「遊べ」から「勉強しろ」へ

僕が個人的にあまり好きではないのは、子どもが小さいときには「遊べ」と言っておいて、ある日突然「勉強すべきときが来たから、勉強しろ」と言ってしまう親です。

「たくさん食べなさい」と言っておいて、ある日突然「痩せるべきときが来たから、痩せなさい」と言ってしまう親と同じくらい好きではないです。

たくさん食べても太らない人がいるように、たくさん遊んでも勉強が得意な子どもは一定の人数います。

でも、たくさん食べたら太る人がいるように、たくさん遊ぶと勉強が苦手になる人がいます。

太ってから痩せるのが難しいように、勉強が苦手になってから勉強するのは難しいです。

太っていても問題ないと思うのなら、「たくさん食べなさい」と言っていいと思います。勉強が苦手でも問題ないと思うのなら、「たくさん遊びなさい」と言っていいと思います。

でも、太ってほしくないのなら、小さいときから「そんなにたくさん食べてはいけない。運動をしなさい」と言ったほうがいいです。勉強が苦手になってほしくないのなら、小さいときから「そんなにたくさん遊んではいけません。勉強をしなさい」と言ったほうがいいです。

僕が最も好きなのは、最初から適切な食事量を考えて、自然とちょうどいい体型になるようにする親です。最初から適切な勉強量を考えて、自然とちょうどいい学力になるようにする親です。