コロナが私にくれたものVol.3ーオンラインについてー
なんだかんだVol.3。
今回書くにあたって、Vol.1、Vol.2を読み返してみたのだけど、こういう形の備忘録があるのはやはり内省としてすごくいいな、と、個人的にそう思う。こんなこと考えてたんだ、っていう。まあ要はただの日記だけども。
緊急事態宣言が明けて数日。
個人的には、このまま都内近郊の感染者数が2桁台をキープできるのであればひと安心、というところなのだけれど、ここから果たしてどうなるか。
そんな中でのこの1か月を少し、『Covid-19感染拡大によるオンラインへのライフスタイルシフトが今現在の私にもたらしたもの』として振り返り。
オンラインは、人間関係を可視化した
まず最初はこれに尽きる。
もともと人間関係に長けているほうではない。
わたしは自分のペースを大事にしたいから、相手のペースを押し付けられることに結構過敏なほうだと思う。
いわゆる「普通」を押し付けられるカチンとくるタイプ。
なので、この2か月間のオンライン生活の何が一番よかったかって、
「この状況下にあっても連絡を取りたいヒトって誰なのか」
がとてもスッキリ明確になった。
私がつながりを持っていた人のなかで、
●わざわざSNSをちゃんと確認して
●わざわざオンラインでメッセージのやりとりをして
●なんならzoomとかで顔を合わせて会話を楽しむ
そういう相手がとても明確になった。
いわゆる人間関係の断捨離みたいなものだろうか。
(そういえばGW期間は断捨離をしている友人知人やたら多かった…)
一度クリアになったこの感覚は、きっとこれからも自分の中で変わらずに残り続けると思う。
普通が嫌いで、でも社会で生きるからにはある程度普通に寄せないといけないんだろうなって感じながら生きてきた私にとってのNew Nomal。
つながりたい人とつながりながら、ゆるやかに泳いで、そしてたまに沈みかけて、誰かにささえてもらった2か月。
つながりの維持のためにこんなことをしていたよ。
コミュニティも結局ヒト依存だった
結局なの。
結局のおはなしなんだけど、オンラインもヒト依存、てことは既存のコミュニティもヒトなんだよね、ってことが明確になった。
コロナ前のオンラインの繋がりって、リアルの人間関係と同じで、私にとっては「とりあえず繋がっておくか」「とりあえず参加しておくか」みたいなものだった。
とりあえずの人間関係の温床。
だけど、リアルがスッキリStayHomeモードになっちゃったものだから、SNSも「とりあえず入っておこう」から「とりあえずもう抜けていいや」モードになってしまった。
抜けていいや、だって、ここには私が自粛期間中もつながっていたい人はいない。
あるいは、そういう人とは別の連絡手段がちゃんとある。
→じゃあもうこのコミュニティ参加しなくていいか!
そういうノリで、いくつかのグループから抜けたりもした。
なので、今の私の参加グループは、
●情報収集のため
●つながりのため
のどちらかしか残っていなくて、個人的にはこちらもとてもスッキリした。
逆に、「ヒト」というより「地域」依存「ハコ」依存していたコミュニティで、なかなかイベント参加できなかったもの、こと。
そういうものにホイホイ参加できるようになった。
移動のこと考えなくてよくなったからね!
これも断捨離の法則かもしれないけど、そういう意味で、捨てたグループの分、新しいコミュニティに参加できるようになったりした。
あるいは、構築途中でコロナに遭遇して、瓦解しかけているコミュニティから、親しい人をこちらに手繰り寄せてみたり。
そういう余力が少しづつ出てきた。
多分、ちょっと前は難しかった。
私はめんどうくさがりなので、わざわざ移動してまで何かするほどの気力体力がないから。
でも、オンラインはそういう垣根をたやすく吹き飛ばしてくれるから。
最終的に、オンラインは、自分を拡張してくれた
そんなこんなで、最近は新しい世界に飛び込んだりしている。
オンラインツールはとても有益なツールなので、そこで新しいつながり方を構築するのが楽しくて、ライブ配信に手を染めてみたり笑
染めたら染めたで、その様子を友人がグラレコしてくれたり。
こういうのを見ていると、アウトプットの手法として、文章メインでやってきたけど、グラレコも楽しそうだなぁ、なんて思えるようになってきて。
つい先日からお絵かきに手を出してみたり。
(どうしても文章に頼る癖があるからもうちょっとお絵かきがんばりたい…)
オンラインコミュニケーションの結果、なぜか競馬をたしなむことになったり。
あ、あとついにTRPGを始めました!オンラインで!!
大体隔週で内輪で週末の夜をエンジョイしている。
クトゥルフTRPGの世界をきこりとして飛び回る(まだ死んでない)
など、こういうことをやっていて今日ふと思い出したのが、今年の春先に友人と出かけたダイアログインザダークのこと。
あのとき感じた、視覚がないのがあたりまえの世界。
だから、他の感覚が拡張する世界。
そうして、あたりまえが拡張する世界。
そういう世界に、想定とは違うかたちではあるけれど、私たちはやってきたんだと思う。
この記録自体もひとつの備忘録として、いまの私を残すための記録として。
終わり。
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