とも言える重要な指標である。タイトルは本の内容を一言で表した筆者が伝えたいことである。そのため、タイトルで惹かれないものは選択肢として外す。もちろん例外はある。例えば、私が好きな著名人が推薦している本や友人が紹介された本はここでは選択肢から外さない。

そして2つ目の「帯」。帯には読者の声や推薦者のコメントが書いてある。その内容からは、この本を読むとこんなことが学べるといったことが書かれている。そこから私が知りたいことと一致しているか、その内容に惹かれるかを考える。

最後に3つ目の「目次」。目次は私が本を選ぶときに最も参考にする項目である。目次には、それぞれの章ごとに大事なキーワードや内容が書いてある。目次によって、本の内容や流れを知ることができる。著名人や友人が紹介した本を購入するかどうかは、目次を読んで決める。たとえ紹介された本でも、自分自身が読みたいと思わなければ特にモチベーションにつながらないからだ。目次を見て、この本から学べることは自分にとって有用だなと思ったら購入をする。

以上の3つの項目から直感的に判断する。書店にいき、自分が読みたいかどうかを自分で判断することが大切だと思う。知人におすすめの本を紹介してもらうのもいいが、その場合はどのジャンルの本が良いかをある程度絞った方がいいだろう。自分が興味のない本を購入しても、読書が続かなくなってしまうからだ。何事も、自分で意思決定することが大切だと思う。

本の読み方

私が読書する上で意識していることは本を読む目的とアウトプットである。本の内容を記憶に強く結びつけるために、目的を持った読書とアウトプットをするようにしている。

まず私の読書の目的は学ぶことである。このことは先ほども述べた通りだが、本によって内容はバラバラである。そこで本によって「何を学ぶか?」を明確にすることが大切である。例えば、マネジメントに関する本を読むことについて。ここから漠然と学びを得ると考えるだけでは効率が悪い。知りたい内容がマネジメントの方法論を学ぶのか、実践的なマネジメントの例を学ぶのかによって、注目する部分が変わってくる。これを意識することで効率よく読書から学びを得られる。これは、読書に夢中になっていると忘れてくるため、本の最初のページに付箋などを貼ったりして、意識できるように工夫した方が良いだろう。

本を読むときに必ず行っていることは「メモ」である。本の内容を頭だけで理解しようとすると、以前に書いてあったことを忘れてしまい戻って読み直してという具合になってしまう。それを防ぐために、重要だと思ったことや疑問に思ったことはメモをする。メモすることで考えが整理しやすくなるし、自分が重要だと思った内容を振り返るためにも使える。また、メモをする→手を動かすことで記憶の定着に効果もある。メモの仕方は人それぞれであると思うが、私がおすすめするメモの取り方は、SHOWROOM社長の前田裕二さんのメモ術である。前田さんの著書『メモの魔力』にて、メモの取り方から自分にどう活かすかにつながる考え方まで知ることができる。この方法を実践することによって、自分が学んだことをどう活かすかまで考えることができる。わざわざメモ帳を用意するのが煩わしいと感じたら、本の一番最初の白紙のページや中の余白を利用するのも良いと思う。もし実践する方は、ぜひ自分にあった方法を見つけていただきたい。

本を読み終わったら「感想」を書き、内容を含めて人に伝える。感想を書くには、まず本の内容を思いだす必要がある。そのときに思い出せないことは、自分の記憶に結びついていない。内容が記憶にないことに気づき、何度も繰り返し思い出すことで長期記憶になる。感想を書くには、記憶を引き出す必要があるため本の内容をより強く脳に結びつけることになる。また、人に内容を伝えることは自分が内容をしっかりと理解している必要がある。そのため読んだ本の内容が曖昧になっていると人に内容を伝えることはできない。実際に内容を伝えようとするとあまり思い出せないだろう。どのくらい本について理解しているかを知るためにも、感想を書いて人に話すように心がけている。

せっかく本を読むなら、ただ楽しいというだけでなく学びとして自分の将来に役立てたいだろう。そのためにもアウトプットをして、本の内容を自分の記憶に強く結びつけることが大切である。自分の記憶に結びつけることで行動に移すことができるだろう。

読書を続けるには

私の周りにも読書をしたいが続かないという人もたくさんいる。そもそも一冊も読めないという人すらいる。冒頭で述べたように、私も昔は読書が嫌いだった。そんな私の読書を続けられるようになった考え方を紹介する。これは、読書だけでなく様々なことを習慣化したい人にも当てはまると思う。

まずは、目的を意識することが大切。読書したいという人はいるが、なんのために読書をするか考えない人が多い。私自身、以前も何度か読書を習慣化しようと挑戦したことがあった。そのときは目的が明確でなかった。読書したら頭良くなるしゲームしてるより有意義だろうと考えていた。これは、読書することが目的となっている。私が読書を習慣化できたのには、読書することを目的としたのではなく、読書によって「学ぶこと」を目的にしたからである。「読書は学ぶためにやる→学ぶことは楽しい」とすることで、読書を楽しいものだと思うことができた。これは習慣化においてとても大事なことであると思う。筋トレをするには、筋トレに意識が行きがちだが、筋トレして何を実現させたいのか。朝活をしたい場合は、早起きすることではなく、朝活をして何をしたいのか。このように考えることで挫折することが減るだろう。

次に、身の丈にあった本を読むこと。新しい分野を学ぶときには入門書から入るのが普通だろう。しかし、読書が続かない人は実用的なものから読み始めることが多いように感じる。いきなり応用編からトライすることによって、内容が分からず挫折してしまう。これによって、自分は本読んでも理解できないと思い込んでしまうとなり本を読むことを避けてしまうようになる。そうならない為にも自分のレベルにあった本を読むべきだろう。それが一番効率よく学ぶことにつながるし、続く秘訣である。もし、身の丈にあっていない本を購入し読み始めてしまった場合は、一旦その本を閉じて、その分野の基礎にあたる本を探すと良いだろう。

そして、必ず私が心がけているのは、自分で買うこと。図書館や人から借りるのではなく、自分で買うことが大切だと思う。まず私は、本に思ったことを書きこむため人からは借りない。本を自分のノートとして利用する。そのため、本は必ず自分で購入する。さらに、自分でお金を出して買うことで、その本からできるだけ多くのことを学ぼうという意識になる。せっかく買った本を無駄にしたくないという思いから、その本を読む際の集中力が増し、しっかり読もうという気になる。人から借りたものは、別に自分がお金を払ったわけではないしと考えてしまうこともある。また、当たり前だが自分で買うことによって、自分の部屋に置いておくことができる。人に借りたら返さなければならないため、その本の内容を思い出すときにすぐに見れなくなる。自分の所有している本なら、すぐに見ることができる。読書を続けたいと思う人は、自分で購入することを試してみて欲しい。

そして、習慣にしたいならば人に伝えたり、同じ習慣を持つ人と繋がるのが良い。1人で続けるのが難しい人は、中の良い友人や恋人、家族などと同じ目標を持って習慣を作ることで続けやすい。また、一緒に続けてくれる人が周りにいない場合はSNSなどに目標を投稿することで、自分に人に監視されていると思わせることで続きやすくなる。周囲の人を利用することも、習慣化にとって大切なことである。


最後に

私の読書に対する思いや心がけをお伝えしてきました。今後は、読んだ本の内容やそこから得られる気づきなどを皆さんにお伝えしていきたいと思います。これを読んで読書が続くようになったという方がいたら幸いです。ぜひ皆さんも素敵な読書ライフを。

拙い長文をお読み下さり、ありがとうございました。

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