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コンサルタント/コーチがノウハウを出し惜しみすべき時

コンサルタントのトラウマフレーズをお教えしましょう。

「すごい勉強になりました。ちょっと自分でがんばってみます!」

そう、この「自分でがんばってみます」という言葉の前に撃沈したコンサルタントやコーチは数知れません。

クライアントの相談にのって、できればコンサル契約、コーチング契約に結びつけたく色々とがんばってアドバイスをして、最後に出てくるクライアントからの殺傷力抜群のキラーフレイズ。

「自分でがんばってみます」


その後、ノックアウトをくらってマットに沈んだ顔を必死で持ち上げながらコンサルタントが後悔混じりにつぶやく言葉が

「ノウハウを見せすぎた・・」


そう、ノウハウを見せすぎるとクライアントは自分でやれる気になって、コンサルタントやコーチに仕事を頼んでくれません。この過ちを犯してKOを食らったことのないコンサルタントを見つけることは、顔を腫らしたことのないボクサーを見つけるのと同じくらいありえません。


「でも、ちょっと待って!あんた昨日『今の時代、ノウハウの出し惜しみをしちゃダメだ!』って言ってたじゃないか!」

というあなた!昨日もnote読んでくれてありがとうございますm(_ _)m


そう、昨日のポストでは情報の価値がどんどん下がっている現在、ノウハウの出し惜しみをしている奴は古い!と一刀両断しました。


でも、ノウハウを見せすぎるとクライアントをクロージングできないということはよくあることです。


じゃあ、やっぱりノウハウは隠した方がいいのか、というとそんなこともないわけです。

じゃあ、どっちなんだ!と息巻く前に、まずなぜ「自分でがんばってみます!」となってしまうのかということについて説明させてくさい。


実はこれ、昨日話したことと同じことが原因なんです。

クライアントにとって本来一番大切なことはノウハウじゃなくて、変化だということを昨日お話しました。

それをコンサルタントがきちんと理解していないとノウハウの出し惜しみをして、失敗してしまうというのが昨日したお話でしたね。

実は、このことを理解していないのはコンサルタントだけじゃないんです。

クライアントの方でも理解していなくて、ノウハウが大切だと勘違いしてしまっている人がいるんです。

でも本来クライアントにとって一番大切なのは「変化」なんです。もっというと「変化のスピード」なんです。

それをわからず、ノウハウをちょっと聞きかじっただけで、自分が変われると思ってしまう人がいるんです。

でも、ノウハウをちょっと聞きかじっただけで変われる人って、100人いたら一人か二人です。ほとんどの人が変われません。

変われたとしてもエラい時間がかかってしまいます。

その無駄な時間をなくし、ショートカットさせてあげるためにコンサルタントとかコーチがいるわけです。


でも、コンサルタントやコーチにお金を払ったことのない人って、そのことがわからないんですよね。

自分でやることがどれだけ遠回りで、人生の無駄遣いだってことに気づかないんですよね。


だから「自分でがんばってみます!」ってなっちゃう。


でも、これって、双方にとって不幸なこと。

クライアントは悩みが解決しないし、あなたはコンサル契約がとれない。


だから、クライアントに「自分でがんばればできるんだ!」と思わせるような情報やノウハウは見せない方がいいんです。

そちらの方が双方にとって幸せなことですから。


つまり昨日もお話したように、ノウハウは出し惜しみはしてはいけないんですけど、そもそも見せないほうがいいノウハウというものがあるんです。


そういうノウハウはそもそも見せない!もしくはチラ見せだけにとどめる。


これ、とても大事なので、覚えておいてくださいね。

では!

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