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そうだ、海外大学院に行こう!文系からGeorgia Techへの道のり(CS修士)

かねてより、いつかは大学院に行ってみたいなと思っていたのですが、今年の抱負を考えるにあたり、ふと「あれ、それって今なんちゃう!?」と気が付きました。

まだ夫婦ふたりなので自分の時間は取りやすいし、去年あちこち転職活動をしてみて、今の会社のように学習費用を一部でも負担してくれる企業は意外と少ないみたいということが分かったし…

ということで、大学院を目指すことにしました🥰

具体的には、Georgia Tech (Georgia Institute of Technology) の Computer Science 学部を目指そうと思っています。このnoteでは自分の備忘を兼ねて、出願までの準備などを書いていきます🌱


なぜ大学院?👩‍🎓


まず前提として、私は独学の力を信じていて、どこかの教育機関に属さなくても、その気になればいくらでも知識を得ることはできると思っています。

例を挙げると、

  • 文系学部卒でも独学でITの技術知識を付け、シリコンバレーでセールスエンジニア職に就いている

  • Udemy、Youtube、各社ウェビナー、ニュースで常に情報のキャッチアップをはかっている

  • 自分のペースで学習できるHarvard Business Schoolの証明書コース(オンライン)を受講したことがある

なので、私が身を置いている業界・分野に限っていうと、「絶対に大学院に行かないと勉強できない」という内容は減ってきていると思っています。

ではなぜ、それでも大学院に行きたいかというと、

  • レジュメ上の見た目が良い

  • 体系的にコンピューターサイエンスを学びたい

レジュメ上の見た目が良い、のマシな表現が思いつかなかったのですが…(笑) ChatGPTにどのような言い換え表現があるか聞いてみると、以下のように返答がありました。

その現象は通常、「資格主義」または「学位のインフレ」と呼ばれています。これは、実際の仕事の責任が高度な学位を必要としない場合でも、雇用主が特定のポジションに対してより高い学歴を好む傾向を指します。履歴書に修士号があることは、追加の専門知識、特化、または特定の分野への専念の兆候と見なされ、求職者をより競争力のあるものにすることがあります。ただし、学位の価値は、特定の業界、仕事の要件、および個々のスキルと経験にも依存することに留意する必要があります。

ChatGPTより

太字の部分がまさに、私が大学院に行きたい理由です。

去年転職を試み、4社の面接を受けましたが、どの企業もオファーの提示まで進むことができませんでした。

その時、アメリカにおけるテック企業での就職市場の厳しさを本当に肌で感じたのです。2023年の大規模レイオフの余波で、市場には優秀な人材が溢れかえっています

例えば、どれくらい優秀な人材かというと…

ある面接で私が比較されていた候補者は、現職がデータサイエンティストで、データエンジニアリングの経験もあって、なおかつセールスのスキルもビジネスコンサルのスキルもある人材、というように複数の役割を一人でこなせる候補者でした。

また、別の面接では、私が経験年数8~9年なのに対し、途中から経験年数20年越えの猛者が現れ、その候補者のほうがチーム全体のレベルを一気に引き上げてくれることが期待される、ということで私にはお祈りメールが届きました。

そんな人材どこにおんねん!と突っ込みたくなりますが、世界中から人材の集まるアメリカでは、そんな人材が存在するのです。

それほど競争が激しい環境なので、ChatGPTの回答のように、何でも加点要素となるものは、あるに越したことはない = 大学院の修士もレジュメに書けたほうが良い、ということになります。

それに加えて、アメリカでは技術職に応募する際はコンピューターサイエンスの学士・修士があるのが当たり前なのに、私は学士が文系学部なので、今のままではレジュメ上の見た目があまりよくない、というのもあります。

また、必要なものを必要なだけ、かいつまんでITのことは勉強してきましたが、体系的にコンピューターサイエンスとして学問を学んだことはありません。なので、あらためてカリキュラムに沿って勉強してみたい、というのも理由です。

Georgia Techにしたい理由🏫


まず第一に…①学費がめちゃくちゃ安いからです😂

「絶対に大学院に行かないと勉強できない」内容が減ってきているのと同じで、「この大学院じゃないと学べない」内容もどんどん減ってきていると思います。

私の場合は大学院に行く理由の一つがシンプルに修士が欲しいから、なので、お値段は安ければ安いほど◎です。

Georgia Techは対面の修士課程もあり、対面での会話やネットワーキングを重視する方はそちらを選ばれると良いかと思いますが、

私は、仕事で嫌というほど英語を使っている、ネットワーキングはお腹いっぱい、グループワークが嫌い、というイヤイヤ期真っ只中なので、オンライン版が私のニーズにはマッチしています。

Georgia Tech 公式サイトより。約6,500ドルで修士が取れます。

次に、②Georgia Techはテック業界での知名度がとても高いというのが理由です。

これは最近知ったのですが、Georgia Techは非常に有名で、アメリカのIT業界の人ならみんな知っているようです。

うちの近所にロッキードマーティン(米国軍需・航空宇宙工業分野)でエンジニアとして働く友達がいるのですが、彼の学士はGeorgia Tech(修士はジョンスホプキンス)で、彼の弟は学士も修士もGeorgia Techとのこと。

Amazonでエンジニアとして働く友達も、Georgia Techはめっちゃ有名やよと言っていたので、信頼できる名門校だということが分かり、決め手の一つになっています。

最後に、③学びたい内容があるというのも重要なポイントです。

いくら修士が欲しいからとはいっても、興味のない内容を2-3年学び続けるのは時間の無駄でしょう。Georgia TechはComputer Scienceの中からさらに5つの専門分野が用意されていて、興味に基づいて深堀りすることができます。

5つの専門分野(公式サイトより)

私はソフトウェアエンジニアやデータサイエンティストになりたいわけではなく、コンピューターサイエンス全般と、AI/MLを学び、今後需要のあるAI分野に特化したビジネスサイドの価値・戦略をお客様が話せるようになったら良いなと思っています。

それでいうと、まだぼんやり考えている段階ではありますが、Human-Computer Interaction と Interactive Intelliefnceはシラバスを眺める限り、なかなか面白そうだと思っています。

出願に必要なものたち📑


さて、ここまではノリノリでnoteを書いてきましたが、出願・合格という大きなステップを乗り越えないことには、海外大学院に行くという話はいつまでも絵に描いた餅です。

出願のために必要なものたちは以下の通りです。最新情報に関しては、公式サイトもご参照ください。

  • コンピューターサイエンスの学士に相当する証明

    • 学位がコンピューターサイエンス学部で、GPAが3.0以上の場合は不要な項目ですが、私は対象外なので別の方法でコンピューター サイエンスの基本的な能力と知識を証明する必要があります。

    • 以下の3つのコースを修了することは、プログラムへの参加が保証されるわけではないものの、最低限の資格としてみなされることができます。出願にあたっては、私もこの3つのコースを修了させる予定です。

  • 3通の推薦状

    • 3通中、少なくとも1通は教授などアカデミックな方から書いてもらうべきとのこと。コンピューターサイエンスの学部を出てないので、誰にお願いすべきか分からず、どうしようか考えてます。

    • 最近、別の大学院のコンピューターサイエンス学部を受講した同僚に聞いてみると、彼らもコンピューターサイエンスの大学に通ったのは20年近く前なので、教授陣とはもう誰も連絡を取ってない。そのため、現職の上司に推薦状をお願いしたと言っていました。

    • 3人もどうやって見つけようかと悩んでますが、まずは最低でも1人、自分の上司からは推薦状を書いてもらおうと思ってます。残りの2人はもう少しネットで情報収集しながら考えます。

  • 成績証明書

    • 母校の大学に連絡をして、成績証明書を取得しようと思っています。リードタイムなどは要確認。

  • 英文レジュメ

    • これは既に作ってあるのでOK。

英文レジュメに関して宣伝ですが、書き方が分からないという方はぜひこちらもご覧になってください☺

エッセイも必要かと思ってましたが、改めて要項を読んでみるとエッセイは含まれていない…勘違いだったのかもしれません。

TOEFL / IELTSのスコア提出は私は米国永住者なので不要みたいです。ちょっと不安なので、一応オフィスに連絡して確認してみようと思います。

Q. If my country’s primary language is English, do I still have to provide a TOEFL or IELTS score?

A. Exceptions are given to the applicants from countries where English is the SOLE OFFICIAL language of instruction (Australia, Bahamas, Barbados, Canada-except Québec province, England, Ghana, Ireland, Jamaica, Kenya, New Zealand, Nigeria, Scotland, St. Vincent and the Grenadines, Singapore, Trinidad, Tobago, Uganda and Wales). An applicant is exempt from TOEFL and IELTS only if they are a naturalized citizen, a Green Card holder or have spent at least one year in residence and enrolled at a U.S. college or university.

公式FAQより

このQ&Aにも回答が書いてありました。⤵


目標タイムライン⏰


出願に必要なものを揃えるリードタイムを考えると、来年(2025年)の春入学が現実的なタイムラインかなと思っています。

来年の春入学を目指すなら、2024年8月15日が出願締め切りだそう。

2月

3月

4月

5月

6月

  • 推薦状を書いてもらう

7月

  • 推薦状を受領

8月

  • 応募書類を揃えて出願する

  • 8/15から10~12週間後に結果が分かるということなので、遅くとも2024年のうちには結果が返ってくるようです。

以下の3コースそれぞれ、各5か月かかると書いてあるので、単純計算だと全て終えるのに15か月かかることになります。それを4か月で終わらせようとしているので、ちょっと無理があるスケジュールかもしれませんw でも、気合いで頑張ります🐣

ちなみに、3コースとも無料でも受けられるのですが、Georgia Techの大学院に出願する材料として提出する場合は、それぞれのコース約750ドル払って自分のスコアが記載された証明書を手にれるのが得策なようです。

それぞれのコースがどんな内容だったか、実際にどれくらい修了までに時間がかかったかは、今後noteにまとめる予定ですのでお楽しみに!

本業が忙しくなったり、ライフイベントにアップデートがあったりで、もしかしたらこの予定通り進まないかもしれませんが、それでも大学院を目指す第一歩を踏み出せたことにワクワクしています☺

これからも温かく見守っていただけますと幸いです。同じくGeorgia Techを目指されている方がいたら、是非コメントください!一緒に頑張りましょう🙋

追記:母校の同志社大学ではここから成績証明書が取得できるようです。英文発行 & 海外発送もできるようなので、国内発送よりは割高ですがそちらで申し込もうと思います。



最後までお読みいただきありがとうございました!
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