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座敷わらしの宿『緑風荘』に泊まってみた①

最強寒波が到来した1月。

岩手県二戸市にある金田一温泉

『緑風荘』へと、東北新幹線に乗り込んだ。

緑風荘はただの宿ではない、座敷童子のいる宿。

座敷童子様に会うというのが、この旅の目的。
なかなか予約がとれないこの宿。たまたまサイトをみてたら、たまたま空きがでて、その日がたまたま休みなんて。たまたまの連続。この、おたまたまを逃すなと気付けば新幹線に揺られている。おたまたまだけに。はい。

≪新幹線グルメ 清水屋の生クリームパン≫


座敷童子とは日本の妖怪。見たものに幸福をもたらす。幸福になりたいよね。なりたいよ。それでもってわたしは億万長者になりたい。お金持ちになって朝から観葉植物に水をやって選び抜かれたコーヒー豆を挽いて注ぎ口がなんでそんな細長いのかっていう銀色のポットで高い位置から数時間かけてお湯を注いでさ「グッドテイスト、グッドテイスト」つって親指を立てるような丁寧な暮らしがしたい。


調べてみると緑風荘には亀麿くんという座敷童子がいるとのこと。絵に描かれた亀麿くんが素朴でかわいい。

《塩系イケメン 亀麿くん》


気に入った人には宿に泊まる前からその人に会いに行ったりするらしい。残念ながら今のところ来てくれた感じはない。亀麿くんがドス黒い念を感じ取ったからだろうか、、、

変わったことといえば旅行の数日前に牡蠣まぜそばを食べてから胃腸の様子がおかしくて医者から抗生物質と胃の炎症を抑える薬を処方されたことくらいか。一緒に行った人は元気だから自分の胃腸コンディションが最悪だっただけのこと。まぜそば。お前のせいじゃない。自分を責めなさんな、まぜそば!またすぐ会えるよ。

《マイスウィート牡蠣まぜそば》


亀麿くんのラブハートキャッチ大作戦として一緒に遊ぶためにおもちゃやお菓子を用意した。
見境なしにカゴに突っ込んだため会計が1,200円を超し予想外の金額に焦るも店員さんがイラつくほどの点数のお菓子をスキャンしてくださったあと故、返す返す!とも言えず余裕なニヒル顔を浮かべ購入。億万長者への初期投資と考えれば安いもの。
そして行きの新幹線でバレンタインジャンボのバラ30枚をネット購入した(マイナス9,000円)。
もう後戻りは・・・出来ない。

《盛岡駅》


盛岡に降り着くといきなりの寒気。
バスターミナルでおじさんが、
「ヴァッッッッッ!!!!!?」と叫んでいて、そりゃ叫びたくもなるよ。この寒さ。叫ばなきゃ、身体をもってかれる。

・・・身体が叫びたがっているんだって、なんか映画なかったっけ?
もしかして、主演ってあのおじさんか

《やぶ屋》
《胃に優しいもりそば》

お昼はやぶ屋のもりそば。
痛めた胃に蕎麦湯が優しい。

《いわて銀河鉄道》

いわて銀河鉄道に乗り換えて電車の旅。
ICが使えないからニコニコ現金払いで切符を買い、改札で駅員さんに判を押してもらう。
各駅で停まる前に流れるメロディ。
なんかいいね。味だね。

《味あり切符》



いざ、金田一温泉(億万長者)へ

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