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「責任」を分解してみよう

4月は新生活のはじまり。新たな環境のなかで多くの刺激を受けたり、ちょっぴり疲労を感じたりしながら、もがく日々を送っているのではないでしょうか?そんな僕もピカピカの社会人1年生。今日は研修での気づきから「責任」という言葉を分解していきたいと思います。

責任とはなにか?

よく「〇〇としての責任を果たせ」「責任感をもって行動しろ」なんて言われます。でも、なんとなくピンとこない。責任という漠然とした言葉に思考が停止してしまうような印象を僕は抱きます。では、どうすればよいか?

まずは事例から、責任について考えてみます。
①アポ獲り月20件目標に対し、20件獲得。上司の期待に応える。
②アポ獲り月20件目標に対し、10件で着地。未達の理由を上司に説明する。
③アポ獲り月20件目標に対し、10件で着地。査定に響くとの思いから、上司に虚偽の深刻をする。

では、それぞれの責任の種類について考えてみます。
①については、与えられた立場、役割を果たし、かつ上司の期待に沿う結果を残しています。僕たちは常に役割を規定されています。家族(父母兄弟)社会(生産者、消費者、納税者)学校(先生、学生)など。そして、その役割は絶えず変わっていくもの。その時々の役割を遂行する、やり切ることが求められるのではないかと。これを1つめの責任(Responsibility)としましょう。

②では役割を果たせず終わってしまいました。ここで僕らに課されるのは、失敗に対する「説明」です。よく説明責任(Accountabity)と言われますよね。社会人の基本は報告/連絡/相談のホウレンソウ!とも言われますが、これも説明責任の1つでしょう。

一方の③つめは、信頼を損ねるような虚偽の深刻をしています。こちらは、法的責任(Liabilty)に問われてしまいます。この際、謹慎処分だったり、減給であったり、何かしらの償いをしなければなりません。

以上のような、3つの責任に分類されるのではと思います。いずれにせよ、共通点として挙げられるのは、「相手を納得させる」必要があるということ。自分の起こした事象に対し「認めてもらう」のか「許してもらう」のか、ベクトルはどうであれ、納得感を引き出すことが大事なのです。もちろんセルフマネジメントとしての責任もありますが、基本的には他者の存在があって、責任が生まれるもの。相手の期待に応え、認めてもらう「責任」を果たしていきたいものです。

僕が果たすべき責任と決意

さて、責任に対し、もろもろの考えを述べてきましたが、最後に社会人1年生の僕が果たしたい責任について述べて終わりたいと思います。
【家族への責任】
・好きな仕事と生き方をさせてもらえることへの感謝と成果の報告
・長男としてベンチマークされる存在であること
・子どもとして、わがままであること

【社会への責任】
・過去と現在を知り、未来を予測すること。
・世の中の事象にアンテナを貼り、自分ゴト化すること。
・ときに常識に従い、ときに常識を疑うこと

以上。
冒頭にもお伝えしましたが、新たな役割課され、「責任」が伴うとネガティブな感情を抱くかもしれません。そんな時に、責任を分解することで、「期待に応えよう」「今月やり切るぞ」と前向きに捉えてみてください!

2018.04.15
りんたろー