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【2024.5.14 日記】夜の住人はいつもひとり。

もうこんな時間。
今日も明日を寝て待てず、PCと日をまたぐ。
眠れない夜を焦る時間は日に日に短くなるばかり。
不眠の夜を受け流す余裕ができたのか、それとも諦めがついたのか。
はたまた、生活者から夜の住人になったのか。
きっと、どれもそうだろう。
しかし、一人で見送る夜は人恋しい。
平日の真夜中に連絡をくれる生活者なんてそういない。
彼らにとって夜は休息の一時なのだから。
夜に寂しさ交じりのメッセージを送ってみる。
返信は、早朝、12時、18時、決まった時刻に画面のバナーが光る。
夜の住人にはその光が眩しすぎて、夜が居場所の私が情けなく思えて。
社会から切り離された気持ちがして。
太陽にそっぽを向かれた人間は、寂しく今日も夜に住む、たったひとりで。


不眠って言葉は心を蝕むから、ほかの名前を与えてはどうだろう。
月がきれいな夜、眠れないあなたは月夜の住人。
満点の星と夜を共にするあなたは星々の住人、とか。
私は夜の住人であり、生活者と同じく人間である。
人間の特性の一つに名づけがある。
名は人の居場所である。
なら、眠れないあなたにせめてもの新なた名と居場所を。
おやすみなさい。


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