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今一度問う、「大学生」とは

大学生とは、課題を適当に済ませ夜の街を缶チューハイ片手に周囲に迷惑をかけながらバカ騒ぎする集団である。

大学生とは、人生におけるモラトリアム期間に属する人間であり最後の夏休みを謳歌する集団である。

大学生とは、葛藤を重ねながら自身の「やりたいこと」を見つけ生き方の軸を定める集団である。


別に私がどんな大学生を送ろうが、親ですら興味ないだろう。重視されるのは大学生活を経てどんなキャリアを見出したのか、どんな人間性へと成熟したのか、何を得たか。過程は全てが終わった後に初めて認められるもので、それ単体ではあまり意味をなさない。

私たちは分かりやすく大学に入る時期を「大学生の時間」として認識しているだけで、20歳になった時に特に未成年の自分との違いを感じれなかったように、それは流れる時の一部でしかない。大学生だから何かしなきゃとか、若いうちにやりたいことやらなきゃとか、そんなことはポイントじゃないと思う。私たちはいつだって自分のこれからに悩むし喜ぶし苦しむし幸せを見出していくのだろう。

強いて言うなら限りがある時間を、自由度の高い時間をどう過ごすかは勿論それからの人生に強く関連するのかもしれない。それでもその時をどう過ごすかはその人次第であるし、好きなように気ままに生きればいいんじゃないかと思う。ESのガクチカで大事なのが「やったこと」ではなく「得たもの」である意味はきっとそういうとこにあるんじゃないだろうか。日々の暮らしで得たもの、挑戦したときに得たもの。ただ好きなモノを追求して得たもの。自分なりに満足いく形でその時の最善とまではいかないけれど、なんとなく良い方向に進める過ごし方をしたい、そんな風に思う最終学年だ。

高校を卒業したばかりの私は、大学生になったら本の虫となってたくさんの学びを吸収しようと意気込んでいた。結局この3年でそれほど本を読めたわけではないけど、たしかに自分が想像しえなかった学びを他の形で得ることはできたと思ってる。あと一年、卒論執筆も本格的に始動する、単位もそろそろ取り終わって自分の興味ある学びに没頭できる時期。そろそろ、たくさん読んでたくさん考えよう。別府という地で過ごす限られた時間を、その土地を愛しながら人と関わりながら、ゆるやかに本と共に時を過ごしたい。

友人が撮ってくれたお気に入りの写真、煙草吸ってる私なんて誰が予想できただろうか
私も煙みたいに見えて好きだなぁ

大学に入って、「素敵」と思わず言葉がこぼれてしまいそうな人たちに出会えています。
友達ができなくて悩んでいた大学1回生の私、安心してね。

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