見出し画像

腰痛の心・うまくやらなきゃ!

こんにちは!魔タリカ 753歳 、魂のR指定です。 
先週は久々にメルマガをスキップした挙句、遅れています!
京都、笠置山でのタオのワークショップ準備で、どうにもこうにも
今までにないプレッシャーでテンパっていたことを正直に告白します。

京都への移動当日の朝、突然やって来た人生初の腰痛
(ギックリ腰?坐骨神経痛)で、スーツケースを杖代わりにして
新幹線に乗りました。
前にも行ったことのある京都駅前のタイマッサージに駆け込んで念入りに
ケアしてもらい、ホテルの大浴場で温冷浴を繰り返し、お腹側からも
背中に届くくらいまで深くチネイザンして、翌日にはほとんど回復!
4泊5日のハードワーク中は腰痛があったことすら忘れてました。
よくやった、私!ホントに褒めてあげたいわぁ。

腰痛って、精神的な緊張が原発だと思います。
前に進むことへの恐怖と緊張を、カラダが実現してるってことですよね。

自分が緊張症だってことはよ〜く自覚していて、だからこそ瞑想が
自分にとって欠かせないんですが、焦らずのんびり
一生かけて取り組む課題ですね。
これでもちょっとはマシになったんですけどねw
瞑想やタオのプラクティスがなかったら、いったいどんな人生
歩いてるんだか、想像もできませんが。
怠け者の私がここまで続けて来れたのも、体や心の変化が如実すぎて
この面白い人体実験がやめられなくなっちゃったんですね。

今回のワークショップでは、初めて私がタオベーシックコース
(アソシエイトインストラクター認定)を公式にリードしました。
この12年、ずっとユタ先生にお任せして裏方に回って来ましたが、
パンデミック以降、ヨーロッパでは、自分で免疫力を上げられるタオは
大人気!おかげでユタ先生のスケジュールをゲットできないという
不測の事態がやってきました。
だけど、いつかは私がやらなきゃいけないことだったので、
今だよ、今!ってことですが、そんなふうにして、
人生は展開していくんですね。

続き……井の中の蛙からの脱出

それにしても、この緊張のマインドは一体どこからやってくる
のでしょうか?そういうことに、私はいつも興味津々です。
自分の行動のクセ、言葉のクセ、ジャッジメントの方向性、
それらに気づいたときにゾクゾクするんですw 変態ですね。

もっとゾクゾクするのは、自分の思い込みや信念が崩れた瞬間です。
特に人や状況に対してに対して苦手意識がある時に、
自分が思っていたのと、感じていたのと違う!という発見があった時。
あぁ神様、私はなんて小さい人間だったんだろう!
そんなふうに思えると、目の前にかかっていた霧やモヤが晴れて、
真実が姿を現したことに感動します。

自分の緊張症は、「うまくやらなきゃ!もっとちゃんとして!」
と言うのが主たる根源だという自覚があります。
完璧主義だってことです。どんなに頑張っても、完璧になんて
なれやしないのに、いつになったらわかるんでしょう。
そういえば、子育て中の私の口癖は「ちゃんとしなさい!」でした。
こうやって受け継がれていくんですよね。反省です。

特にこの3年のコロナパンデミック期間、日本でじっといると
「うまくやらなきゃ!」の病は深まったような気もします。
日本では、画一的な成功モデルがあり、模範的な考え方以外では
人々の頭は働かず、失敗は許されず、正論、正道が尊ばれて、
きちんとしていることが安心、安定、安全な世の中なので、
ちょっとでも外れたら奥さん、事件ですよ!
黙って何も考えずにジャパニーズ流れるプールの中に入ったら
最後、もう足抜けはできないんじゃないかと思います。

そんなことで、私はアジアの雑踏が好きです。
陽気で、のんびりしているけど抜け目なく、路上では悲しみや
苦しみも、ゴミも隠されることなく、持てるものは持たざるものに
対して呼吸するように施しを与える。
善だの悪だの、ジャパニーズマインドの平均的なジャッジメントを
全く受け付けず、ちゃぶ台の上に乗っかってる常識をどんでん返し
するような意識変革が日常に転がっている、あの感じ。
私の「うまくやらなきゃ」根性なんて、軽くひっくり返されちゃって、
道端のゴミ同然です。

旅に出るとき、私たちはスーツケースに自分の常識をこれでもかってほど、荷物をいっぱい詰めて出かけて行きます。
荷物の中身は普段の常識、思い込み、信念などなど。
ホテルのサービスはこうあらねばならない、普通はこうでしょ?とかね。
そんな時、本当の意味でその国の文化に出会うということは、きっと
ないのだと思います。お金さえ払えば、どこに行っても上べだけは
その国特有の文化に触れて、気分はサイコーなままに帰国の途につく。
だけど、その国の人たちの本当の暮らしや文化、息づく人間の匂いを
知ることは全くありません。

それは本当は出会ってないのと同じです。
飛行機に乗って、物理的にどれほど遠くに移動したとしても、
自分自身のマインドはどこへも移動していない。
日本の、自分の部屋にいるのと何ら変わりはないのです。
ワークショップなどに参加するときも同じです。
いつでもどこでも自分のマインドを持ち歩いていれば、技術や理論は
覚えられても、スピリットに出会うことはないでしょう。
パートナーシップや人間関係もそうです。
期待や決めつけの前提が防波堤となれば、相手の本当の姿、スピリット、
ソウルに出会うことはないでしょう。

今年は様々なことが大きく変化しそうな予感がします。
思い込みや信念のマインドは、いったんクローゼットにしまっておいて、
身軽になって旅に出るときです。
私もこの3年で、だいぶ「井の中の蛙」になっているのを自覚しています。
そろそろ大海へ出て行かないと、旅好きの私なのに、旅自体が面倒くさく
なって、もっともらしいエクスキューズで防御を固めた挙句、
自分の行動半径内で沈没してしまいそうな気がします。

水の中では、力を抜かないと浮かないじゃないですか!
大海で「うまくやれない」自分を楽しめたら、そこには新しい世界が
展開していくのだと思います。
人生は、歩いてみなきゃわからない道・TAOなんですものね。

Love♡

Tarika

2023/ 5月14日(日)発行メルマガより

井の中の蛙

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?