見出し画像

相場振り返り 06/16(金)

米国株

  • <為替> ユーロが上昇し、対円<EUR=EBS>で15年ぶり高値、対ドルで5週間ぶり高値を付けた。欧州中央銀行(ECB)が8会合連続で利上げを行い、さらなる引き締めを示唆したことを受けた。ECBは15日の理事会で、政策金利を予想通り0.25%ポイント引き上げた。預金金利は22年ぶりの高水準となった。ユーロ/ドルは一時1.0952ドルと5週間ぶりの高値をつけた。終盤は1.1%高の1.0948ドルとなった。対円では1.2%上昇し153.52円。一時、2008年9月以来の高値となる153.68円を記録した。ドル指数は102.11。序盤には5週間ぶりの安値となる102.08まで下落した。

  • <債券> この日発表の一連の米経済指標の内容を精査すると同時に、前日の米連邦準備理事会(FRB)の決定の影響を見極めようとする動きの中、国債利回りが低下した。この日発表の米経済指標では、5月の小売売上高(季節調整済み)が前月比0.3%増と、予想外のプラスとなった。一方、6月10日までの1週間の新規失業保険申請件数(季節調整済み)は前週から横ばいとなり、労働市場はおおむね底堅く推移しているもの
    の、周辺でほころびが出初めている可能性が示唆された。米10年債利回り<US10YT=RR>は7.4ベーシスポイント(bp)低下の3.724
    %。1日の低下としては5月30日以来の大きさとなる見通し。30年債利回りは3.4bp低下の3.847%。2年債利回りは6.9bp低下の4.638%。2年債と10年債の利回り格差はマイナス91.6bp。前日はマイナス95.53bpに拡大していた。

  • <株式> S&P総合500種とナスダック総合が終値で1年2カ月ぶり高値を更新した。インフレ圧力の緩和などを示す一連の米指標が好感され、年内の追加利上げへの懸念が和らいだ。米国債利回りの低下を受けて高PER(株価収益率)のアップルとマイクロソフトがそれぞれ1.1%と3.2%上昇し、2021年11月に記録した過去最高値を更新した。
    この日は景気敏感株を含め幅広い銘柄が買われ、S&Pの主要11セクター全て上昇した。小売大手クローガーは2.7%下落。第1・四半期売上高が予想を下回った。百貨店大手コールズは2.7%上昇。TDカウエンが投資判断を「マーケットパフォーム」から「アウトパフォーム」に引き上げたことを受けて買われた。

日本株

値上がり20 値下がり13

市場ニュース

  • 日経平均は続落で寄り付く、半導体株が軟調

  • 前場の日経平均は続落、利益確定売り 日銀会合の結果待ち

  • 日経平均・日足は「中陽線」、5日線上回り堅調維持

  • 後場の日経平均はプラス転換、日銀の金融政策現状維持で

個別ニュース

  • キャノン(7751)大幅反発。発行済み株式数の1.6%に当たる1600万株、500億円を上限とした自己株式の取得実施を発表している。取得期間は6月16日から8月21日まで。資本効率の向上、将来の株式交換など機動的な資本戦略に備えることが目的としている。6月12日には500億円を上限とする自社株買いの取得を終了したばかりであり、需給妙味後退を意識したショートの動きなども強まっていたとみられる。

1株投資の現状

  • 今日下がるようなら、相場を引っ張っているリーダー銘柄を買いたかったですが日経は連日33年ぶりを更新してて驚きです。保有銘柄は少しですが含み益がでただけ良しとします。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?