ところがどっこいおまえの化猫
おまえの好きだった彼女は
化猫だった
周りの連中は
気づくのが早くてよかった
と言うが、実際おまえには遅すぎた
まるで肛門を通過するときの便秘糞だ
化猫は爪で
おまえの腸を
引きずり出し
唇を真っ赤に染めて
啜り喰い
喉仏を
喰い千切ろうとした
おまえの化猫は言葉も巧みに操る
甘い否定と
喧しい肯定を
チクタク繰り返す
周りの連中はおまえが勝ったも同然
と言うが、あのときのおまえにほとんど勝ち目は
なかった
おまえは足を跛にして
嗚咽をもらし
小便をぶちまけた
ところがどっこい
おまえの化猫はブスだ
魂がないのが
その証拠で
それ故に、おまえの魂は喰うことができない
しかも
おまえの魂はアツアツのホカホカだ
為す術なしの彼女は
死んだチンコをぶら下げた
亡者
をわんさわんさ連れて
おまえを
再起不能まで追い込もうとした
周りにいる連中こそが亡者だった
ボンクラがおまえを蹴り上げ
イカサマ野郎が脳ミソを潰した
おまえのその痛みを消すために
おまえがさらなる痛みを受ける必要は
ない
言い換えるなら
おまえが変わる必要もない
ということ
化猫に勝つ必要さえも見当たらない
けれども、幸い、おまえは
勝つ気でいる
アツアツのホカホカだ
化猫と刺し違えるのもいいだろう
このまま1人くたばるのもいいだろう
おまえの好きにしろ
だがそうでないのであれば
徹底的にブチのめしてやれ
話が長くなったが
最後に1つ
彼女と
その下僕どもを
すぐにでも退治したいのは
山々だが
今は
回復に
努めよ
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