③息子の存在

今夜は珍しく、乳児のときぶりに1,2年ぶりに息子が夜泣きをした。

うつ病になって以来、子どもへの態度も変わってしまっているし、やさしくできないことも増えた。声を荒げてしまうことも恥ずかしながらある。

病欠で保育園をお休みして一日ふたりで過ごしていたけれど、母を求める声の全てに応えてやるわけにもいかず、あしらって過ごしていた。

そのせいかな、、ごめんね。。

と思いかけて、これがあかんねん!と思い直した。

原因がはっきりしないことを自分のせいにしても何も解決しないうえに、自分が落ち込むだけか、、とやっと気付いた。


本人は寝ぼけているのでほぼ無意識なんだけれど、「かぁか、かぁかーーーーーーーー!!」とうわ言のように泣いたりわめいたり。

どうやって抱き付いたらいちばん密着できるか、必死で考えて失敗して、泣いてパジャマも髪も汗だく。

寝付くまでも、腕をさすさすなでて少しでも離れようものなら、ほとんど寝ているにもかかわらずぎゅーーっと腕をたぐり寄せる。


私、なにやってるんだろう、と思った。

こんなに、こんなにも必要としてくれている大事な息子がいて、生きている価値がないなんてバカなこと考えてたんだろう。

うつ病になってから、私みたいな母親なんていない方がいいんじゃないかと毎日考えていた。

心療内科の初診の際に「死にたいとか思いますか?」と尋ねられた。
「可愛くてたまらない息子がいるので、死にたいとは思いません。でも、このボタンを押したらスッと私の存在が消えるボタンを押したいとは思います」と答えた。

少しは楽になってきたけれど、保育園の準備とか、洗濯とか、タスクがたまっているのを実感するとふっとボタンを押したくなる。あったらいいのにと思ってしまう。

でも、もう押せないや。。。

こんなに息子が私のことを必要としてくれていることにどうして気づかなかったんだろう。
ダメでも、うつ病でも、毎日すっぴんでも、ごはんが作れなくても、きっとこの子はそんなことどうでもよくて、『私』がよくて、『私』じゃないとダメなのだ。

息子から必要とされている、十分すぎるぐらい自信の根拠になる。
だから私も、お構いなしに息子を愛することを自信の第一歩にしよう。

ありがとう。


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