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オンライン弱者の致命的弱点〜情報価値の大暴落時代を生き抜け!〜

問題:「お客さんは、何に対してお金を払うのでしょうか?」

これに対する答えは、実はインターネットがなかった時代も今も変わりません。

答えは「変化」です。

お客様には解決したい問題があって、その問題があって苦しい状態から、解決して清々しい状態へと移行する「変化」に対してお金を払います。

そりゃそうだよね、と思う方も多いと思うのですが、自分のビジネスのことになると意外とこのことをきちんと理解しないまま進めてしまう人が多いんです。

典型的なのは、自分の持っているノウハウが特別なので、そこに価値があると思っている人です。

そういう人は自分のノウハウをできるだけ高く売ろうとしてしまいます。

でも、ぶっちゃけ、今の時代ノウハウってお金にならないんです。ノウハウというのは所詮「情報」ですから、情報の溢れかえっている現在、ノウハウの価値は恐ろしい勢いで落ちています。

ちょっと古い資料ですが、1996年から2006年の間に、人々が選択できる情報の量は530倍になっています。人々が実際に消費できる情報量は33倍に留まっているので、情報自体はものすごいインフレを起こしています。つまり価値がどんどん下落していく一方ということです。ことノウハウに関していえば、ネットで拾えない情報はほとんどありません(日本語でないと思っても、英語でうまく検索すればかなりの場合でてきます)。

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それにも関わらず、いまだに「情報には価値がある」と思い込んでいる人は多いんです。まあ、今の40代以上の人は若い頃から「情報化の時代」「情報を制するものはビジネスを制する」というようなことを言われてきたので、その思考が染み付いてしまっているのでしょう。

でも、繰り返しいいますが、情報そのものには価値はありません。

情報がもたらす「変化」にこそ価値があるのです。

そして今のように情報が氾濫している時代には、情報そのものではなく、その情報が「誰によって」「どのように届けられたか」ということが「変化」の源泉となり価値となっているんです。

もう10年くらい前から「キュレーションの時代」と言われているのは、そういうことなのですが、情報があふれるスピードが更に加速した現在は、人々はキュレーションの質さえ見るのを面倒臭がります。

結果、キュレーションを見ずに、キュレーターだけで判断するようになるんです。

わかりやすいところでいうと、SNSでシェアされているニュースをみて、記事を読まずに、ヘッドラインとシェアしている人への信頼だけで「いいね」をするのはその典型です。


それをいいと思うか、ひどいと思うかは好きずきですが、とにかくそういう時代なんです。

でもオンラインの感覚になれていない人って、その辺りのことが肌感覚でわかっていないんですよね。

だから探せばネットに転がっているような情報を後生大事に抱えて生きていたりする。

まあ、オフラインでその感覚の人を相手にビジネスをするだけだったらそれでもいいんですけど、ポストコロナの世界ではみんな慌ててオンラインに移行しようとしています。

その中、情報の価値に対するこの辺りの肌感覚がわからないと、致命傷になりかねないんです。

だから大切なのは自分の持っている情報やノウハウを出し見惜しみせず、逆にいかに自分がその情報をわかりやすく活用する手伝いができる人だったことを見せることなんです。

もう一度いいます。情報やノウハウは出し惜しみしないでください。さらけ出した結果、あなたの価値が上がることこそあれ、損なわれることは絶対にないですから。

いいですか、情報やノウハウの出し惜しみをしないでくださいよ。

というわけで、次回のポストは「ノウハウを出し惜しみすべき時」です!
お楽しみに!






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