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#17.新サービス「Novelin(ノベリン)」をリリースした経緯と、その目的について話がしたい。


◆2021/12/11  アプリをリリースしました!◆
ライター専用のモチベーション維持管理アプリです。

Novelinとは

Novelinというサービスをリリースしました。
コンセプトは「ノベルティ小説」。ノベルティといえばキーホルダーやボールペンといった、形のあるグッズのイメージがありますが、今回提案するのは「オリジナル小説」と「特製サイト」です。

…と言われても、具体的なイメージが湧きにくいと思うので、まずは以下のサンプルをご覧ください。(※スマホでの閲覧推奨です!)

QRコードを読み取ったり、URLからサイトを開くことで小説を読むことが出来ます。小説に限らず、企業の事業案内やイベント情報といった文章も掲載することが可能。自由度の高いサイトを構築することが可能です!

参考にしたサイト

既にいくつか事例があるので、そちらをご紹介します。
例えばスターバックスの商品紹介ページ。クリスマス季節限定商品なので、「クリスマス」をテーマにしたショート作品が複数用意されています。

また、最近話題になった呪術廻戦の特設サイトも参考にさせて頂きました。
16巻の販売記念サイトとのことで、非常に見応えのあるサイトに仕上がっています。漫画なので少しジャンルは異なりますが、目的は同じです。

サービスを思いついたきっかけは、「映画大好きポンポさん」と「YOASOBI」

先日、映画館で「映画大好きポンポさん」という映画を観ました。
(余談ですが、あまりに面白かったので、二回も劇場に足を運んでしまいました。超おすすめ作品です!)

終演後の余韻に浸りながらも、入場時に特典としてもらった「漫画の小冊子」を読んだ私。
「漫画も読んでみたいな…。買っちゃおうかな…。」
気づいた時には「映画大好きポンポさん」をkindleで全巻買い揃えていました。特典の力、恐るべし。

また、話は変わりますが、YOASOBIの楽曲「夜に駆ける」には、モチーフとなる原作小説が存在するのをご存知でしょうか?

つい先日、その原作小説「タナトスの誘惑」を読む機会がありました。例に漏れず、私も「夜に駆ける」が大好きだったのですが、小説を読んでみることにしたのです。
「これってどういう意味なんだろう?」
「もしかして主人公は…」
などと考察を重ねながら音楽を聴いたり本を読むことは、私にとっては非常に楽しく、幸せな時間に思えました。

この二つの体験の共通点。それは、
「商品(映画・音楽)に関連する”何か”(特典漫画・小説)が、商品の魅力をより惹き出している」という点です。

もし、特典漫画を読んでいなければ、私は「映画大好きポンポさん」の漫画を買わなかったかもしれません。
もし、「タナトスの誘惑」を読まなければ、私は「夜に駆ける」の歌詞を理解できないまま聴き続けていたかもしれません。

商品やサービスに付加価値を与えるノベルティ。そのようなコンセプトから思いついたのが、「Novelin」というサービスでした。

ストーリーテリングというマーケティング技法

「生産者の顔が見える食品。」というイトーヨーカドーのオリジナルブランドがあります。「生産者の顔が見える食品。」では、生産者おひとりおひとりの名前や顔、プロフィールが容器などに記載されているので、私達は安心してその食べ物を購入することが出来るのです。

これは食品に限らず、様々な分野にあてはまることです。その商品を販売するに至った経緯や、提供者がどのような人物なのかを知ることで、利用者は安心して商品やサービスを利用することが出来ます。それらを伝える最も効果的な方法が、「ストーリーテリング」だと私は考えています。

「ストーリーテリング」とは、伝えたい思いやコンセプトを、それを想起させる印象的な体験談やエピソードなどの“物語”を引用することによって、聞き手に強く印象付ける手法のことです。

「物語は、人の心を掴む”最強”の道具である」

私はココナラというクラウドソーシングサイトで、キャッチコピーやネーミングを提案するサービスを提供しています。その上で、やはり「ストーリーテリング」は欠かせない技法だと考えています。

テストユーザーを募集中(無料)

とはいえ、まずはNovelinを利用してくださる方を探さなくてはなりません。サービスの内容、料金の妥当性など、私個人で判断するのはあまりにも危険だと思ったからです。

そこで、私は10名(団体)様限定のテストユーザーを募集することにしました。利用料金は、もちろん無料。実際にNovelinをノベルティとして運用するかは別として、単純に自社・自分だけのオリジナル小説を読むことのできる貴重な機会になると思います。

少しでも興味のある方は、是非一度お気軽にご相談ください。
(また、私からも別途お声がけいただくこともあるかと思いますので、是非その際は前向きにご検討いただけると幸いです。)


小説を売り物にする難しさ

小説自体を商品にすることは、非常に難しいことです。私自身長編小説を書いて公開していますが、なかなか読んでもらえる機会は増えません。

面白い作品を作るのはとても難しいことです。
そのうえ、沢山の人に読んでもらうには、運やタイミングなどのコントロール不可な要因も関わってきます。

文章だけで生活していくことの難しさを、心底実感しています。
今は幸い、沢山の方からご依頼をいただいています。しかし、それがいつまで続くかは正直わかりません。

でも、それでも私は、文章を書きたい。
小説やシナリオを通じて、社会や誰かの役に立つ文章を書きたい。
だからこそ、文章を書いて収入を得られる仕組みを作りたいと思いながら、シナリオライターとして活動を続けてきました。

そのなかで思いついた一つの案が「Novelin」です。
利用してくださった方に満足頂いて、何度もリピートして頂けるようなサービスになるように、精一杯ブラッシュアップを重ねていきたいと思います。

もし失敗しても、また次の案を考えればいい。
そんな、失敗歓迎なマインドで、引き続き頑張っていきたいと思います。

noteも、ココナラも、Instagramも、これまで以上に力を入れていきますので、どうぞ引き続きよろしくお願いします。

民奈涼介




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