うなぎ釣行記@仕事超繁忙期突入で釣りに行けないボヤき#4
一年で最も寿命を削りかねない超繁忙期、Now the time!!
この戦いが終わる8月初頭まで釣りに行く余裕がなく気力も湧きません。
その間、動きがなくなってしまうので、釣りに行かなくても日記にできる話題を綴りたいと思い筆を取りました。
前回の日記で、関東で釣ったうなぎなど川魚の放射能汚染調査を行っていることを書きましたが、今ごろ何を寝ぼけたことを言っているのかと思われた諸兄も多いのではないかと思います。極めて自然な反応と存じます。
しかしながら、
行政がこれまで継続して行ってきた次のような調査や出荷制限指示等の取り組みを見たことがある人は、果たしてどれくらいいるのでしょうか。
ましてや釣り人をや!です。この記事が目に留まったら、是非パッと見てみてください。お願いしますっ。
未だに出荷制限されている農産物や水産物が数多くある事実。ご存じですか?
当該天然うなぎもつい最近まで一定の地域では出荷制限がされていたのです。
311前年の12月、第2子を授かったあっしは、多感な時期にチェルノブイリ原発事故の衝撃的な映像やこの世のものとは思えない写真や、真剣な大人たちの議論や報道を見て、更に社会科見学で行った晴海の第5福竜丸や、映画”黒い雨”、幼少期に夏休みの子ども集会で見たアニメ”ピカドン”などの情報がどんどんつながり、原発事故=放射能漏れ=(他と大きく異なる点として)遺伝子異常を来すという他の事故災害とは異質な点に、極原始的な危機感がしっかりと刷り込まれていました。
当時、子どもの給食食材等の放射能検査を行ってくれないかと、仲間と一緒によく区役所に相談や陳情に行っていたのですが、その時の区の危機管理担当者の発言が、今となってもなかなか重い言葉だったと痛感するわけです。
つまり、これが一般的に責任と言われるものと同程度のもので、選挙演説や不正が行われたときの釈明会見などで気持ちを述べる際に、この言葉を軽々しく発言したりできる資格はない(ことが多い)と思ったりしちゃたりするのです。
~~(脱線)~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
軽く使う人が多いなぁ~と
=立派な地位学歴や装いであっても、虚栄心だけ強く、何の矜持もないバカ
=人として信用できない。
=何故、良く知らない他人を応援するまでの気持ちになれるのか、簡単に外
身だけで心酔して推せるのか、僕には全くわからない。
自分が頑張れ!
=正しいことばかりは至極不自然、人間はいいかげんな生き物、
=大事なのは、出しゃばらず行動の奥に、ほのかに意図や願や人間性が感じ
られること
=だから、ぼかぁ選挙に行かなくなっちゃった。芸能人の名前もわかんない
=それでも世の中は普通に回り、極端なことが起きればより戻しが必ず起こ
るし、起きなければ海外に移動する。勝手にしやがれ!
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~(脱線ここまで)~~~~~~~
それは、
”我々は一度始めたら簡単に辞めることができない”
という言葉でした。
一方の当事者として、とても重く、とても印象的なものでした。
継続性や実効性など将来を見通して、目的にもとづき検査体制や検査機器の維持費、予算の割当などなど、綿密に積み重ねていき、区民から徴収した大切な税金を投入する。単年度で終わりではない。
その時その時の熱情によって、点けたり消したり簡単にできるものではない。大きな組織なら動くお金も運営方針の影響も大きいので、大概どこもそういう重要な決定をしているわけです。
ちなみに、当時の区が購入した測定機=ゲルマニウム半導体検出器の価格は、まじで1億円くらい^^;人件費や設備維持費ほかは把握しておりません。余談ですが、床をぶちぬくくらい重い機器らしく、厚い鉄板をひく必要がある代物だとか。だから設置する場所も選ぶ必要があるわけです。
もっと安価な測定機器もあるのですが、検出できる限界値が低く、それなりの汚染度でないと測定できないというものもあります。研究施設でもない限り、大概は検出限界値が低い機器で測定されいる現状なんです。
また、正確に測る為には、時間をかけての測定が必要で、大量に測定しなければならないのであれば、全てをじっくり測定することには限界があります。
こういったことを、福島原発事故以降、10年以上経ちますが、未だに継続いただいているのです。本当に本当に頭が下がります。
でも、
おそらく普通の人の興味関心に刺さらず、また311当時に小学生だった子どもたちが、今や立派な成人になっていたりして、今の中学生なんか当時赤ん坊で地震や当時の混乱の記憶すらない年齢と思われます。
世代交代で、親から何も注意されないで(親の影響や生活習慣はでかいです)、何も知らないまま子どもたちが大人になったら、将来どうなるのでしょう。
『あの人たちは、放射脳だから、気にしなくていいわよ。気にし過ぎ。』
とかいう偏った状況になり過ぎると、子どもも将来、親の言葉を信じて、全く関心を持たない大人になる可能性があると危惧します。
(僕自身も、一部の食材を除いては、普段はそんなには気にしていません
が、特に注意が必要な食材の使用には、内心慎重になります。うちの家庭
では、祖母や母が、カネミ油症や某ヒ素ミルク事件の話をしていたり、チ
ェルノブイリのときの輸入食材などに配慮していた記憶があります。おそ
らく大気圏核実験盛んな頃はマグロも避けていたのでしょう。)
放射能教育は学校の授業でも行われているようですが、かなり温度差があるのでは?と感じますし、もしかしたら先生や学校のそれぞれの政治信条や地域性によって均一ではない可能性もあって、気軽に話せる天気の話題とは質を異にする為、フランクな取り扱いは望み難いものと考えます。
そこで、おもふのは、
河川やサンプル個体によっても差異はあるであろうけれど、
・現状はどうなのか?
・関東でも地域差はあるのか?
・知らない人やこれまで興味関心がなかった人に、一応知ってもらえたら!
・子どもも食べるかもしれないので、気を付けたい!
(放射能は、大人よりも子どもの方が遺伝子変異の影響を受けやすい)
・放射能汚染は、10年で終わりではありません。
この後もゆっくり1世紀(100年)くらい消えません。
しかも、アスファルトに堆積したものが水で地下⇒川⇒海に運ばれどこか
で濃縮していたり、山や河原で泥として溜まる特異なスポットを形成して
いたり、極地的にどのような影響が出てくるのか、わかっている人はいま
せん。頑張っている行政にも人手や予算の限度があります。
だから、大好きな釣りをしながら、測りたい。
戦争と放射能だけはダメ。
例え、戦争が本能的に出生率を上げる最後の手段になり得るとしても、
ダメなものはダメ。
その国の法律を超えて、己の重い責任を深く認識しつつ、それでも自然法に拠らざるを得ない行動は個人的にOK(なんのこっちゃw)
そして、何より、
さわやかな風吹く緑豊かな自然に囲まれて、ほっこり愉しく思いがけない魚が釣れたら嬉しい。もっと釣りの楽しさが伝われば、そしてこの環境を守れたら、そしていつまでも釣りのできる健康が維持できたら、きっと、はっぴぃ!
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