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動物キライが犬を飼う


小学生の頃
授業中に校庭に野良犬が
迷いこんできた。

すると学校中が大騒ぎになる。

僕はみんなに紛れて
騒いだフリをする。

なぜフリかって?

興味がないからである。 

犬だけじゃなく猫などにも
興味がなかった。

というかキライだった。

言葉が通じない。
噛む引っ掻く。
よくわからない。

僕にとってはそういう存在。

昔はそこら辺で野良犬を見た。

街中で石を投げれば
野良犬に当たるくらいには
野良犬が居た。

注 これは例え話しである。

犬や猫や動物や人間や
電車の窓ガラスに
石を投げちゃダメですよ。

あくまで例え話である。

それくらい野良犬を
よく見たという例え話。
賢い君ならわかるよね。

ねっ。

そんな僕が何故
犬を飼ったのか
というか
犬に飼われているのか

答えは至極簡単

嫁が飼いたいと言ったから

(嫁?奥さん?パートナー?)

(あなたが良いと思う呼び名で
愛とおもいやりを込めて呼びあおう)

ただそんだけ

嫁は子供の頃に犬を飼っていた。
その話は付き合っている時から
ちょいちょい聞いていた。
だからなんとなく

『もし、将来コイツと結婚したら
僕は、いつかきっと犬と暮らすことになるんだろうなぁ』



『イヤだなぁ』



マジ嫌だなぁと思っていた。

想像しただけでもイヤだった。

心底、骨の髄までイヤだった。

僕は、基本的にキャパが小さい。
おちょこヤローもしくは
おちょこの底ヤローと自負しており
自分の想定してないことが起こると
めちゃくちゃ機嫌が悪くなる
正真正銘のクズ人間である。
(最近は、少し更生、矯正された)

人と付き合うなかですら
そんな感情を抱いてしまう

言葉が通じない
意思の疎通が取れない
噛む吠える

どうすりゃあいいのよ

不安でしかなかった

そんなことがどこか
頭の片隅に
心の片隅に
記憶の片隅に
うっすら残ったまま月日は流れ

その時は、突然やってきTAR



つづく


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