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【お笑い】M1グランプリ2021決勝 ホメホメ総評

 おととい行われた、M1グランプリ2021決勝の10組の漫才について、ただただ良いところを誉めまくる品評を行おうと思います。

では、1組目から、


1組目:モグライダー 「さそり座の女漫才」

まず、音楽が良かったー!
さそり座の女を歌う美川憲一を知っている世代には、あの独特の歌う雰囲気と、それにツッコむコンビネーションが良かったー!
歌っている最中の口の曲がり具合も良かったー!
両者のキャラも良かったし、時事的な言葉win-winも入っていたし、ともしげさんが必死に「さそり座」の「女」以外を全て取り除こうとしてる姿が良かったー!

技術の分析的視点で言うと、音楽を取り入れていることでリラックス効果をもたらすため、観客が笑いやすくなる技術が入っていましたね。

私の点数:90
松本人志さんの点数:89


2組目:ランジャタイ「風猫漫才」

玄関で猫が飛んでくるという設定が良かったー!
にゃんちゃん(猫)がコミカルに国崎さん(ボケ)の中に入り、中で操縦やエレベーターで下りる演出も良かったし、何よりあの国崎さんの激しく動き過ぎる動きが良かったー!
また、漫才前の廊下にいる時から歴代優勝者の前で立ち止まるなどボケまくり、ネタの前に場を温めているのも良かったー!

技術の分析的視点でいうと、激しい動きのボケを続けることで、既存の王道漫才とは一線を画す効果があり、激しいボケが好きな人には強くウケる技術だったと言えますね。

私の点数:95
松本人志さんの点数:87


3組目:ゆにばーす「ディベート漫才」

男女のコンビということを存分に生かしたところが良かったー!
つかみで拍手をさせ、一気にパ、パ、パンと止めさせたところも良かったー!昔のいいともを思い出したー!
漫才の展開としては、「男女に友情は成立するか」というよくあるテーマを扱いながら、良いタイミングで動きの中に下ネタも織り交ぜ、誰もが笑ってしまう作りだったー!
また、漫才内でのディベートの討議も、上手く戦っている仕組みになっていて良かったー!

技術の分析的視点で言うと、「男女」での漫才なので、下ネタは人間がやはり反応しやすい部分なので、それがアクセント的に入れてありウケやすい漫才となっていましたね。

私の点数:92
松本人志さんの点数:88


4組目:ハライチ「相手の話題否定漫才」

まず、ハライチが敗者復活してきて良かったー!
以前までのハライチの漫才では、岩井さんが「○○のやーつ」と言い、澤部さんがノッていくという漫才だったが、今回は岩井さんが話題を否定される立場になると、途端にもの凄く駄々をこねながら嫌がるというのが良かったー!
今までの岩井さんのキャラとは全く違い、感情を爆発させ駄々をこねるというのが、新たなキャラ開拓で良かったー!

技術の分析的視点で言うと、「互いに毎回否定」という新たなシステムを取り入れたのが既存の漫才との違いのため、松本さんや上沼さんの評価が高かったのでしょうね。

私の点数:95
松本人志さんの点数:92


5組目:真空ジェシカ「1日市長漫才」

まずつかみが良かったー!「カウントダウンTVのメガネの奴でーす。」という小ボケが良かったー!
言葉遊びと小技が、客(私)の期待を一々裏切り、驚きの連続で良かったー!
ネタ展開中の脇役のチョイスも、手のひらを使った小技も、今までにない方向性のボケ方だったー!

技術の分析的視点で言うと、ボケにおいて、笑いのセオリー「意外性(裏切り)」をしっかりと出せていたため、面白いネタ立ったと言えるのでしょう。

私の点数:95
松本人志さんの点数:90


6組目:オズワルド「友達漫才」

まず、漫才の設定が良かったー!
「友達」というテーマで、人間の本質に迫るようなボケが行われていたので良かったー!
畠中さんの演じたキャラが、絶妙に実在するようなしないようなクズで良かったー!
「もう親友」というようなオチも良かったー!

技術の分析的視点で言うと、きれいな展開や伏線、テンポの良さに加え、細かいワードが付け足されていたのが高得点に繋がったのだと言えそうですね。

私の点数:96
松本人志さんの点数:96


7組目:ロングコートダディ「天界漫才」

まず、「天界」という設定が良かったー!
マイクから離れての動きも良かったし、輪廻転生のシステムも良かったー!
それから、しりとりという誰にでもわかるシステムや、肉うどんをすするときの顔が良かったー!
他の魂は動物なのに、ワニになりたい兎(ボケの人の芸名)さんは食べ物になってしまうのが良かったー!

技術の分析的視点で言うと、子どもでもわかる「しりとり」や「文字数」という点で仕掛けを作り、輪廻転生のガチャを回していたところが笑えるポイントだっただろうと言えますね。

私の点数:94
松本人志さんの点数:91


8組目:錦鯉「合コン漫才」

まずつかみで、ノリノリまさのりを演じたところが良かったー!
何よりも元気だし、まさのりさんがふざけ感を存分に出しているところが良かったー!
ネタは、年齢のギャップを思いっ切り出しているところが良かったー!

技術の分析的視点で言うと、やはり合コンという設定に対し、おじさんという対比を軸として展開させたのがウケたポイントでしょうね。

私の点数:95
松本人志さんの点数:94


9組目:インディアンス「お化け屋敷漫才」

まずつかみで田渕さんがダブルピースをするのが、楽しそうで良かったー!
漫才中は田渕さんの素早い小ボケ×テンポがとても良かったー!また、今までと違い「あいつは上京してしまった」と石を投げるシーンが良かったー! 

技術の分析的視点で言うと、やはり、初めから終わりまでのボケの数とテンポの良さが笑いの回数や量、高得点に繋がったと言えそうですね。

私の点数:90
松本人志さんの点数:93


10組目:もも「欲しいもの漫才」

いやー、顔の雰囲気で判断を決めつけていたのが良かったー!
ネタを通して、最初から最後まで見た目で決めつけ続けていて面白かったー!
見た目×キャラ立ちというやり方で、芸名も「せめる」と「まもる」なのが、見事に対比していて良かったー!

技術の分析的視点で言うと、やはり「見た目で判断し続ける」という仕組みを取り入れ、終始一貫していたところが、新たなフォーマットとも言え、点数に繋がったのでしょうね。

私の点数:92
松本人志さんの点数:92


いやー、どの組も面白かったー!


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