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豊かさってなんだろね?

先週の日曜日のこと
いつものごとく、ショッピングモールでぶらぶらしたあと
夜ごはんどうする?ってことになり
僕は「なんでもいいよー」
娘「あんまりおなかすいてないからどこでも大丈夫」
嫁「わたしこのカレー屋さんがいい!」
という鶴の一声で、カレー屋さんに入ることになりました。

さて、このカレー屋さん一風変わっていて
カレーとナンが出てくるふつうのインドカレー屋さんかと思いきや
インド&ネパール&ブータン…その他多国籍料理屋さんで
カレー以外にも、ナシゴレンとかパッタイとかトムヤムクンとか
他にも、得体の知らない料理名がたくさんありすぎました。
また、店員さんも全員日本人ではなく、そっちの人たちで
片言の日本語でオーダーを聞いてくるのも
なんだか、味がありました。

その店に入るのは、実は二度目で
前回来たときは、バターチキンカレーを頼んで
おいしかったんだけど、すこーし甘ったるい気がしたので
今回はカレー以外のものをチョイスしようってことになり
トムヤムクンとナシゴレン(インドネシアのチャーハン)
それとジャガイモを皮に包んで揚げたサモサってのを選択しました。

さて、オーダーして注文の料理を待っていると
「サービスデス。」ってなれない日本語で言ってきて
どこかの国のおせんべいみたいなお菓子を2種類持ってきてくれました。
「すごーい。」「気前いいねー」とか言いながら
3人でそれをむしゃむしゃそれを食べながらおしゃべりをしていると
「オマタセシマシタ。」という声とともに
ナシゴレンにトムヤムクンにサモサの到着。
まさに、「ドーン!!」って感じで、ボリューム満点でした。

僕も、娘もそこまでお腹はすいてなかったんだけど
すごくおいしかったので、
三人でむしゃむしゃ、割と夢中に食べていました。

すると2度目のサービスターイム!
よく、インド料理屋さんで出てくるラッシーを3つ
ドン!と、お店のお姉さんがまたまた置いていきました。
「これ頼んでないですよー。」っていうと
「サービスデスー。」ってまたまた言って。

というわけで、当然僕らはお腹いっぱい。
結局サモサとトムヤムクンと一緒に出てきたターメリックライスは食べきれず。
苦しくなってお腹を抱えていると
またもや、あの店員さん。
「モッテカエリマスカ?」だって。
「え、持って帰れるの?」って聞くと
「ハ-イ。」ってにっこり笑ってお皿を下げてくれて
あっという間に、残ったものをお持ち帰り用に包んでくれました。

お会計を済ませて、なんだかお腹も心もいっぱいになって

あーこの感じどこかに似てるなって思って、どこかなぁ…とか考えたら
大学の時に旅をしたモロッコもこんな感じだったなって思いだしました。

やっぱり、インドとかネパールとか
あとは幸せの国って言われるブータンなんかもそうで、
これは僕の勝手な想像だけれども
きっと、物質的には日本のほうがずっと豊かなんだと思う。
でも、あっちの人たちって、きっと物質的な豊かさよりも
心の豊かさを大切にしてるんだな…って気がしました。

だから、今回行った店みたいに
余っちゃうくらいなら、みんなで分けましょ。
みたいな文化が当たり前にあるんだと思うんですよね。
そして、この「みんな」ってホントに「みんな」で
家族や友達、知人とか関係なく
そこら辺の人たちみーんなの「みんな」なんだとなぁ思い
いいよねそういうの。
あーこういうのって素敵だなぁ、ってしみじみ感じたのでした。

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