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未婚の心理

こんにちは!魔タリカ835歳、魂のR指定です。今日からBIPSのトレーニングで清里へと移動中のあずさの中です。

最近、小倉智加子著「セクシャリティの心理学」という本を読み始めたんですが、内容も興味深いのですが、そこにあったデータに驚嘆して!ご紹介したいと思います。

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「結婚は女の幸せ」という社会通念については、1992年の総理府の調査でも8割の男女が「女の幸せは結婚にある」に賛成しています。スェーデンでは2割に満たず、アメリカでは3割に満たないこの社会通念の日本における強さは世界有数の現象です。

ーー中略ーーー

それから20年後

女性の未婚率は劇的に上昇し、34歳になっても2割が結婚せず、20代後半では約5割(48%)が結婚していません。30歳前半までの未婚率は、スウェーデンに次いで2位ですが、スウェーデンでは同棲率が高いため、実質的には日本の未婚率は世界一になりました。「結婚は女の幸せ」という通念が(おそらく)世界一強いにもかかわらず、女性が世界で一番結婚しない国が日本なのです。

社会通念は現状を反映せず、現状は極めて流動的です。そんな状況の中で、女性に社会通念を反映した生き方を要求して、どうしようというのでしょう。

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この「20年後」というのが、この本の出版された2001年で、そこからまた17年経って、この傾向は流動どころか、固定されたんじゃないでしょうか。女性の未婚率が上がったということは、男性も同じくらい未婚率があがっているんでしょうね。

今日はたまたま、樹木希林さんが「結婚なんてのは若いうちにしなきゃダメなの。物事の分別がついたらできないんだから。」って言ってるのをみかけました。めっちゃ賛成です。私もよく若いもんにいいます。

「結婚は交通事故みたいなもん。気をつけてると巻き込まれないのよ。ぼーっとしてないと。」

最近じゃ確率的に、めったに遭遇しないって意味でも、交通事故に近いのかもしれません。親元で暮らす人の数も増えているそうだから、未婚率もあがるでしょうね。心変わりや失敗が簡単にできない国、日本では、未婚率も高まって当然です。

結婚て、女の政治ですよね。収入とか、将来性とか考えて、インフラを整備して、税金だのなんだのと、社会と関わるための一つの基盤作りだとも言えるでしょ。それは愛とか恋だけじゃどうにもならない、というか、面倒な感情は絡んでない方が政治はしやすそうです。もちろん、愛のある政治があったら素晴らしいけどね!

私たちはそんなモデルも持ってないし、子供が親のありようを無意識にコピーするのと似ているんじゃないでしょうか。選挙に行かないっていうのも、親とは話が通じないので諦めてる、というのと同じなのかもしれません。同棲だと、政治的要素は薄くなりますよね。愛がなくなったらお別れだもの。

妹が暮らすカリフォルニアでは、7年の同棲で内縁関係となり、お別れの際にも財産分与が発生するそうです。本の中で「女の子たちに課される女らしさは従順であれ、いい子であれ、他人の欲求を予想して満足させなければならない」というものだ、とも言っています。「他人の欲求を予想して….」は、日本女子は生まれながらの性質かと思いきや、どうやら外国でも状況は同じのようです。

まったく、私たちはどれほど世間の集合無意識に汚染されてるんでしょう。個々の思いは、もっと自由な恋愛がしたい、楽しみたい!だけどいつかそんなのは子供っぽい憧れだと諦める。でもどこかに、「こうじゃない、何かが違う」という思いを抱えて….葛藤は延々と続くというわけです。

このサバイバルの葛藤は、第1チャクラの、自分では見えない場所で起こることです。自分の真実を生きるのって、本当の意味で「見る」ことが必要ですよね。女が自分たち自身のために、セクシャリティや女の心理学に取り組もうとする時、私たちの背後にある巨大な闇、「社会通念」と向き合わないわけには行きません。

そんな闇に入って行くのに、隣でパートナーが手を握っていてくれたら、「どんな危ない橋だって渡れるわ」とほとんどの女性は思うんじゃないでしょうか。だからもう一度、言っておこうと思います。

白い砂糖の生クリームなお菓子は、高級で美味しいけれども、超絶身体に悪いのですw


(2017/ 6月ごろのメルマガより)

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