見出し画像

QCDの観点でマネジメント!


QCDって?

・Quality(品質)
・Cost(コスト)
・Delivery(納期)
上記3つの頭文字を取って「QCD」と言います。
この3つはすべて関連していて、依存関係にあります。
どれもバランス良く達成することが大事です。
が、なかなか簡単にはいかず、どれを最も重要視するかを決めなくてはいけないことがしばしばあります。

全部優先したい

じゃあ、3つ全部を優先したい!
至極まともな意見です。
しかし、これは何も考えていないのと同じです。
3つ全部大事なのは大前提で、その時のプロジェクトの方針や性質を鑑みてどれを優先させるのかを考えなくてはいけません。
例えば…既存のサイトのリニューアルなら「Q(品質)」を優先させる。
年度末に予算を消化するために改修する案件なら「C(コスト)」を優先させる。
緊急度の高い障害が発生した際の対応は「D(納期)」を最も優先させる。
のように決めてあげることでプロジェクト参加メンバーがわかりやすくスムーズに進行できます。
ただし、プロジェクト進行中に状況が変化することも多々あります。
その時々で判断して優先度を変更していくことも必要です。

決めたら文句を言わない!

オーナーやマネージャーが「D(納期)」を優先させたとします。
当然「Q(品質)」・「C(コスト)」は最優先ではないため、バグが多くなったり、見積もりのコストより上がることもあります。
そこに対して文句を言ったり、叩いたりするのは筋違いかもしれません。
自分自身が当初決めた方針に文句を言っているのと同じことです。

どんな仕事でもQCDは大事

よく製造業で耳にする「QCD」ですが、どんな仕事でも大事な観点だと思います。
もっと細かく考えると、自分の1日のうちの1タスクについてもこの観点をもとに考えるのも面白かもしれません。
このタスクは完璧な品質を求められているのか?そこそこの出来栄えですぐに返答したほうが良いのではないか。
残業してまでやることなのか?はたまた、このタスクの成果が売上(利益)に直結するのか?
いつまでに完了させるべきか?などなど…

こんな考えを持ちながら仕事をするのと、ただ目の前のことを何も考えずに仕事しているのは大きな差がでてきそうです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?