見出し画像

常連になろう(バル通いの始め方)

間違いなく、スペインの文化の一つであるバル。

そこには朝から晩までひっきりなしに人が訪れ、食事を楽しんだり、お酒を楽しんだり、疲れをいやしたり、会話を楽しんだりする。

そこは、飲食店というものを超えて、人々が集まるコミュニティの場としての魅力があり、また、通い詰めることで帰属意識からくるものなのか、なんとも言えない安心感がある。

そんな場所を作ってみませんか?

そのためにどんなバルを選び、常連となるためにどのようなことをすべきか考えていきたい!

【店選び】

小さなおっさんバル≫有名店、チェーン店

入りやすさから、選んでしまうと、大体が有名店になったり、チェーン店になることが多い。しかし、本当に自分が落ち着けるようなバルに出会うためには小さくて近隣の人が集まるバルに何回も顔を出したほうがいい。

有名店やチェーン店は来店する客が毎日違うところが殆どで、お客同士が絡むことが少ない。また、店員も接客慣れしているため、あまり会話が弾まない。

旅行だから、何回も通うのは無理という人でも、小さいバルの店員は、アジア人で2,3回行くと普通に覚えて、話しかけてくれます。

【会話の始め方】

店や料理について質問≫会話しようとする

スペイン人とはいえど、こちらから会話をしようとすると、会話が続くようなテーマで会話を始めないとなかなか続かない。また、店員は仕事もあるので、忙しいと会話をなかなか出来ない。

しかし、注文するものが決まっていたとしても、この料理は何?とかおすすめがある?とか何が入ってる?と質問する。これがバルでの会話の始め方で一番いいと思う。料理やお店に対しての質問は店員も仕事の一環として答えることができるし、印象にも残りやすい!1回目の入店はこの会話の始め方で決まり。

【座る場所】

カウンター≫テラス≧テーブル

まず、テーブル席。あまり印象に残らない。接客してくれる人も決まっていることが多いので、いろんな方と話せない。客同士の会話も少ない。

次にテラス席。印象には残るかも?テラス席は少し高いのもあるし、接客が丁寧。比較的店員も余裕がある状態で接客してくれるので、会話がテーブル席よりはしやすい。ただ、客同士の会話は難しいし、接客してくれる人も決まっていることが多い!

となったら、カウンターしかない!カウンターは座らずに、立呑の場合も増えるけれど、お店の人との関わりやすさはピカイチ!目の前で料理してる場合、お酒を注いでる場合、気になることが全部聞けて、会話が始めやすい。またウェイターの人も中に入ってきて、オーダーとかを伝えるので、そういった際にいろんな人と会話ができる。お客さんも一人、または少人数で来てる人がカウンターに来るので、客同士の会話も増える。

個人的に一番のおすすめは、ウェイター用のスペースの横!カウンター内やキッチンの人が出来上がった飲み物や料理を起きに来るし、ウェイターの人がそれを取りに来る!お店の人と全員が集まる場所なので、一番印象に残り、みんなと会話できる一番の場所。

【頼む回数】

出来るだけ何回も注文≫まとめて一回で注文

これは単純に、何回も頼むことによって印象に残るし、接する回数が増えることで親しくなる。気を使って、一回にまとめて注文する気遣いはバルでは必要ないかと。

例えば、ビールとタパスとちょっとしたご飯を注文したければ、3回に分けて注文する。まず、ビール。次につまみのタパス。そして、ちょっとしたご飯。頼む人はそのつど違う店員に頼んでもいいし、同じ人に頼んでもいい。仲良くなれそうな人がいたら、その人に集中的に注文するのが常連の近道かも。

【チップ】

最低限レベルを置く>高額を置く≫おかない

スペインのチップは絶対ではありません。でも実際にはおいていくと早く顔を覚えてもらえものです。なのでいいサービスだと思った場所、またここに来てもいいなと思った時には是非チップを。置く場合の金額は場合に寄ります。自分の場合、コーヒーだけだったら20セント、食事をしたら1ユーロくらい、でも本当にその時の気分で決して高額のチップは置きません。

そして最低限のチップでも店員にわかるタイミングで置く事!例えば現金を多めに払ってお釣りをチップでと言ってみたり、店を出て行く時にチップおいてると行ってみたり、自分が置いたアピールは顔を覚えてもらうためには絶対に必要だからやってみてください。

【まとめ】

スペインのバルは常連になればなるほど楽しい場所だと思うので、是非短期間の旅行であっても、そういう場所を作ってみてください。それだけで、旅行自体がもうワンランク楽しく、思い出に残るものになって行くと思います。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?