見出し画像

10分でわかる海外ニュース 2024年1月23日

オーストラリア在住20年目のtaroがお送りする海外暮らしのコラムと10分でわかる海外のニュース、オーストラリアの経済、不動産情報を翻訳&まとめ。
ニュースの参照はここからhttps://www.bloomberg.com/asia

【本日の独り言】

みなさまおはようございます。
会社のマネージャー含めスタッフたちの成長を間近で見させてもらえることが嬉しい。
もちろん、それは何よりも彼らの努力に他ならない。
日々たくさんの課題に直面して、いいことばかりじゃない、嫌なこともある中でこの仕事をより良いものにしよう、自分の成長のために何ができるだろう。
そうやって業務に当たってくれていることは奇跡に近い。
いや、優秀なマネージャーの功績が大きい。

自分でもよくこんな方法で仕事をするなと思う。
ただ、それしか術がなかったのだから、どこかで腹を括ってやるしかない。
遠く離れたオーストラリアにいる自分ができることは箱を用意すること、信頼して見守ることしかできないと、現状できることを一生懸命に。
どうやったら彼らが成長できる会社、仕事を用意できるかがこれからにかかっている。

【金融ニュース】

米連邦準備制度理事会(FRB)が景気回復の兆しから利下げを急がないとの思惑から、株価は後退し、債券利回りは上昇した。

景気の良いニュースが政策的にそれほど重要でない今、小売売上高が堅調な結果となったことで、ウォール街の大胆なハト派的観測に対する懸念が高まった。また、中央銀行当局者が最近、緩和の見通しについてより慎重な論調を強めていることもあり、結局、トレーダーがFRBが最初に利下げに踏み切る時期を先送りする格好の材料となった。

【ヘッドライン流し読みニュース】

■オーストラリア、移民大改革で「ゴールデン・ビザ」を停止

・オーストラリアは、より熟練した移民を呼び込むことを目的とした移民政策全般の見直しの一環として、500万豪ドル(約330万ドル)以上を投資する個人の申請を一時停止した。

重要投資家(Significant Investor)または「ゴールデンビザ(Golden Visa)」プログラムの申請はすべて停止された。クレア・オニール内務大臣は、このビザはオーストラリアの移民制度における「多くの側面」のひとつであり、政府は「わが国に成果をもたらす制度を構築する」ために変更を計画していると述べた。

オーストラリアと同様の投資家ビザは、富裕層によって悪用され、国自体に利益をもたらしていないという疑惑の中で、世界中で批判にさらされてきた。重要な問題は、その資金が経済の生産的な分野ではなく、不動産や金融資産に使われることが多いということだ。

■36%安の香港株、中国不況の真の深さを示す

・香港に上場している中国株の暴落が月曜日に激化し、本土の同業他社に対するディスカウントが過去15年間で最も拡大した。

ハンセン中国企業指数は2.4%下落し、20年近く前の水準に近づいている。その結果、本土株と香港株の価格差は2009年以来最大となり、オフショア市場では36%のディスカウントとなった。

■ディップを買う?郊外は2024年に反発する

・2024年に「注目すべき郊外」として、昨年後退したり、周辺地域を下回ったいくつかの郊外が不動産専門家によって選ばれた。

PropTrackのデータ分析によると、毎年恒例のrealestate.com.au Hot 100に含まれるいくつかの郊外は、2023年に伸び悩んだ。しかし、2024年には全国的な価格上昇が予測されており、買い手は「ディップを買う」機会を求めている。

2023年に2桁の価格上昇を記録した郊外でさえ、来年は力強い上昇を見せる可能性があると専門家は予測している。

南オーストラリア州、西オーストラリア州、クイーンズランド州では、2023年に価格が下落した郊外はほとんどない。

【最後に】

オーストラリア政府が投資家ビザ(SIV)の終了を告げた。
もちろんたかだかビザの種類の一つで、これまで幾度となく名称や内容を変えてこのタイプのビザは出てきた。
それでも、「あのSIVが終わりを迎えた。」と思うほどに個人的に感慨深い。
何せこのビザのおかげで普段お会いできないような人にたくさんお会いし、いっぱい吸収させてもらった。

日本で財を成してきた人。名家の方、芸能人、資産家、事業家、ちょっと何しているかわからない人までバラエティ豊かな人にお会いして、あの時は必死でがむしゃらだったけれど今振り返ると文字通り勉強させてもらっていた。
目的はさまざまで、悠々自適なリアイヤ人生を送りたい方、子育てをされたい方、海外進出したい方、いざというときのための緊急脱出用に持っておきたい方。
彼らの人生のほんの一幕に過ぎない、銀行員とお客様という役割でしかなかったけれど、今でも良くしてくださる方がいて、気にかけていただけるのは本当にありがたい。
お金との付き合い方、人間関係、人生観、価値観、死生観。
あの個室の中でお客様と過ごした濃密な時間は自分にとってかけがえのない財産だと改めて思う。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?